いい加減な夜食1(秋川滝美)の書評

豪邸のシャンデリア

ある豪邸でハウスクリーニングの仕事をしていた女性が、事のなりゆきで豪邸の主である「原島俊紀」に夜食を作る事になりました。限られた食材で、いい加減な夜食を作る事によって、物語が急展開していくのです。

谷本佳乃がいい加減な夜食を作る経緯

いい加減な夜食は現実離れしたストーリー

この物語の主人公とも言える女子大学生「谷本佳乃」は、若い時に父母を亡くして経済的に苦しい女性でした。

そのため谷本佳乃は大学三年の夏休みでハウスクリーニングのアルバイトをして生活の糧にしていたのです。谷本佳乃が、原島家の豪邸を深夜にクリーニングしていた時に、豪邸の主である原島俊紀が突然戻ってきました。主が突然戻ってきたので夜食を用意しなくてはいけないのに、深夜の時間帯だったので、料理人達は帰宅していたのです。原島家の使用人はどうしたものかと困っていた姿を見た谷本佳乃が、夜食を作ってみようとしたのです。

いい加減な夜食で雇用契約!?

悪魔のような雇用契約の方法

谷本佳乃は、豪邸の厨房を見渡したら「パッキングされた冷凍ご飯・野菜・粉チーズ・ケチャップ」などがありました。そこで思いついたのが「野菜たっぷりのリゾット」で、リゾットの上には山盛りのチーズをかけていきます。料理を作り終わって、ひと安心な谷本佳乃でしたが、ここで大きな問題が発覚!何とケチャップや粉チーズの賞味期限が5日も過ぎていたのです。

しかし、谷本佳乃は5日ぐらいなら大丈夫だろうと思って、いい加減な夜食を主に提供しました。主は、いい加減な夜食を作った谷本佳乃を強引な手段で「厨房付き料理人補佐(夜食係)」の雇用契約を迫ったのです。なぜ、いい加減な夜食を作ったのに谷本佳乃は雇われる事になったのか?主は何を考えているのか・・・そこが「いい加減な夜食1」の大きな注目ポイントでしょう。

多くの騒動を巻き起こすいい加減な夜食!

いい加減な夜食で展開される恋愛模様

私が、この「いい加減な夜食」を購入したのはタイトルに惹かれたのが大きかったですね。いい加減な料理なんて・・・誰も食べたくないと思うはずなのに、それをあえてタイトルにするとは?そのように考えて、興味がわいて「いい加減な夜食1」を購入して読んでみました。そして、この小説を読んで思ったのは、高級な食材で正しい料理方法だけが素晴らしい料理とは言えない事だと思いました。そして相手に言葉を伝える重要性もよく分かりましたね。

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