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忠臣蔵 5(最終話 討入り 狙うは怨敵・吉良上野介の首でござる!)のDVD

DVD/歴史/邦画

屋敷の中で密かに勧められた計画

長年の苦難に耐えた赤穂浪士達が、ついに吉良邸へ討ち入りを始めようとする所から始まる「忠臣蔵 DVD-BOX」のDisc5の「最終話 討ち入り 狙うは怨敵・吉良上野介の首でござる!」のストーリー・名言・感想を紹介します。

最終話「討入り 狙うは怨敵・吉良上野介の首でござる!」のストーリー

赤穂浪士達が寒い冬の時期でも耐えて来た日々

赤穂浪士「大高源吾(演:石丸謙二郎)」が笹を売っている所を、俳諧の友である「宝井其角(演:高橋長英)」に見られてしまいます。(ネタバレ注意)

土屋主税の予想(起)

大高源吾は恥ずかしがりますが、宝井其角は忠義を貫き他家へ士官しない大高源吾を誉め称えます。宝井其角は、寒そうな身なりをしている大高源吾に羽織を着せます。そして、大高源吾は宝井其角に「明日待たるる、その宝船」と歌って立ち去っていきました。しかし、宝井其角は「土屋主税(演:北大路欣也)」から頂いた羽織を思わず大高源吾に与えてしまった事に気付き、土屋主税にお詫びに行きます。土屋主税は、そちにつかわした羽織じゃ、文句は言わんと伝えます。

土屋主税が、それよりも気になったのが、大高源吾の歌でした。宝井其角は他家へ士官したのかもしれないと言いますが、土屋主税は其角殿には武士の心底(心の奥底)は分かるまいと笑います。そして土屋主税は明日と言えば、14日で内匠頭のご命日じゃとつぶやくのです。土屋主税は14日に宝井其角を雪見酒に誘い、もしかしたら面白いものが見られると言います。実は、土屋主税の屋敷は、吉良邸のすぐ近くにあったのです。

一方で、赤穂浪士達の間では、ある騒動が起きていました。何と討ち入り前日になって「高田郡兵衛(演:山下徹大)」が脱名する事になったのです。高田郡兵衛は、跡継ぎのいない叔父から、しつこく養子になれと言われていたのです。あまりのしつこさに、高田郡兵衛は仇討ちをするから、養子にはなれない事を告げるのです。それを聞いた叔父は激怒して、養子にならなければ仇討ちの事を幕府に伝えると脅してきたのです。高田郡兵衛は、好きで脱名する訳ではないと赤穂浪士達に言いますが、周囲の赤穂浪士達は高田郡兵衛を蔑んだ目で見ます。高田郡兵衛は仲間達から蔑まれた目で見られて、悔しさをあらわにして、立ち去っていくのです。

南部坂雪の別れ(承)

大石内蔵助は、討ち入り前に「瑤泉院(演:櫻井淳子)」の所へ仇討ちをする事を伝えに行きます。それは「千坂兵部(演:夏八木勲)」の読みどおりでした。瑤泉院は、久しぶりに大石内蔵助が訪れてきた事に喜びます。しかし、大石内蔵助は1年待ってもらえるようにと言っておきながら、それ以来何をしなかった事を詫びるのです。しかし、瑤泉院は、数多(あまた)の赤穂浪士を抱えての苦労をねぎらいます。

「戸田局(演:野際陽子)」は、大石内蔵助に大雪の中で訪れてくれた理由を尋ねます。そして、ついに大石内蔵助が瑤泉院に明日仇討ちをする事を伝えようとした時に近くへお茶を運んで来た女性がいました。その女性こそが、千坂兵部が寄越してきた女間者である「梅(演:大家由祐子)」でした。大石内蔵助は、すぐに間者と見抜き、瑤泉院に他家へ士官する事を報告します。戸田局は、数多の赤穂浪士達が艱難辛苦(かんなんしんく)に耐えているのに、主席家老が他家へ士官するのかとなじります。しかし、大石内蔵助は間者に悟られないように、家老職というのはお家あってこそと、心なき言葉で答えるのです。

瑤泉院は、涙を流しそうなになりながら、大石内蔵助に仇を討つ気が無いか!無いと言いやるか!と責め続けます。大石内蔵助は眉間にシワを寄せながら、ございませぬと頭を下げます。そして大石内蔵助は最後に亡き殿のご霊前にご焼香させて下さいと頼みますが、瑤泉院は拒絶します。瑤泉院は今まで、ずっとご霊前に大石内蔵助がいつか殿のご無念を晴らしてくれましょうと言い続けていたと言います。大石内蔵助は、ただの1度だけと懇願しますが、瑤泉院はそれでも拒絶するのです。最後に瑤泉院は大石内蔵助に不義不忠の臣、腰の抜けた犬侍!顔を見るのも嫌じゃと言い放ち、去っていきます。

大石内蔵助はガクリと肩を落としますが、戸田局はお怒りは無理もなき事、とりなしはいたしませぬぞと冷たく言います。そんな戸田局に大石内蔵助は、道中で読んで書いた物を渡して、御前様にご披露下さいと頼みのです。戸田局は、それは風流な事ですことと嫌味を言います。大石内蔵助は最後にご霊前に頭を下げて立ち去って行きますが、女間者の梅はそれが芝居ではないかとにらみつけます。

討ち入り前の準備(転)

赤穂浪士「赤埴源蔵(演:永島敏行)」は仇討ちの前に兄にお別れの挨拶をしようとしますが、兄が留守だったので、足の羽織に向かって別れの挨拶をします。涙ぐんでいた赤埴源蔵を「お杉(演:矢沢心)」に見られて、どこかへ行かれるんですか?と聞きます。赤埴源蔵はちょっと遠い所へ行くと言い、さらに来年の新盆には戻るつもりだと言うと、お杉に縁起の悪い!仏様みたいと嫌がられます。その一方で「小山田庄左衛門(演:高知東生)」は仇討ちに行こうとしますが、小山田庄左衛門の女「お島(演:美保純)」に邪魔をされてしまい、共に生涯の幕を閉じる事になるのです。

赤埴源蔵の兄が帰ってきて、羽織が出ている事に源蔵がしたのかと妻に尋ねます。妻やお杉はうなずきます。そして赤埴源蔵の兄は、お杉に赤埴源蔵に変わった事がないかと尋ねます。お杉は赤埴源蔵が泣いており、新盆には帰ってくると言ってましたと伝えるのです。兄は、弟が仇討ちに行く事を悟ります。

浅野内匠頭のご霊前には、大石内蔵助が戸田局に渡した物が置かれてありましたが、女間者である梅が持ち去ろうとしていました。それを戸田局が見ており、すぐに腰元達を呼び、梅を捕らえるのです。捕まった梅は舌を噛み切り自害します。その梅が手にしていた物を戸田局は、歌を書いた物でないと確信します。戸田局はその物を瑤泉院に見せようとしますが、大石内蔵助に不満を持った瑤泉院は見ようとしません。

そこで戸田局は仇討ちの連判状でございます!と強く訴えるのです。瑤泉院は驚いて、連判状を確認しているなかで、戸田局は先ほどは女間者の目を悟って心にない事を……と言うのです。瑤泉院は知らない事とは言え、浅はかに罵った事を後悔して、大石内蔵助に詫びます。畳の上に広がったのは、赤穂浪士達の名前が連なる連判状でした。

大石内蔵助は集まった赤穂浪士達に、我らは押し込み強盗に類いにあらず、正々堂々と山鹿流の陣太鼓で名乗り上げ申すと言います。手柄の上下もなく、合い言葉は山と川。上杉家やその他の追手が来た場合は全員で踏みとどまり勝負するべき事。もしも吉良上野介を討ち果たせない場合は、一同揃って切腹するべき事。そして、大石内蔵助はおのおのがた、お覚悟はよろしいか?と迫ります。赤穂浪士達がおぉ!と答えるや、大石内蔵助は大きく叫びます。目指すは本所松坂町、狙うは怨敵吉良上野介ただ1人でござる!

討ち入り決行!(結)

瑤泉院がご霊前で祈りを捧げている中、赤穂浪士達が吉良邸にたどり着き、門を壊して、吉良邸へ突入していきます。そして大石内蔵助自ら、太鼓を打ち鳴らしました。その太鼓に上杉家の「小林平八郎(演:春田純一)」や「清水一角(演:松重豊)」が起きて、すぐに臨戦態勢を整えようとします。吉良上野介も起きて、何じゃ騒々しいと言いますが……まさかとつぶやくのです。

赤穂浪士達は次々に吉良邸にいる警護団の者達を次々に切り捨てていきます。激戦が続く中で、大高源吾達が、吉良邸近くにある土屋主税の屋敷に行き、我らの忠義の一念をご憐憫(れんびん)の上、吉良上野介に加勢するのを見合わせて欲しいと願い出ます。土屋主税は見事な心がけ、武士は誰しもそうありたいものと誉め称えます。大高源吾達がお礼を言って立ち去ろうとしたら、奥のほうから宝井其角が現れるのです。宝井其角は、大高源吾にご貴殿の心底、ようやく分かり申したと頭を下げます。大高源吾達が立ち去った後に、土屋主税は、内匠頭はよきご家来衆を持たれたと静かに目を閉じるのです。

上杉家屋敷では「上杉綱憲(榊英雄)」が、父親である吉良上野介を助けようと家来達の反対を押し切り出陣しようとしていました。それを千坂兵部が身体を張って、どうしても行きたくば、この兵部の屍(しかばね)を踏んでお行き下されいと言い放ちます。さすがの上杉綱憲も父上ー!と叫び、出陣を諦めるのです。

吉良邸では、激戦が続き、上杉家の家老「小林平八郎」はついに最後を迎えます。さらに小林平八郎は「堀部安兵衛(演:宇梶剛士)」と激しく斬り合いながら、最後は堀部安兵衛の手にかかります。そして、ついに「岡野金右衛門(演:要潤)」達が、吉良上野介を捕まえます。そこへ「片岡源五右衛門(演:羽場裕一)」が来て、吉良上野介と確信して、岡野金右衛門が笛を拭き始めて赤穂浪士達を集めます。赤穂浪士達が集まる中で、大石内蔵助は浅野内匠頭が最後に使った物を吉良上野介に差し出して、最後を遂げるように言います。しかし吉良上野介は、何を馬鹿な!不埒者めがと言い拒否します。それでも、大石内蔵助が吉良殿!と強く迫ったら吉良上野介はその物を大石内蔵助へ向かって突こうとしました。大石内蔵助はその物を奪い取り、吉良上野介を突き返して吉良上野介は遂に亡くなって、ついに仇を討ったのです!

赤穂浪士達が仇を討った事は江戸中に知れ渡り、町民達は歓喜します。勝田新左衛門の義父は、息子が仇討ちに加わっていた事を知り、狂喜するのです。赤穂浪士達が歩いていく所を江戸の町民達が武士の鑑(かがみ)!と誉め称えます。その町民の中には、吉良邸の絵図面を渡したお艶の姿もありました。

「寺坂吉右衛門(演:梨本謙次郎)」が、瑤泉院に本懐(ほんかい)を遂げた事を告げます。戸田局は武士の誉れと讃えて、瑤泉院は涙を流して喜ぶのです。江戸城では「徳川綱吉(演:津川雅彦)」が「荻生徂徠(演:橋爪功)」に赤穂浪士達を厳罰にする事を伝えます。荻生徂徠は厳罰には反対しないのですが、罪人として罰するのではなく、武士らしく名誉あるお裁きをするように進言します。徳川綱吉は不服ながら、その意見を取り入れます。

元禄16年2月4日に赤穂浪士達は切腹する事が決まりました。大石内蔵助は切腹に向かおうとしますが、その顔は思い残す事が何もない晴れ晴れとした顔だったのです。

最終話「討入り 狙うは怨敵・吉良上野介の首でござる!」の名言

大石内蔵助の辞世の句に登場した月

忠臣蔵の最終話でいくつか名言が出たので紹介します。

瑤泉院の罵詈雑言

瑤泉院が、仇を討つ気がないと言った大石内蔵助に言った言葉です。

 不義不忠の心、腰の抜けた犬侍!顔を見るのも嫌じゃ。

不義とは義理の無い事で、不忠とは忠義心の無い事を言います。犬侍とは武士にとって最悪とも言うべき言葉でしょう。瑤泉院の落胆は、よく理解出来るのですが、そこまで言うなよと思ってしまいます。大石内蔵助の無念はいかばかりだったかと思いますね。

大石内蔵助の辞世の句

 大石内蔵助が切腹をする前に詠んだ辞世の句です。

あら楽し 思いは晴るる 身は捨つる 浮き世の月に かかる雲なし

 

この辞世の句の意味は、大望を遂げて、思い残す事はなく何と楽しい事か。今宵見上げる月に雲がひとつもかかっていないように、私の心は澄み切って満足しているという意味でしょう。恐らく日本の歴史上でこれほど満足した辞世の句は大石内蔵助だけではないでしょうか?ただし、この辞世の句も大石内蔵助本人が詠んだかどうかは疑われています。それでも、これほど大石内蔵助の最後に相応しい言葉ではないでしょう。

最終話「討入り 狙うは怨敵・吉良上野介の首でござる!」の感想

江戸城を激震させた知らせ

忠臣蔵の最終話についての私の感想を紹介します。

瑤泉院のシーン

瑤泉院が、仇討ちの連判状を見る時に出来れば、赤穂浪士の名前を1人ずつ読み上げて欲しかったですね。違う忠臣蔵では、それを読み上げるものがあったんですよね。それは、麻乃佳世さんが瑤泉院役を演じた時でしたね。しかし、毎回思うのは瑤泉院はいつも奇麗な女優さんが演じる所が好きです。それでも、櫻井淳子さんが演じた今回の作品の瑤泉院も迫真の演技で好きですね。

犬公方の決断

このDVDでは紹介されていませんが、赤穂浪士達が切腹されるのと同日に、吉良家がお取り潰しになる事を犬公方である徳川綱吉は決断しています。大石内蔵助は、最後の最後で神君「徳川家康」公が定めた「喧嘩両成敗」が叶った事を喜んだと言われています。その辺りまでしっかりと演じて欲しかったと思いましたね。

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