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永遠の出口(2004年本屋大賞4位)の書評

小説/受賞/本屋大賞

少女が成長していくストーリー

2004年本屋大賞で4位に選ばれた「永遠の出口」は、森絵都先生の作品で、一人の少女が成長していく過程を紹介しながらストーリーが展開されます。そこで、この小説のストーリーや、少女が取った行動の意味を検証します。

「永遠の出口」のストーリー

小学生の女の子が成長していく物語

この物語では、紀子という少女が小学生から大人へ成長していく過程を紹介しながらストーリーが展開されていきます。そして、紀子の人生は決して順風満帆な人生ではありません。

姉から意地悪な事を言われたり、親の躾が厳しかったりして、ついにはぐれて反抗期を迎える事になるのです。そしてトキメク恋をするのですが、その恋によって、恋人を苦しめる事になります。この本を読んでいくと「私にも、そんな時があったなぁ」と感慨深くなってしまうでしょう。そして、そのような体験をしていなくても「気持ちは分かるなぁ」と思う方もいるはずです。この「永遠の出口」のストーリーについて、詳しく知りたい方は下のリンクをクリックして下さい。リンク先には詳しいストーリーや、名言や感想が書かれています。

www.akira-blog.com

同級生の親と衝突

最悪の誕生日会の思い出

紀子は、誕生日会で友達の家まで行ったのに、全くご馳走をして貰えなくて最悪の体験をした事があります。このような事になった経緯は、相手の家が裕福でなかったので、相手の親が突き放すような態度を取った為です。

私は子供の頃に、友達が親から「あの子と遊んじゃいけない」と言われた経験が何度かありました。その理由はテスト前でも平気で遊ぶので「うちの息子が、大事な期間に遊びに誘われたら迷惑だ」と思ったのでしょう。さらに、子供同士の喧嘩に親が口出しをして、その結果そのような事を友達が言われる事もありました。このように、子供の頃は相手の親が乗り出してくる事があった訳です。

その為、紀子が相手の親に不快感を抱くのは、理由が違ってもよく分かるなぁと感じましたね。

 親に対する不満

親のしつけによって起きた反抗期

紀子は、親の厳しい躾(しつけ)が災いして、ぐれてしまいます。私はグレるまで行かなかったのですが、やはり親に対しては強い不満を抱いた事がありましたね。子供の頃に自分だけテレビを取り上げられて、兄は全くとりあげられなかった経験があります。さらに兄の部屋は6畳の部屋だけど、私の部屋は4畳半であからさまな差別のもと育てられました。

だけど、これは誰しも体験する事で、親のしつけに納得出来ない事ってあるのではないでしょうか?もちろん育てて貰えただけでも感謝しなくてはいけないというのは理解しているつもりです。

空回りする大恋愛

大恋愛が空回りしてしまう経験

成長していった紀子は、大恋愛をしていきます。しかし、その大恋愛は思いが強すぎて空回りしてしまうのです。私も体験した事があるのですが、恋愛をする時って、相手の事を考えているつもりでも、その気持ちが相手に伝わらない時がありますよね。

毎日会いたいと思っても、相手にしてみれば友達に会う時間や、自分だけの趣味の時間が欲しいと思う訳ですから。その為、紀子が空回りしてしまう時の寂しさや辛さがよく分かるんですよね。

自分の人生をなぞれるような本

人生をなぞるかのような内容の本が永遠の出口

この「永遠の出口」の本は、少女の成長過程が書いてありますが、それはあなたの人生をなぞる本でもあるのです。このような思い出がありませんか?そんな時あなたはどうしていましたか?そのように訴えかけるように感じてしまう小説なのです。

もしも、あなたが「あの頃に戻りたいな」とか「あの頃に、もっと頑張っていれば」など昔を懐かしむ時があるなら、この本を読んだら思わず微笑んでしまうかもしれません。

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