映画『スノーデン』その正体はスパイ?それとも英雄か?

アメリカの星条旗

アメリカ政府は、世界中の個人情報を監視しているという衝撃的な内部告発をしたのがスノーデンでした。彼はアメリカから告訴されてしまって海外逃亡する事になります。そこで、この映画をまだ見た事がない方のために、ネタをあまりバラさないように、キャスト・ストーリー・見所を紹介しましょう。

『スノーデン』のキャスト

世界を監視するシステム

スノーデンの衝撃的な告発は世界を震撼させました。そしてスノーデン一人を巡って、様々な大国が動き出していきます。そのようなスノーデンの戦いを中心に、ストーリーが展開されていく映画『スノーデン』に出演している一部のキャストを紹介します。

スノーデン(演:ジョセフ・ゴードン=レヴィットさん)

愛国者であったスノーデンは、アメリカ合衆国の平和を守るために、テロの脅威から祖国を助けようと思いました。しかしテロを監視するはずの組織が、思わぬ事まで手を染めている事に驚愕するのです。

リンゼイ・ミルズ(演:シャイリーン・ウッドリーさん)

スノーデンの恋人であるリンゼイは、スノーデンを愛していましたが、責任の重い任務を実行しているスノーデンは、家に帰宅しても、リンゼイと上手くコミュニケーションを取れなくて、たびたび口論します。

グレン・グリーンウォルド(演:ザカリー・クイントさん)

記者であるグレンは、スノーデンが告発しようとするものを記事にしようとしていました。しかし、それは世界最大の組織を敵に回す行為であり、危険をはらんでいました。

パトリック(演:レイキース・リー・スタンフィールドさん)

スノーデンと共に任務を実行していたパトリックは、スノーデンが絶体絶命のピンチに、手を差し伸べる心優しき人物です。

『スノーデン』のストーリー

香港の夜景

愛国心の強いスノーデンは軍の訓練を受けていましたが、足を骨折してしまって、二度と軍隊へ戻れない身体になってしまいました。そしてスノーデンが次に目を付けたのがCIAでした。面接官はスノーデンの性格は平時では不採用だが、今はテロが行われている平時ではない状況なのでスノーデンが必要と判断して採用します。

スノーデンはCIAで任務をこなしながら、プライベートではインターネットで知り合ったリンゼイと付き合うようになっていきます。しかしスノーデンは、少しずつアメリカが影で行なっていた驚愕の事実を知る事になっていくのです。それはFISA(外国情報監視法)とFISA裁判所は憲法を尊重して疑わしい者に令状を発行しますが、秘密裁判所は容疑者に通知しないで事を進めるというのです。さらに秘密裁判所の手続きは簡単で、新聞では報道されないのです。

スノーデンはジュネーブで、個人が公開していない秘密の情報でさえ、検索できるシステムを知る事になります。さらにパソコンのカメラで個人の部屋を覗き見る事さえできて、しだいに不信感を募らせていくのです。そしてアメリカは、日本・ドイツ・メキシコ・オーストラリアなどの監視も実行して、通信システムや物的のインフラを乗っ取った事も知る事になります。

その監視の対象は凄まじく、怪しい人物を監視するだけではなく、怪しい人物が電話をかけていた相手の情報を監視するのです。仮に通話相手が40人いて、3人目になる頃には監視対象者は250万人にも及びます。スノーデンは、テロを未然に防ぐというのは口実で、世界経済を裏から支配しようとしていると危機感を強めます。

そんなスノーデンは自宅に帰る頃にはヘトヘトになってしまい、リンゼイとは上手くいかず口論する事もしばしば起きました。そして、遂にスノーデンは内部告発する事を決意。職場でひそかにメモリーカードのようなもので、監視するプログラムをコピーする事にします。所が、そのメモリーカードを床に落としてまい上官に見られそうになった時に、同僚のパトリックが足で軽く踏みつけて、上官に見られないようにしたのです。

スノーデンはパトリックにお礼を言って、アメリカを去ります。そして香港で複数の記者たちにアメリカが行なっている不法な監視システムを暴露するのです。しかし相手は世界に知られているCIAなので、一歩間違えれば、どのような取り調べを受けるか分かりません。実際に、スノーデンと記者たちがいるホテルにはマスコミが押し寄せていました。

記者たちは早く、この事を報道するように言いますが、本部の動きは遅くスノーデンたちに危機が迫っていました。はたしてスノーデンたちはアメリカの不法な監視システムを世界に公表する事ができるのでしょうか?

『スノーデン』の見所

モスクワの景観

スノーデンは不法な監視システムを世界に向かって内部告発したから、スパイではなく英雄だろうと思う方は多いと思います。しかしスノーデンは香港に落ちのびた後に、モスクワへ移りました。香港は中国であり、モスクワはロシアです。つまりアメリカと様々な分野で衝突している大国という事になります。

これには、スノーデンは中国のスパイではないかと疑う方もいれば、スノーデンは英雄だと主張する方もいます。実際にアメリカが世界を監視していれば、アメリカの同盟国の安全も保証されると主張をする親米派もいるので、この辺りは難しい所です。

ただし、私たちの個人情報が監視されている代わりに平和が保てているというのは紛れもない事実である事を映画『スノーデン』は私たちに訴えかけています。

そして、映画『スノーデン』の大きな見所は若き青年がたった一人で政府が行なっている不法な監視システムを世界に暴露していくまでの葛藤や奮闘が見られる所でしょう。

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