映画『脳男』感情を欠落した男が犯罪者に正義の鉄槌を下す!

脳男は、冷酷なテロリストとして警察に逮捕されますが、実は感情を欠落した人物で、犯罪者たちに正義の鉄槌を下す男だったのです。しかし脳男は、なぜ感情を欠落しているのに、犯罪者の命を奪う事ができるのでしょうか?(ネタバレなし)

『脳男』のキャスト

脳男の少年時代

引用:http://eiga.com/movie/77146/gallery/5/

2013年2月9日に日本で上映された『脳男』は、日本のミステリー映画になります(DVDの収録時間は125分)。

  • 監督:瀧本智行
  • 脚本:真辺克彦&成島出
  • 原作:首藤瓜於

映画『脳男』に出演している一部のキャストを紹介します。

  • 鈴木一郎(演:生田斗真)
  • 鷲谷真梨子/精神科の医師(演:松雪泰子)
  • 茶屋/熱血漢な刑事(演:江口洋介)
  • 志村昭文/精神鑑定を受けた囚人(演:染谷将太)
  • 伊能/脳男を知る人物(演:小澤征悦)
  • 緑川紀子/知的水準の高い女性(演:二階堂ふみ)
  • 水沢ゆりあ/紀子の仲間(演:太田莉菜)

『脳男』のストーリー

茶屋刑事

引用:http://eiga.com/movie/77146/gallery/5/

東京都新では、最近になって次々に爆破テロが行われていました。テレビ番組では、その犯人を捕まえて見せると豪語していた女性がいましたが、その女性も標的に定められていきます。

真梨子の実験(起)

真梨子は精神科の医師として、犯罪者に自分の罪を認めさせるために、被害者の母親が加害者に文句を言わせる実験を行なっていました。所が、この実験では被害者の母親が重度のうつ病になっていたのに、その症状に改善が見られたのです。

本来の目的とは違う結果が出た事に驚きましたが、真梨子はこの事を他の医師たちに発表して、他の患者にも同じように行なってみる価値があると説得します。しかし他の医師たちは「ライオンと兎を同じオリに入れるのか?」と賛同しません。

すっかり落ち込んでしまう真梨子でしたが、気を取り直してバスに乗ろうとしたら、乗る事ができなくて、子供に笑われてしまって「このクソガキ」とつぶやいてしまいます。そうしたら、何と真梨子が乗れなかったバスが爆破されてしまったのです。

鈴木一郎が逮捕(承)

バスにはテロリストを逮捕してみせると豪語していた女性が乗っていました。警察は最近になって、連続爆破事件を起こしている者の犯行と断定します。そして警察が捜査を続けているうちに、遂にテロリストのアジトを見つけ出しました。

茶屋刑事は新米の刑事と一緒にアジトへ乗り込もうとしたら、女性の悲鳴が聞こえたのです。それに驚いて突入しようとしたら爆発が起きてしまい、新米刑事は吹っ飛ばされてしまいます。

仲間は逃げた後でしたが、そこに残された鈴木一郎という男を逮捕する事に成功します。真梨子は、その鈴木一郎の精神鑑定をする事になりましたが、まるで感情がないのに時計がないのに、同じ時間にピッタリとトイレへ行く事に驚いてしまいます。

鈴木一郎の驚くべき過去(転)

真梨子は、鈴木一郎の他にも精神鑑定をした囚人『志村昭文』がいて、その男は出所間近でトラブルを起こしてしまいます。それに真梨子は「怒りたくなる事があっても、こらえなくては」とさとします。

真梨子は、鈴木一郎には何かがあると思って、その過去を調べ始めます。そして鈴木一郎の家庭教師だった男に話を聞いてみたら「知的水準は極めて高いが、トイレへ行くだけでも指示をしないと動けない人物だった」と教えてくれます。

家庭教師は、そんな鈴木一郎に『脳男』という名前を付けました。真梨子は、さらに脳男について調べようとしたら、茶屋刑事から「たいしたもんだ、てめぇの仕事をほっぽりだして、デカの真似をするとはな」と言われて、二人で捜査する事になります。

連続爆破テロの真犯人(結)

二人は鈴木一郎を調べていくうちに、他の家庭教師である伊能という人物から「鈴木一郎の感情は欠落していたが、祖父から英才教育を受けて、犯罪者に正義の鉄槌を下すように教え込まれた」と打ち明けられました。

そんな脳男に興味を示している者は他にもいて、それが脳男と同じように知的水準の高い緑川紀子という女性と、その仲間の水沢ゆりあでした。

茶屋刑事は、脳男が犯罪者にしか正義の鉄槌を下さない事から、連続爆破事件の真犯人は他にいると確信します。それでは、真犯人は誰なのでしょうか?そして脳男は今後も犯罪者たちの命を奪っていくのでしょうか?

『脳男』の主題歌

脳男で登場する女性

引用:http://eiga.com/movie/77146/gallery/4/

脳男の主題歌を担当しているのは、イギリスのロックバンド『クリムゾン・キング』です。この主題歌は、ギター音が鳴り響いて日本語の歌詞ではありませんが、それが得体の知れない脳男の存在をよく表しています。

この主題歌は、クリムゾン・キングが昔に発表した曲なので、脳男のために作られたものではありませんが、脳男の恐ろしい身体能力を表すような重低音が鳴り響いています。

『脳男の豆知識』無感情とサイコパスの関連性

真梨子の苦悩

引用:http://eiga.com/movie/77146/gallery/2/

日本では精神状態に異常が認められる場合には、犯罪を起こしても、すぐに釈放されます。そのため真梨子のように精神鑑定をする必要があります。しかし脳男のように感情が欠落するような事があるのかと言われたら、実はあるのです。

それは脳の構造に何らかの問題があって、感情が欠落している症状です。そして感情が欠落している場合には、サイコパスになってしまうケースがあります。ただし、その関連性には諸説あります。

そのため、脳男のように感情が欠落して犯罪者の命を奪う事は、あながち起こり得るケースなのです。

『脳男』の感想

脳男のシルエット

引用:http://eiga.com/movie/77146/gallery/

正義感あふれる犯罪者『脳男』を中心にして、ストーリーが展開される映画を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

脳男の残念な所

茶屋刑事は正義感あふれる男で、命がけで捕まえた犯罪者が、精神に異常があるという理由だけで、釈放される事について苦々しく感じていました。そのため、茶屋刑事は精神科の医師である真梨子に、喰ってかかるほどでした。

所が、脳男が茶屋刑事と同じように犯罪者に正義の鉄槌を下そうとするのに、それに激しい感情を抱いて、脳男に襲いかかるシーンがあるので、思わず「何で?」と思ってしまいました。

同じような考えを持っているので、刑事とは言え、そこは脳男に襲いかかるのは無理があると思いました。もちろん脳男に襲いかかるには、それなりの理由がありましたが、少し無理な設定だなと感じます。

脳男の見所

生田斗真さんが、無感情な脳男を見事に熱演していて、まるでロボットのように何度も立ち上がるシーンも演じきっていました。

この脳男は、なかなか突っ込み所が満載なミステリー映画ですが、生田斗真さんの演技力の高さによって、その不自然さがだいぶ緩和されています。そのため、この映画の大きな見所は生田斗真の演技力の高さにあります。