『三国志 スリーキングダム 第7話』孫堅の遺体を奪還

船で行軍

孫堅は、劉表の言葉を信じて軍を進めますが、劉表が配置していた伏兵が一斉に弓矢を放って、孫堅は息絶えてしまいます。しかも孫堅の遺体は劉表の手に渡ってしまいますが、そこで若き孫権が父である孫堅の遺体を奪還するために立ち上がるのです。

『第7話 孫堅の死 』のキャスト

劉表の伏兵

孫家を亡き者にしようとした劉表から孫堅の遺体を奪還する事は簡単ではありませんでした。しかし、その難しい任務をわずか9歳の孫権が成し遂げようとする第7話に登場する人物や声優を紹介します。

  • 孫堅(江東)/江東の虎(声:長克巳)
  • 孫策(江東)/孫堅の息子(声:阪口周平)
  • 孫権(江東)/孫策の弟(声:本名陽子)
  • 黄蓋(江東)/孫堅の重臣(声:小山武宏)
  • 劉表(荊州)/荊州の刺史(声:田原アルノ)
  • 蔡瑁(荊州)/劉表の重臣(声:高山春夫)
  • 王允(後漢)/漢王朝の司徒(声:佐々木敏)
  • 貂蝉(後漢)/王允の娘(声:本名陽子)
  • 董卓(西涼)/西涼軍の指揮官(声:福田信昭)
  • 呂布(西涼)/西涼軍の猛将(声:内田夕夜)

『第7話 孫堅の死 』のストーリー

董卓が用意した酒

孫堅は、劉表の言葉を信じて船を進めますが、劉表は伏兵をしのばせて、一斉に弓矢を放ってきたのです。不意を突かれた孫堅の身体には無数の弓矢が突き刺さってしまい重体に陥ってしまいます(西暦192年 峴山けんざんの戦い)。

孫堅軍の怒りの猛反撃(起)

孫堅は瀕死ひんしの状態に陥った上に、船が進めなくなりました。実は、劉表軍は川底に大きな石を沈めておき、船が引っかかるように細工していたのです。孫堅軍は万事休すかと思われた時に、残った孫堅軍が怒りの猛反撃を見せて、孫策が劉表軍へ突撃していきます。

劉表軍の将軍黄祖を捕らえて、姑息な手を使った劉表軍は撃退されます。しかし孫堅の亡骸が残ってしまった船は、主君劉表をそそのかした蔡瑁の手によって、持ち去られてしまいます。

若き孫権が和睦の使者に(承)

孫策は船が奪われて行く事に気付いて、取り返そうとしますが、部下たちから「大所高所からお考え下さい」と諌められます。そして孫権からも「兄上、江東を必ず守れと父はおっしゃっていました」と強く進言するのです。

黄蓋たちは出立の用意ができる事を告げますが、孫策は「父の亡骸なきがらを取り戻していない。母上に何と言えばいいのだ」と力なく答えます。そこで孫権が、捕らえた黄祖と引き換えに和睦の使者にたつ事を進言します。孫策はわずか9歳の弟に任せる事に躊躇ちゅうちょしますが、黄蓋が孫権様なら「必ず成功しますぞ」と進言するので、任せる事にします。

その頃、劉表は蔡瑁の讒言ざんげんに耳を貸した事を後悔し始めていました。そこへ若き孫権が登場して、黄祖を戻して、孫堅の遺体さえ戻してくれるのであれば復讐をしない事を約束します。それを蔡瑁は止めようとしますが、孫権の粘り強い交渉によって、劉表は孫堅の遺体を戻す事にしました。

董卓が用意した恐ろしい酒(転)

長安では、李儒が董卓に孫堅が亡くなった事を報告していました。これに董卓は大喜びします。なぜなら連合の中では、孫堅は優れていた将軍だったからです。所が、そこで李儒が董卓に皇帝になるように進言します。さすがの董卓も当初こそ「それはできん」と辞退しますが、李儒が強く薦めるので、遂に皇帝になる事を決意します。

董卓は皇帝になるための準備として、まず朝廷の百官を呼び寄せる事にしました。そこには王允や張温の姿もありました。張温は董卓を褒め称えていましたが、その時に呂布が董卓に耳打ちをします。それを聞いた董卓は張温を処刑します。実は、張温は袁紹と通じていて、それが発覚してしまったのです。

董卓は、張温の血を酒として大臣たちにふるまって、まずは自分が飲み干して「たまらんほど甘美な酒だ、うまい、うまい酒だ」と満悦感にひたります。そして王允たちに飲むように強要して「王允どの、どうだ?」と聞いたら「おいしゅうございます」と答えたので「では、あと3杯、飲んでもらおう」と言って、3杯の盃を用意させたのです。

王允の企み(結)

王允は自分の屋敷に戻り「けだものだ、私は人ではない、わしは人間ではなくなった」と顔面蒼白になて、嘆き悲しみます。それを娘の貂蝉は心配になって慰めようとしますが、その時に董卓の重臣である呂布がやってきます。

王允は、ついに処罰しにきたのかと覚悟を決めますが、何と呂布は、貂蝉の誕生日という事で贈り物を持参してきたのです。王允は、なぜ呂布が贈り物などを持ってくるのだと不審を抱きますが、呂布が貂蝉に恋している事を察知します。

それに戸惑う王允でしたが、ある事をひらめいたような顔をして、笑い出すのです。そこで貂蝉に「漢室を助けるためだと思って、呂布を好きになってくれ」と頼んできました。その事が、なぜ漢を救う事になるのか戸惑う貂蝉ですが、王允は「これは愉快だ」と笑い出します。はたして王允は何を企んでいるのでしょうか?

『第7話 孫堅の死 』の感想

断崖絶壁で起きた戦

江東の虎と恐れられた孫堅が亡くなって、中原が激しく揺れ動く『第7話 孫堅の死』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

三国志の名言『大所高所』

孫策が、父孫堅の亡骸を取り戻そうとする時に、部下たちから一斉に「大所高所たいしょこうしょから、お考え下さい」と諌められます。この大所高所とは、小さな点にこだわらないで、全体を広く見通すように見る事を指します。

つまり孫策の部下たちは、父の亡骸を取り戻す事にこだわらないで、江東の将来のためを思って行動して下さいと進言した訳です。孫策にとっては、父の亡骸を取り戻す事は小さな点ではありませんが、江東の将来のほうがずっと重要であるという事でしょう。

第7話 孫堅の死の残念な所

劉表は蔡瑁の讒言に耳を貸してしまって、これで仁義のない人物と思われてしまうと後悔し始めて、結局は孫堅の遺体を孫権に渡します。呉のファンである私から言わせたら「お前(劉表)は結局何がしたいんだ?」と思ってしまいました。

しかし因果応報とは、まさにこの事で、後に劉表の一族は魏の曹操に呑み込まれてしまします。最終的に荊州は呉の孫権が掌握する事になるので、歴史の歯車というのは、奇妙なものです。

第7話 孫堅の死の見所

呉の皇帝になる孫権が、9歳という若さで孫堅の遺体を奪還するために奮闘する姿は、第7話の大きな見所です。蔡瑁が邪魔をしようとしても、渾身の力をふりしぼって、劉表を説得する所は感慨深いものがありましたね。

そして董卓が王允たちに、西涼の当時の風習を強要する所は、暴虐な独裁者の顔を見せていて、ストーリーを盛り上げてくれます。ただし、この後はいよいよ王允が一世一代の策を実行に移す事になります。