『三国志スリーキングダム 第12話』荀彧が徐州の争いを予言

両雄並び立たない龍

呂布が、曹操の領土である兗州へ奇襲攻撃をかけた事によって、徐州は危機を脱しました。しかし、呂布は曹操の反撃により、徐州の劉備を頼ります。曹操はすぐに徐州を攻撃しようとしますが、荀彧は「両雄並び立たずと申します」と言って、徐州攻略のための謀略を献策する事になるので、詳しく紹介しましょう。

『第12話 呂布、小沛に留まる』のキャスト

徐州で、劉備と呂布が協力しようとする『第12話 呂布、小沛に留まる』に登場した人物や声優を紹介します。

  • 曹操(兗州)/徐州攻略を再考する奸雄(声:樋浦勉)
  • 曹仁(兗州)/曹操から将として教育される弟(声:手塚秀彰)
  • 荀彧(兗州)/徐州に出撃する事を諌める軍師(声:星野充昭)
  • 劉備(徐州)/徐州を治める事になる君主(声:家中宏)
  • 関羽(徐州)/貂蝉の美貌を憂慮する猛将(声:田中正彦)
  • 張飛(徐州)/呂布を快く思わない猛将(声:天田益男)
  • 趙雲(徐州)/劉備に仕える将軍(演:遊佐浩二)
  • 陶謙(徐州)/徐州を劉備に託す君主(声:伊井篤史)
  • 呂布(西涼)/傲慢な態度を取ろうとする将軍(声:内田夕夜)
  • 陳宮(徐州)/呂布を諌める軍師(声:仲野裕)

『第12話 呂布、小沛に留まる』のストーリー

徐州の城を包囲していた曹操の陣営に、劉備から書簡が送られてきました。曹操は、曹仁に書簡の内容を当ててみろと言われますが、曹仁は「見当も付きません」と言ったので「そんな事もわからんのか。敵のことを知らなくて、軍を統率できるものか」と叱責するのです。

呂布が兗州を奇襲攻撃(起)

曹操は、劉備が最初に機嫌を取って兵を退かせるように言ってきたに違いないと当てますが、書簡の内容は、まさにその通りでした。しかし、曹操は書簡の内容に対して「生意気な、草履売りの分際で。命を下す、城を落としたら徐州の民を皆殺しにせよ。殺害された父上の魂を慰めるのだ」と激怒します。

これに曹仁は「兄上、それは」と諫言しようとしますが「兵士たちに食わせる兵糧がない事ぐらい分かっておるだろう」と言うので、仕方なく曹仁は下がります。そこへ荀彧がやってきて、兗州が呂布に奇襲攻撃された事を知らされます。

曹操は「呂布ふぜいの凡人が、誰の差し金だ!」と激怒したら「呂布に陳宮という軍師がついたようです」と報告したら「そういう事か、黒幕は公台(陳宮)であったか」と苦笑いをします。

曹操軍が徐州より撤退(承)

曹操は、劉備との講和を受け入れる振りをして、徐州より撤退します。これに徐州の城内では多くの重臣たちが歓喜します。そこで陶謙は、徐州を救ってくれた劉備に、徐州を任せようとしますが、劉備は固辞します。仕方なく、陶謙は小沛に留まるように頼み込んだので、劉備はこれを承知しました。

所が、その日の夜に陶謙の病は重くなって、劉備を寝所まで呼び寄せて「貴殿は名声を重んじるお方だ、火事場泥棒をしたくない気持ちはよく分かる。しかし徐州の事を頼む」と懇願するので、さすがの劉備もこれを引き受ける事にしました。それを聞いた陶謙は安心するかのように、息を引き取ったのです。

劉備が、陶謙の葬儀を行おうとしたら、呂布軍が徐州の城までやってきます。徐州兵は騒然としますが、呂布から書簡が送られてきて、曹操に追われたのでかくまって欲しい事が分かったのです。関羽や張飛は信義に欠ける呂布をかくまう事を反対しますが、劉備は「曹操から徐州を守るには呂布の力が必要だ」と言って呂布を受け入れます。

荀彧の冷静な献策(転)

呂布を受け入れる事にした劉備ですが、張飛は「あんな奴に会うものか、ワシは知らんぞ」と言って立ち去ります。劉備は酒宴に呂布を招き入れますが、酒に酔った呂布は劉備と対等な立場で喋り出したので、陳宮から諌められます。これには呂布も聞き入れて、陳宮と呂布は共に、劉備に謝罪するのです。

兗州では、曹操が荀彧に「この数ヶ月というもの、我が軍は兗州と徐州を行ったり来たりして血まみれの戦を続けてきた。散々、兵糧と金を使い果たしたのに、劉備は何をするでもなく徐州6群を手に入れおった。あ奴は忠義づらをして、実は腹黒い」と愚痴をこぼすので、荀彧も「劉備は君主のたたずまいながら、誠実さは見せかけ」と同意します。

そこで曹操は、劉備を殲滅せんめつして徐州を攻め取ると言い出しますが、荀彧は「我らが攻めれば、呂布と劉備は一致団結します。両雄並び立たずと申します、このまま時を待って、二人が争い始めるのを待つのです」と忠言するので、曹操はそれに納得します。

荀彧の読みは的中(結)

徐州では、呂布が劉備を酒宴に招こうとして、そこには絶世の美女である貂蝉もいました。劉備はその美しさに驚いてしまいます。所が、この動きを心配した関羽が、張飛に「呂布が兄者を酒宴に招いたのだが、そこには絶世の美女である貂蝉もいる」と言ったので、張飛は女をダシに使って、何かを企んでいるなと怒り心頭に発しました。

張飛は酒宴に乱入して、武器を投げ入れて呂布を侮辱してしまうので、劉備は張飛を下がらせます。呂布は徐州から出ようとしますが、劉備が頭を下げて「小沛に駐留されてはいかがか」と言ったので、陳宮は「結構なお話です、玄徳殿にお礼を」と言った所で、貂蝉から目で促されるので、呂布は「感謝致します」と言います。

張飛は呂布が小沛に向かう姿を見て大笑いしますが、劉備は曹操が全く動こうとしない事を不気味に感じて憂慮していました。その頃、曹操の陣営では長安より密使が手紙を届けていて、荀彧は手紙を見せてもらい「天よ」と言うので、曹仁は「何があったのですか?」と知りたがります。はたして手紙には何が書かれていたのでしょうか?

『第12話 呂布、小沛に留まる』の感想

曹操陣営の名軍師である荀彧が、曹操に徐州を取らせるための冷静な献策をする『第12話 呂布、小沛に留まる』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

三国志の名言『両雄、並び立たず』

劉備が何もしないで徐州を統治する事になり、それに曹操は激怒して、徐州へ進撃しようとします。しかし荀彧は「両雄、並び立たず」と言って、必ず呂布と劉備は争い始めるに違いないと読んで、その読みは的中して、劉備と呂布の間では波風が立ち始めました。

このように英雄同士は互いに協力し合う事が困難である事は、歴史上ではよくある話です。かつて、漢楚の戦いでは劉邦が項羽と講和しようとしたら、陳平から「両雄、並び立たずと申します」と諌められて、項羽の楚軍を追撃するように進言された事があったほどです。

『第12話 呂布、小沛に留まる』の残念な所

曹操が呂布を撃退する話が出てきますが、その部分を全てカットされていました。その省略の仕方には唖然とさせられます。どうも「この三国志スリーキングダムは、劉備と関係する戦でなければ、省略する事が多いなぁ」と思ってしまい、その所が少し残念ですね。

『第12話 呂布、小沛に留まる』の見所

感情的になった曹操が徐州を攻め取ろうとした時に、荀彧が冷静に献策をして曹操を諌めるシーンがありましが「このような名軍師がいるから曹操は領土拡大を早められたのだな」と思わず感心してしまいます。

三国志の名軍師と言えば、多くの方は諸葛孔明をイメージするかもしれませんが、三国志に詳しい方であれば、この荀彧の貢献度の大きさがよく分かるでしょう。このように、荀彧の企みによって、少しずつ劉備が追い詰められていくのは第12話の大きな見所となっています。