『三国志スリーキングダム 第13話』曹操の罠にはまる献帝

曹操は、天子が苦境に立たされて、助けを求めてきた事を知ったら、いち早く天子の救出に動きます。しかし、天子の救出は表向きで、天下を牛耳るための布石だったのです。そして、曹操は天子を操り始めて、諸侯を翻弄する事になるので、詳しく紹介しましょう。

『第13話 曹操、皇帝を傀儡とす』のキャスト

曹操は献帝を傀儡かいらいにして、諸侯を翻弄していく『第13話 曹操、皇帝を傀儡とす』に登場する人物と声優を紹介します。

  • 曹操(兗州)/天子を救出する奸雄(声:樋浦勉)
  • 曹仁(兗州)/曹操に従う将軍(声:手塚秀彰)
  • 荀彧(兗州)/徐州攻略の策を進言する軍師(声:星野充昭)
  • 献帝(後漢)/漢王朝の皇帝(声:須藤翔)
  • 董承(後漢)/献帝に従う重臣(声:岡哲也)
  • 袁紹(冀州)/公孫瓚討伐を目論む大将軍(声:菅生隆之)
  • 許攸(冀州)/袁紹に天子の救出を進言する軍師(声:池田ヒトシ)
  • 田豊(冀州)/袁紹に公孫瓚討伐を進言する軍師(声:佳月大人)
  • 劉備(徐州)/密書を渡される徐州牧(声:家中宏)

『第13話 曹操、皇帝を傀儡とす』のストーリー

曹操の陣営に着いた密使の手紙には、献帝が李傕と郭汜の争いから救って欲しいと書かれていました。曹操は、これを千載一遇の好機と考えて、諸侯の中で最も素早く動こうとするのです。

曹操の電光石火の速さ(起)

長安では、李傕と郭汜が争うようになってしまい、都は火の海となって、血の河が流れていました。そのため、献帝は粗末な食べ物しか口にできず、百官の命も危機に瀕していたのです。密使の手紙でそれを知った曹操は「これほどの好機、またとないぞ」と言い切って、曹仁は「どこが好機なのです?」と尋ねてしまいます。

荀彧は「(天子のいる場所まで)兗州からは500里足らず、天子をお助け申せば、天子は主君の手の中」と言って、曹操は「天子の名の下、諸侯に命じ、天下を我が手に!」と野望を打ち明けます。あくまでも曹操は、天子を助けるのは表向きで、献帝を道具として利用しようとしていたのです。

献帝の詔勅は冀州にも届けられていましたが、優柔不断の袁紹はどうするべきか悩んでいました。そこで、軍師の許攸は天子を助けて諸侯に号令をかけるべきと主張しますが、もう一人の軍師である田豊が、漢王朝はすでに終わっているようなものと嘲笑あざけわらって、それよりも公孫瓚を討伐して、并州へいしゅうや幽州を取るべきと進言します。

献帝救出に動いたのは曹操だけ(承)

優柔不断の袁紹でしたが、田豊の「天子を助けたら、主君が二人になる事を意味します」と言われてしまって、公孫瓚討伐を優先します。これに、許攸は帰り道で「浅はかな主君に、先を読めない臣下。どうして生きている皇帝を欲しがろうとしないのか。主人は凡庸。臣下は口が上手いだけだ」と失望します。

曹操軍は、一昼夜で500里も進軍していましたが、荀彧からの知らせで袁紹は動いていない事を知ったら、曹操は「これほど愚かだったとはな」と笑い飛ばします。しかし、皇帝が乗っていた馬車の跡を曹仁が発見しますが、それは通過してから、だいぶ経っていたようでした。

そこで、曹操は休む事もなく、急いで天子を救出するために進軍します。洛陽では天子たちが、荒れ果てた宮殿に戻っていました。百官たちは「陛下、ようやく戻ってこれましたね」と励まします。しかし、腹を空かした献帝は、そのみじめさに絶望するばかりでした。

曹操が献帝に拝謁(転)

献帝のもとへ、西から大軍が現れた事を知らされます。これに献帝は「どうすればいいのだ」とうろたえますが、董承は先祖に助けを求めるばかりで何も対抗策がありませんでした。所が、西から現れた大軍が、李傕や郭汜ではなく、曹操である事が分かります。

董承は洛陽から近くにいる袁紹ではなく、曹操である事に驚いてしまいます。しかし、董承は「遠路はるばる到着するとは、まさしく苦難に陥った時こそ、誰が忠臣か分かるというものです」と進言します。荀彧は、献帝が腹を空かしている事を予想して、曹操に肉の汁ものを用意したほうが良い事を進言します。

曹操は天子に拝謁した時には、何度も頭を下げて、天子は「まさしく忠臣ぞ」と感激します。さらに曹操は、天子や百官のために、肉を献上します。腹を空かしていた献帝や百官は急いで肉をむさぼります。それから曹操は、献帝たちに50万もの大軍を見せます。献帝は「そちは董卓より、はるかに優れておるな」と驚愕。

曹操によって傀儡になる献帝(結)

曹操は、献帝に「洛陽は使いものにならないので、許に遷都するべき」と上奏します。これに百官は「それでは曹操の手の内に入りますぞ」と反対しますが、曹操の合図で、曹仁が剣を天にかざします。それによって大軍が「おう!おう!おう!」と声をあげます。

さらに曹操は「ごらんください、許にいれば、勇猛な青洲兵に守られて安泰ですぞ」と言って、献帝は肩をガックリと落として、上奏を認めます。これにより大軍が「万歳!万歳!万々歳!」と声をあげます。献帝は曹操から離れた時に、董承に「朕は狼の巣から抜け出し、虎の穴に入ってしまった」と愚痴をこぼします。

曹操は、献帝を傀儡にして、諸侯へ詔を発します。袁紹は大将軍に任命されますが、曹操の名の下だったのは明白でした。袁紹は曹操が絶大な権力を手に入れた事を知って、早く献帝を救うべきだったと怒りに燃えます。さらに曹操は、荀彧の策によって、劉備に駆虎呑狼の計をしかけますが、劉備はこの危機を乗り越えられるのでしょうか?

『第13話 曹操、皇帝を傀儡とす』の感想

曹操が献帝を道具に利用しようとする『第13話 曹操、皇帝を傀儡とす』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

三国志の名言『駆虎呑狼の計』

曹操は、献帝を手中に納める事に成功しても、1日でも早く徐州を攻略したがっていました。そこで、荀彧は『駆虎呑狼の計』を献策します。この策は、虎を豹に攻撃させて、虎の穴を留守にした所で、狼に虎の穴を襲わせようとするものです。

つまり、劉備に袁術を攻撃させて、徐州が留守になった所で、呂布に攻撃をさせるという策でした。この策が成功すれば、劉備と呂布が戦い合うだけではなく、袁術の戦力も消耗させる事ができます。

曹操は、荀彧の策を気に入って、皇帝の名の下で、劉備に袁術を攻撃するように仕向けます。さらに袁術には、劉備が袁術の領土を狙っている事を告げるのです。

『第13話 曹操、皇帝を傀儡とす』の残念な所

曹操が、許へ遷都するように上奏して、許は許都と呼ばれるようになります。しかし、その上奏に百官たちは反対しますが、曹操の目の前で聞こえるように声をあげるので、それはありえないのではないかと少し思いました。

実際にあったのかどうかは分かりませんが、50万もの大軍を集めている曹操に聞こえるように反対するのは危険がありすぎます。そのため、少し違和感を抱かせるような演出になったのは残念でしたね。

『第13話 曹操、皇帝を傀儡とす』の見所

献帝は、最初は曹操を忠臣と認めていましたが、それは表向きで自分を道具として利用しようとする事に気付いて、ガックリとくるのは第13話の大きな見所です。李傕と郭汜から救出されて、感激している所から絶望する表情へ切り替わるのは、まさに天国と地獄で「つくづく可哀想な皇帝だなぁ」と同情を禁じ得ません。

それにしても、皇帝を傀儡にする所をみたら、やはり曹操孟徳と織田信長は似ているなぁと思いますね。織田信長も足利将軍を傀儡にして、天下に号令をかけようとしましたから。さらに包囲網を打ち破っていくのも、酷似しているのが面白いですね。

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