『三国志スリーキングダム 第14話』張飛の大失態

曹操の策略にかかった劉備は、袁術討伐のために出兵します。しかし、留守を任された張飛が、酒に酔ってしまい大失態を演じてしまうのです。その時に、空き家同然になった徐州城を狙う狼が動き始めるので、詳しく紹介しましょう。

『第14話 呂布の裏切り』のキャスト

徐州城の留守を任された張飛と、小沛しょうはいにいる呂布が争い始める『第14話 呂布の裏切り』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

  • 劉備(徐州)/袁術討伐に向かう徐州牧(声:家中宏)
  • 関羽(徐州)/劉備に従う義弟(声:田中正彦)
  • 張飛(徐州)/徐州の留守を任される将軍(声:天田益男)
  • 趙雲(徐州)/劉備に援軍要請を頼まれる将軍(演:遊佐浩二)
  • 呂布(小沛)/留守になった張飛と争う将軍(声:内田夕夜)
  • 陳宮(小沛)/呂布の軍師(声:仲野裕)
  • 袁術(南陽)/劉備と呂布を仲違いさせる奸賊(声:辻親八)

『第14話 呂布の裏切り』のストーリー

徐州では、劉備が徐州牧に任命された上に、南陽の袁術を討伐するように、皇帝からの使者に言い渡されます。関羽は曹操のはかりごとなので、徐州牧だけを引き受けて戦の準備をするだけにしましょうと進言しますが、劉備は自分の都合の良いように解釈するのは臣下の道に外れると言いますが、これが徐州を破滅へ導く1歩目となるのです。

留守を任される張飛(起)

劉備は、関羽や趙雲が戦に必要と考えていたので、そこで張飛が徐州を守る役目を務める事を願い出ます。そこで、劉備は張飛に3つの決め事を約束させます。

  1. 酒を飲まぬ事
  2. 腹を立てぬ事
  3. 兵士に乱暴せぬ事

その頃、袁術は曹操から「劉備が皇帝に南陽の袁術を討伐すべし」と上奏した事を知らされます。袁術の部下は「すぐさま滅ぼしましょう」と主張しますが、袁術の軍師は「曹操と劉備は折り合いが悪いので、主君(袁術)に劉備を討たせようとして、漁夫の利を得ようとしているのです」と忠言します。

袁術は「それでは、自分はどうするべきか」と悩みますが、徐州を欲しがっていたので、軍師は呂布に徐州城を攻撃させるように計略をしかけるべきと進言したのです。袁術は、その計略を気に入って、行動に移していきます。

劉備の憂慮は呂布(承)

張飛は、劉備との約束を守れるように3つの決め事を、部下に掛け軸をかけさせます。所が、張飛は早くも酒を飲もうとしたのです。その頃、劉備たちは南陽へ進撃していきましたが、関羽は「張飛は留守を守れるでしょうか?」と心配していました。しかし劉備は「それよりも、呂布と陳宮が兵を集めている事が心配だ」と憂慮していたのです。

劉備の憂慮を知った関羽は「呂布は飢えた虎のようなもの、徐州から追い出すべきでしょう」と進言しますが、劉備は「私は仁義を重んじる」と却下します。小沛では、呂布が陳宮に「袁術が絹の織物2,000反と金1万両をくれる上に援軍を寄こすと言ってきた」と教えます。

しかし、陳宮は「徐州城の守りは堅い上に、関羽・張飛・趙雲など呂布殿に劣らぬ猛者が揃っています」と、しばらく様子を見るように進言しました。それに少し苛立いらだつつ呂布ですが、その進言を聞き入れる事にします。

約束事を破る張飛(転)

張飛は部下たちと大いに酒を飲んでいて、曹豹にも酒を飲ませようとします。しかし曹豹は下戸だったので「私の従兄弟(呂布)に免じてお許し下さい、呂布と劉備殿は兄弟同然です」と酒を断りました。しかし、張飛は「呂布と兄者(劉備)が兄弟な訳ないだろう!」と激怒して、曹豹を槍で叩き始めます。

曹豹は槍で叩かれるので許しを乞おうとしますが、張飛は「お見事ですと言わんか!呂布の野郎ですと言え」と言いながら槍で叩き続けたのです。そこで曹豹は槍に叩かれながら「お見事です、呂布の野郎です」と言うしかありませんでした。そこで、曹豹は泣きながら、事の経緯を呂布に教えたら、呂布は「張飛の奴め!」と大激怒します。

しかし、陳宮は「なぜ張飛は酒を飲むように強要したのだ?」と聞いたら、曹豹は「劉備が袁術を討伐するために、張飛が酒でしくじらないように禁酒を命じたのです」と教えます。これに呂布と陳宮は、徐州城に張飛しかいない事を初めて知ります。そこで陳宮は、曹豹に城へ戻らせて、城内から内応するように命じます。

張飛の失態で徐州城が陥落(結)

夜陰に乗じて、呂布軍は徐州城に迫り、陳宮は「虚勢をはるとはこの事」と笑います。そして呂布が合図を送り、曹豹は西門を開けて、呂布軍は一気に侵入しました。しかし張飛は酒に酔ってしまい、退却するしかありませんでした。陳宮は、張飛が劉備との3つの約束事を書いた掛け軸を見て、満悦感にひたります。

陳宮は「張飛は可愛い奴だなぁ。わずか一杯の酒で、全ての軍令を破って城を明け渡すとはなぁ」と嘲笑あざけわらい、呂布や臣下たちは大笑いします。劉備のもとでは、張飛が義兄の奥方も置いて逃げた事を恥じて自決しようとしますが、劉備はそれを止めます。そして劉備たちは呂布のもとへ行き、小沛に駐屯させてもらえるように頼み込むのです。

さすがの呂布もその願いを聞き入れます。所が、袁術は呂布に兵糧20万石を与える代わりに劉備を助けないように約束を取り付けるのです。そして袁術の大軍が押し寄せてきたので、劉備は趙雲に、呂布に援軍を出すようにと使者を任せます。はたして、呂布は援軍を出してくれるのでしょうか?

『第14話 呂布の裏切り』の感想

張飛の大失態で徐州城を陥落させてしまった『第14話 呂布の裏切り』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

三国志の名言『大事の前の小事』

袁術は、軍師から物を出し惜しみする事に、大事の前に小人になってしまう事を諌められます。このように中国では『大事の前の小事』という名言があって、大事を成すためには小事に構っていられないという考え方があります。つまり、大いなる目標を達成するためには、小さな犠牲を惜しんではいけないという事です。

これは現代でも通じるものがあって、自分の夢を叶えるためには、努力や出費を惜しんではいけない事が分かるでしょう。

第14話 呂布の裏切りの残念な所

張飛の横暴さは、見ていて逆に引いてしまいました。これが、実際にどこまで本当かわかりませんが、もう少し抑えめに演じても良かったのではないかと思いました。実際に、張飛と曹豹が喧嘩をした理由は、正式には分かっていません。そして、三国志演義で脚色されて、張飛が酒に酔って、曹豹を叩い事になっています。

そのため、真実が分からないのに、そこまで張飛を悪者にするのも少し気の毒かなと思いました。ただし、これが本当であれば、呂布でなくても徐州城を攻撃するのも無理はないですね。

第14話 呂布の裏切りの見所

陳宮が、張飛が劉備との約束事を書かせた掛け軸を見て「張飛は可愛い奴だなぁ」と嘲笑う所は、第14話の大きな見所です。見事に徐州城を攻略した陳宮が、大失態を演じた張飛を馬鹿にするのは、張飛がいかに大きな失態を演じたか雄弁に物語ってくれます。

張飛は泣きながら劉備の陣に座り込んでしまう所も、後に魏の名将『張郃』と互角以上に戦った蜀の名将へ成長する貴重な経験となるのです。

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