『三国志スリーキングダム 第15話』呂布の狙いとは?

弓矢の的

袁術は、呂布が劉備を助けないという約束をしたので、紀霊将軍に出兵を命じます。5万もの大軍を率いた紀霊将軍は、小沛に迫ります。そこで、劉備は呂布に援軍を要請したら、なぜか呂布は紀霊と劉備を宴に招いたのです。はたして、呂布は何を考えているのでしょうか?

『第15話 轅門に戟を射る』のキャスト

呂布が、紀霊と劉備の戦いを仲介するために、ある秘策を実行しようとする『第15話 轅門に戟を射る』に登場する人物と声優を紹介しましょう。

  • 劉備(小沛)/呂布に援軍を要請する元徐州牧(声:家中宏)
  • 関羽(小沛)/劉備に従う義弟(声:田中正彦)
  • 張飛(小沛)/義兄が心配で劉備に従軍(声:天田益男)
  • 趙雲(小沛)/劉備の使者として呂布に向かう将軍(演:遊佐浩二)
  • 呂布(徐州)/策を講じる将軍(声:内田夕夜)
  • 陳宮(徐州)/呂布の軍師(声:仲野裕)
  • 袁術(南陽)/皇帝に即位しようとする奸賊(声:辻親八)
  • 紀霊(南陽)/袁術の命で小沛へ出撃する将軍(声:岡哲也)
  • 孫策(南陽)/玉璽を利用する小覇王(声:阪口周平)
  • 黄蓋(南陽)/孫策に忠言する重臣(声:小山武宏)
  • 程普(南陽)/孫堅の時から使える重臣(声:里卓哉)
  • 韓当(南陽)/孫策に仕える重臣(声:鈴森勘司)
  • 周瑜(呉)/孫策の親友であり義兄弟(声:小山力也)
  • 袁紹(冀州)/袁術の暴挙に憤慨する冀州の統治者(声:菅生隆之)
  • 許攸(冀州)/袁紹の怒りを鎮める軍師(声:池田ヒトシ)
  • 郭図(冀州)/袁紹に進むべき道を進言する軍師(声:高山春夫)
  • 田豊(冀州)/袁術の暴挙を指摘する軍師(声:佳月大人) 
  • 曹操(兗州)/袁術について大笑いする奸雄(声:樋浦勉)
  • 荀彧(兗州)/曹操に袁術が即位した日を伝える軍師(声:星野充昭)

『第15話 轅門に戟を射る』のストーリー

袁術軍の大将として紀霊が5万もの大軍で押し寄せてきたので、劉備の使いとして、趙雲が呂布に援軍を要請します。しかし呂布は、徐州が攻撃されているという事で、動こうとしないので、陳宮に「小沛が陥落すれば、わが徐州の城壁は崩れたも同然」と言って、力づくで出兵を促すので、仕方なく呂布は出兵する事にしました。

紀霊と劉備を招く呂布(起)

趙雲が小沛に戻って、劉備に「呂布は出兵しましたが、宴に招きたいと言っていました」と報告。それに張飛や関羽は、袁術に寝返って、命を狙っているのではないかと疑います。しかし、劉備は「呂布は私の命を奪いはしない」と言って、宴に向かいます。所が、それを心配した張飛が強引についてきます。

宴には、なぜか呂布だけではなく、紀霊までいる事に劉備たちは驚きます。そこで、呂布は劉備と紀霊と共に乾杯する事にします。紀霊は「将軍(呂布)は、私の命を奪うおつもりで?」と聞いたら、呂布はそれを否定。そこで紀霊は「では、この賊(劉備)ですか」と尋ねたら、張飛が激怒します。劉備は「命を奪うつもりがないなら、紀霊将軍と決戦させてください」と願い出ます。

呂布が、両将軍を仲介(承)

劉備と紀霊は戦いたがっていましたが、呂布は両将軍の戦を辞めさせようとしていました。そして呂布は、紀霊に「どれほど重い弓を扱う事ができる?」と尋ねます。紀霊は「500金の弓で、50歩以内で、その胸を射抜いてみせましょう」と言います。次に張飛に聞いてみたら「ふふふん、800金の弓で80歩だ!それなら、その鎧を射抜いてみせる」と豪語。

呂布は、よろしいと言って、部下に方天画戟ほうてんがげきという武器を外に立てかけさせます。そして、呂布は「御一同よろしいか。あそこまで120歩ある。あの枝つばを射抜けなかったら和睦なさるがいい」と言い放ちます。紀霊は『当たるはずがない』と思い、劉備は『ここまできたら天命に任せよう』と心の中で祈ります。

そうしたら、呂布が弓に力を入れて、よく狙いを定めたら、見事に120歩も離れた枝つばを射抜きました。これに紀霊は必死に怒りをこらえて退却します。それを袁術に報告したら「三つの家の奴隷め、忌々いまいましい奴だ。儂から兵糧20万石を受け取っておきながら」と怒りに燃えて出兵を命じます。

孫策と周瑜の再会(転)

袁術の軍師は、現時点で徐州を攻めたら、呂布と劉備が団結する事を説きます。そこへ孫策がやってきて、命令通りに城を落とした事を報告します。それに喜ぶ袁術ですが、孫策は父の命日なので墓参りを願い出ました。その願いは聞き届けられますが、陣を出ようとする孫策に、黄蓋は袁術に従うのですかと、忠言されます。

孫策は「袁術は父と呼べるものではない」と言って、黄蓋を安心させます。しかし、父 孫堅の墓前に着いたら、孫策は「父が亡くなった後に諸侯から屈辱を受けて、兵は散り散りになったので、袁術を頼りました。お許しください」と頭を下げます。

そこへ周瑜が現れて、孫策の隣に剣を突き刺して「剣を抜かずに、業を成さねば父上に申し訳が立たぬ」と一喝。二人は剣で斬り合いますが、周瑜は「そなたを追って800里も駆けてきた」と言って、二人は再会を喜び合います。それから二人は酒を飲んで、周瑜は土地を全て売り払った軍資金で、共に大業を成すと言い切りました。

呉の建国へ始動(結)

周瑜は「玉璽を差し出して、袁術から離れたほうが良い」と言いますが「簡単に言うな、玉璽のせいで父が亡くなった」と力なく答えます。しかし周瑜は「あれはただの石だ、男なら剣で天下を取れ」と言ったら「孫権も同じ事を言っていた」と答えて、周瑜は孫権の見識の高さに感心します。

孫策は、陣に戻り袁術に玉璽を差し出して、孫堅四天王である程普・黄蓋・韓当・祖茂たちを引き連れていく事を願い出ます。玉璽を手にした喜びに袁術はそれを叶えますが、軍師は渋い顔をするのです。孫策は、重臣たちに「すぐさま、家族を引き連れて出発させろ」と言って、袁術の気が変わらないうちに孫策たちは陣から離れていきました。

袁術に従う百官たちが皇帝になるように進言しますが、軍師だけが「多くの敵を作るだけです」と反対します。しかし袁術は、西暦197年に寿春で皇帝に即位。それを知った袁紹は激怒します。しかし曹操だけは「5月1日に愚か者が這い出した」と大笑いします。はたして、曹操が上機嫌になった理由とは、何なのでしょうか?

『第15話 轅門に戟を射る』の感想

呂布が、轅門えんもん(陣営の門)にげき(ほこ)を立てかけて、弓矢で射抜こうとする『第15話 轅門に戟を射る』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

三国志の名言『杞憂』

孫策が、父の墓前で自分のみじめな人生を懺悔ざんげして、何も行動に移ろうとしない所で、周瑜が「杞憂となる」と忠言します。この杞憂とは、頭を悩ませる必要がない事について、心配する事を言います。

この語源は、中国の周時代に『杞』という国の人が「天が落ちてくるかもしれない」と憂えるようになってから、周囲から「そんな事を心配する必要がないのに」と思われた事によって『杞憂』と呼ばれるようになりました(憂えるとは悪い状態になるのではないかと心配する事)。

『第15話 轅門に戟を射る』の残念な所

三国志スリーキングダムでは、曹操・孫策・劉備・袁紹などの陣営では、どの部下が忠言をするのか、丁寧に描かれています。しかし、なぜか袁術の配下で名前が出るのは、紀霊だけです。この辺りは、少し袁術の陣営だけは手を抜いているのではないかと思ってしまい、残念な所ですね。

『第15話 轅門に戟を射る』の見所

呉のファンの私としては、ついに成長した孫策が周瑜と対面する所は、大いに満足できる所でした。孫堅の戦死によって、孫家は一気に衰退の一途を辿りますが、いよいよ呉の建国へ動き出すので、呉のファンの人たちにとっては、第15話は見所が多いです。

そして、袁術が皇帝に即位しようとする所では、この人物の愚かしさを俳優の方が熱演している所も大きな見所になっています。