映画『歓びのトスカーナ』精神病の女性同士がつかんだ幸せ!

歓びのトスカーナは、診療施設にいた精神病患者のベアトリーチェとドナテッラが、狂気の狭間で友情を育んでいきます。そして診療施設から抜け出して、お互いの幸せをつかもうとするので、詳しく紹介しましょう。

『歓びのトスカーナ』のキャスト

微笑むベアトリーチェ

引用:http://eiga.com/movie/86742/gallery/5/

イタリア・フランスの合作映画『歓びのトスカーナ』は、2016年に日本で上映されました。そして、DVDの収録時間は116分になります。 

監督&脚本

歓びのトスカーナを製作したパオロ・ヴィルズィ監督は、今まで様々な作品を製作してきました。その中でも『人間の値打ち』は高い評価を受けたので、今作も大きな話題を呼びました。

  • 監督:パオロ・ヴィルズィ
  • 脚本:パオロ・ヴィルズィ

登場人物と役者

映画『歓びのトスカーナ』では、数多くの映画に出演しているヴェレリアさんが主演を努めて、ミカエラさんは精神的に弱い女性を熱演しています。 

  • ベアトリーチェ/(演:ヴェレリア・ブルーニ・テデスキ)
  • ドナテッラ/(演:ミカエラ・ラマッツォッティ) 

『歓びのトスカーナ』のストーリー

ベアトリーチェとドナテッラ

引用:http://eiga.com/movie/86742/gallery/6/

ベアトリーチェは、診療施設から抜け出そうとしますが、職員たちに止められてしまい、早口でまくしたてます。以前からベアトリーチェは、早口で騒いで、多くの職員たちを困らせていたのです。そんな診療施設に、心に大きな傷を負ったドナテッラがやってきた事で、ベアトリーチェに大きな影響を与える事になるのです。

医師を装うベアトリーチェ(起)

ベアトリーチェは、ドナテッラが診療施設にやってきたのを見て、職員の目を盗んで、彼女のカルテを取り出してしまいます。それを見ていたら、職員に見つかってしまい「人のカルテを見るなんて」と飽きられられてしまうのです。

しかし、ベアトリーチェは、そんな事はお構いなしにドナテッラに近づきます。そして医師を装って、ドナテッラと冗談話をしながら、色々と聞き出そうとしました。そこへ職員が再びやってきて、お前は何をしているんだとばかりに、強引に連れ去っていくのです。ドナテッラは、あいつは医師じゃないのかと唖然とします。

ベアトリーチェの猛アタック(承)

ドナテッラはベアトリーチェに大きな不信感を抱いてしまったので、食事中にベアトリーチェが近づいてきても近くの席で食べようとしません。そこで、仕方なくベアトリーチェは他の席へ移ります。しかし、ベアトリーチェはしつこい性格をしていたので、その後も何度もドナテッラに話しかけてきます。

ドナテッラは、ベアトリーチェがしつこく話しかけてくるので、仕方なく親交を深めていきます。しかしベアトリーチェは、どうしようもない性格をしていて、診療施設で作業をしている人たちに口を出すのに、自分は何もしようとしません。それどころか、自分がおしゃべりしている時に、ひそかに音楽を聴いていたドナテッラに嫌悪感を抱く始末です。

ベアトリーチェとドナテッラが脱走(転)

診療施設の職員たちは、二人が仲良くしている事に驚きますが、これなら外出を許可しても良いのではないかと話し合う事になりました。なぜなら、ベアトリーチェが診療施設にいないほうが、気が休まるからです。そんな自分勝手な職員の意見に対して、他の職員は「問題なのは君たちではない」と外出に反対します。

しかし、結局は二人の外出は認められて、職員が用意しているバスがくる手はずでした。所が、二人はそのバスに乗らないで、他のバスへ乗っていき脱走してしまいます。二人は街中で車を止めて、男に一緒に飲まないかと誘われたので、それに乗ります。

所が、男が車から降りた所で、ドナテッラは運転席に移って、車を走らせたのです。これに男は「俺の車だぞ」と怒って追いかけようとしますが、二人は大笑いしながら逃走してしまいます。

奇妙な友情が奇跡を呼ぶ(結)

ドナテッラには、エリアという息子がいたので、何とか会おうとします。しかし、ベアトリーチェとお金の事で口論になってしまい、ドナテッラは彼女の頭をビンで叩いてしまって、警察に連行されました。ドナテッラは失意のうちに施設に戻されますが、どういう訳か、ベアトリーチェが人づてに紙を渡してきたのです。

その紙には『息子に会わせてあげるから来て』と書かれてあって、あまりの訳の分からない性格に、ドナテッラは「イカれている」とつぶやくのです。しかし息子が愛しくて、ドナテッラはベアトリーチェと一緒に息子へ会いにいきます。実は、ドナテッラは付き合ってた男に、生まれてきた子供を認知されない事がありました。

その寂しさから子供と無理心中をしようとした事がありましたが、これは未遂に終わります。しかし、子供を預かっていた者たちは、ドナテッラに子供を合わせようとしません。失望にうちひしがれて、海岸にいた彼女に奇跡の光景が目に飛び込んできます。はたして彼女の目に飛び込んできたものとは、何なのでしょうか?

『歓びのトスカーナ』の豆知識

車に腰かけるドナテッラ

引用:http://eiga.com/movie/86742/gallery/2/

邦題とは大きく異なる内容になっている映画『歓びのトスカーナ』に関連する情報を紹介するので、興味のある方はご覧になってみて下さい。

パオロ・ヴィルズィ監督の『人間の値打ち』

パオロ・ヴィルズィ監督が製作した事がある『人間の値打ち』は、2つの家族が良好な関係を築いていきます。しかし、野心家のディーノという男が、人間の値打ちを無理に上げようとして、 大きな騒動を巻き起こしていく事になるのです。そのため、この映画はあまり身の丈に合わない事をするリスクを分からせてくれる内容になっています。

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トスカーナの魅力

イタリアのトスカーナは、芸術の都として知られていますが、オリーブオイルやワインなどの産地としても有名です。そして、トスカーナ州の中心地は、あの有名な『フィレンツェ』になります。かつて、レオナルド・ミケランジェロ、ラファエロなどの3大芸術家が活躍をして、ルネサンスが花開いた都です。

『歓びのトスカーナ』の感想

ベアトリーチェとドナテッラの友情

引用:http://eiga.com/movie/86742/gallery/

邦題では、歓びのトスカーナと言われているので、多くの方たちが幸せそうなストーリーになっているものと思ってしまうでしょう。所が、邦題とストーリーは大きくかけ離れたものになっているので、そのような映画をみた感想を紹介するので参考にしてみて下さい。

『歓びのトスカーナ』の残念な所

歓びのトスカーナを見て思った事は、とにかくベアトリーチェがうるさすぎです!ここまでうるさく、まくしたてるように喋る必要があるのだろうかと辟易へきえきとしました。

イタリアの女性は、日本人女性よりも活発的なイメージがあるので、ハイテンションで喋りまくるのは仕方ないにしても、あまりにもオーバーな演出になっている所が、残念でしたね。

『歓びのトスカーナ』の見所

ベアトリーチェの口やかましい所は残念ですが、そのような破天荒な女性と友情を育む事によって、ドナテッラは少しずつ息子に近づく事ができます。そのため、途中までは、こんな女性と付き合わなくてはいけないなんて、ドナテッラは可哀想だなぁとは思います。

しかし、そんな苦しい思いをしてまで、息子に会いに行こうとするドナテッラの姿に、母親としての深い愛や強さを感じられる所が、歓びのトスカーナの大きな見所になっています。