『三国志スリーキングダム 第20話』皇帝がトイレに隠れる?

献帝が血書

劉備は、献帝の体調が悪くなったので参内するように言われたので、すぐさま天使に謁見します。所が、献帝はなぜか厠(トイレ)で待っていたのです。それに驚く劉備ですが、献帝が厠で待っていた理由を説明しながら、今まで秘めていた想いを打ち明けるので、詳しく紹介しましょう。

『第20話 劉備、命を受ける』のキャスト

数多くの逆臣たちによって辛いを想いをしてきた献帝が、劉備にある願いを打ち明ける『第20話 劉備、命を受ける』に登場する人物や声優を紹介します。

  • 曹操(兗州)/献帝と劉備の動きを警戒する丞相(声:樋浦勉)
  • 荀彧(兗州)/北平の戦いを報告する軍師(声:星野充昭)
  • 程昱(兗州)/劉備を逃す事を諌める軍師(声:小野健一)
  • 許褚(兗州)/劉備を呼び出す将軍(声:宝亀克寿)
  • 献帝(後漢)/劉備に頭を下げてある悲願を託す天子(声:須藤翔)
  • 董貴妃(後漢)/献帝の妃(声:鍋田カホル)
  • 董承(後漢)/劉備を見送る国舅(声:岡哲也)
  • 劉備(小沛)/天子の願いを聞き届ける左将軍(声:家中宏)
  • 関羽(小沛)/劉備に従軍する将軍(声:田中正彦)
  • 張飛(小沛)/兵士を叱咤激励する将軍(声:天田益男)

『第20話 劉備、命を受ける』のストーリー

劉備は献帝に謁見しようとしたら、そこに董貴妃が現れて、なぜか夫(献帝)はかわやで待っていると言うのです。それを不思議に思い、恐る恐る厠へ行ったら、そこに献帝が、厠で待つ事しかできない理由を告げる事になるのです。

厠が献帝の玉座(起)

献帝は「劉備よ妙に思うな、至る所に曹操の目が光っておる。ここが朕の玉座なのだ、ここでしか本心をあかせない」と打ち明けるのです。それを聞いていた劉備は、今にも涙があふれそうになって「私は口惜しゅうございます」と声を絞り出しました。

献帝は、そこで董卓・利確・郭汜たちに苦しい想いをさせられたのに、今度は曹操に許都へ連れて来られた事を教えるのです。劉備は「曹丞相は、陛下に礼を尽くしていると、まさか」と聞きますが「それは嘘ではない、礼は尽くすが朝廷を牛耳っている」と言うのです。

劉備は、献帝の苦しい胸中を分かり、涙を流して「あの奸賊を打ち倒して、漢王朝を再興してみせます」と誓いました。献帝も涙を流して、臣下である劉備に頭を下げて「これは天子から臣下への拝礼ではないぞ、甥が叔父へ拝礼しているのだ」と言って劉備に抱きついて号泣してしまいます。

劉備と献帝を気遣う董貴妃(承)

漢王朝に忠義を尽くす劉備にとって、天子である献帝が、ここまで苦しい想いをさせている事に、ただ悔しいばかりで涙が止まりませんでした。そして劉備は宮殿から出ようとしたら、董貴妃が涙を拭う物を差し出して「これで涙をお拭き下さい。外には衛兵(曹操の部下)がおります」と言うのです。

劉備は深く頭を下げて宮殿を出ますが、そこへ見張りの者が不審な物を持っていないか確認します。もはや献帝の周りは、曹操の息のかかった者たちによって囲まれていました。その頃、天子は自ら指を噛み切って、血書(血で書かれた物)をしたためていました。それを董貴妃に玉帯の中に入れて縫って欲しいと願うのです。

曹操のもとには、部下が「天子がお風邪を召したのに、すぐに治ったと言って、董承殿を引き連れて、功臣閣に向かわれました」と報告していました。曹操は、それを聞いて怪しいと想い、すぐに功臣閣へ向かいます。

董承が危機一髪(転)

董承が天子から授かった玉帯を身に付けて、帰ろうとしたら、そこに曹操が現れます。そして曹操は、玉帯に気づいて「これはお主よりワシが身につけたほうが似合っていると思おう、そこで厚かましいが、この玉帯をワシにくれぬか?」と言ってきました。それに頭を頷く董承に対して、曹操は笑い飛ばします。

曹操は「陛下から賜った物をワシが奪うつもりはない、董国舅こくきゅう(国舅は皇后の一族)受け取られよ」と言って、董承は感謝します。それから、董承は劉備のもとを訪れて、天子の血書を見せました。そこには兵を挙げて、奸賊を討つように書かれていたので、劉備は、献帝の願いを叶えるために全力を尽くす事を誓います。

所が、その後に曹操の重臣である許褚が「曹丞相がお呼びだ、参られよ」と言ってきたので、劉備は警戒しながら曹操のもとを訪れます。所が、曹操は、劉備が畑仕事をしている事を聞きたかっただけでした。しかし、劉備はタダの暇つぶしですと言うので、二人は天下に英雄がどれぐらい、いるのか話し合います。

袁術討伐に向かう劉備(結)

曹操と劉備が談笑する中で、荀彧が訪れて「我が君、公孫瓚が袁紹に敗れました。袁紹は幽州7郡を治め、18万もの兵、13万石の兵糧を手に入れた事になります」と報告します。そこで、曹操は献帝の名の下で、袁紹に官位を授けて、てなずけようとしていました。

そして、朝議が行われる中で、荀彧が袁紹に官位を授けるように上奏します。そこへ兵士が急いで駆けつけてきて、袁術が玉璽を持って、袁紹の軍門に降ろうとしている事を報告してきました。曹操が「まずいな、袁術と袁紹が手を組めば、絶大な勢力になる」と懸念したら、劉備が「私が袁術をとらえて見せます」と上奏します。

そこで曹操は兵5万を劉備に貸し与えて、出陣を許可しました。所が、その後に程昱が曹操のもとへ訪れて「劉備は天下の豪傑、なぜ逃すのですか、虎を山に返すも同然」と忠言したら「命を下す、張遼・許褚、500の騎兵を率いて劉備を連れもどせ」と命令します。はたして劉備は、この先どうなってしまうのでしょうか?

『第20話 劉備、命を受ける』の感想

献帝が苦しい想いを打ち明ける『第20話 劉備、命を受ける』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

三国志の名言『虎を野に放つ』

劉備が袁術討伐のために出陣して、許都から離れる事になりますが、その時に程昱が曹操に「虎を山に返すも同然」と諌めます。この言葉は『虎を野に放つ』と同じ意味を持っていて、ある人物を思いのままに振る舞わせる意味を持ちます。

横山光輝先生の漫画『徳川家康』でも、織田信秀が人質交換で竹千代(後の徳川家康)を今川に引き渡す事を認める時がありました。その時に、織田信長は「この虎を野に放てば、猛虎に育つぞ」と正妻の濃姫に打ち明けたのです。

実際に徳川家康は、織田有楽斎を従えて江戸幕府を開く事になりますから、織田信長の読みは正しかったのです(実際に言ったのかは別として)。

『第20話 劉備、命を受ける』の残念な所

袁紹が公孫瓚を撃破する話が、荀彧によって報告されますが、その戦が全く出てきません。この戦は三国時代の行く末に大きく関わってくるので、是非とも壮大なスケールの合戦シーンを見せて欲しかったので、残念で仕方ないですね。

そして劉備が、献帝の苦しみに何度も涙を流すシーンがありますが、少し回数が多かったように感じてしまいます。あまりにも回数が多いと、しつこく感じてしまうので、その辺りは抑えたほうが良いように感じてしまいました。

『第20話 劉備、命を受ける』の見所

献帝は幼い時に、董卓の傍若無人な振る舞いを止める事ができず、次に利確や郭汜によってロクな生活を送れませんでした。所が、それが終わったら、今度は曹操に許都まで連れていかれて、何も政治を行えずに屈辱を味わい続けます。

献帝が、苦しい胸中を、涙ながらに劉備へ伝えるシーンは、感極まるものがありました。少し劉備が涙ぐむシーンが多いように感じてしまいますが、それでも献帝の無念がよく伝わる所で、第20話の大きな見所になっています。

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