『怪談百物語 第10回怪談源氏物語』恋心が赤子を狙う鬼となる?

平安時代の源氏物語

怪談百物語の第10回は怪談源氏物語で、多くの女性から愛される光源氏が原因になって、葵上という女性が鬼に苦しめられる事になります。そこで道三が鬼払いする事になりますが、それは意外な正体だったので、詳しく紹介しましょう。

『怪談百物語 第10回怪談源氏物語』のキャスト

女性の怨念が恐ろしい事態に陥ってしまう『怪談百物語 第10回怪談源氏物語』に登場する人物や役者さんたちは、以下の通りです。

  • 蘆屋道三/平安時代にタイムスリップする陰陽師(演:竹中直人)
  • 小夜/父の娘で源氏物語が好きな女性(演:大村彩子)
  • 六条御息所/光源氏を愛する女性(演:片平なぎさ)
  • 光源氏/多くの女性から愛される貴族(演:保坂尚輝)
  • 葵上/女の怨念に苦しめられる女性(演:野波麻帆)
  • 貞友/貴族に従う者(演:山崎銀之丞)

『怪談百物語 第10回怪談源氏物語』のストーリー

道三は、江戸で能を見ようとする中で、源氏物語を褒め称える娘の小夜に悪態をついてしまいます。所が、その道三が源氏物語が舞台となる平安時代へ突如としてタイムスリップしてしまうのです。

不穏な京の都(起)

道三は、突如として江戸とは思えない所へ移ってしまい、ここはどこなのか?と困惑するばかりでした。そこへ貴族らしき人物と、それに従う者たちが現れます。しかし、その者たちは、道三が江戸の話をしても、全く分かりません。

それもそのはず、江戸ができたのは戦国時代末期の話であり、タイムスリップした平安時代には江戸がある場所は武蔵国があっただけで、江戸は存在しなかったので貴族に江戸が分かる訳がなかったのです。

帰るに帰れない道三(承)

道三は江戸に帰りたかったのですが、貞友という人物が、道三が陰陽師と知ったら引き止めようとしたのです。なぜなら、光源氏の子供を宿している葵上のもとへ、何度も鬼が現れてしまうからです。

この光源氏という人物は、多くの女性たちから愛される男であり、京の都では美しき男性として有名でした。しかし、光源氏が多くの女性から愛されるので、光源氏の子供を宿すという事は、他の女性から恨まれる事を意味していたのです。

鬼ではなく生き霊?(転)

光源氏は、自分よりも年上の六条御息所へ足しげく通っていました。しかし、光源氏の正室である葵上が子供を宿してから、六条御息所のもとへ光源氏が訪れなくなってしまいました。そこで、光源氏の正室である六条御息所は少しずつ不安を募らせていきます。

その間にも、葵上のもとへ鬼が現れるようになっていたので、道三が鬼払いをする事になります。しかし、道三が鬼払いをしようとするなかで、どうも相手は鬼ではない事に気付きます。

新しき生命の叫び(結)

道三が、葵上を救おうとしていたら、何と鬼の正体は、六条御息所の生き霊でした。しかし、六条御息所の怨念は凄まじく、葵上に迫っていきます。葵上は「この御子(みこ)だけは助けて」と懇願しますが、女の怨念はそれを聞こうとしません。

その時です、葵上から生まれようとする新しい生命が「私はいいからお母様を助けて」と現れました。はたして、新しき生命の登場は、女の怨念を止める事はできるのでしょうか?

『怪談百物語 第10回怪談源氏物語』の豆知識

日本文学史上でも、特に有名にもなっている源氏物語を舞台にした『怪談百物語 第10回怪談源氏物語』に関連する豆知識を紹介するので、ご覧になってみて下さい。

生き霊は自覚症状なし?

六条御息所は生き霊を飛ばす事になりますが、実は、生き霊を飛ばしている人は、自分が生き霊を飛ばしている事に気付いていないケースが多いのです。

生き霊を飛ばしている時には、いくつか特徴的な異変が起こります。それは、水漏れが起きたり、パソコンがフリーズしたりするようです。それは下のサイトでいくつか紹介されているので、気になる方はご覧になってみて下さい。

spi-con.com

映画『源氏物語 千年の謎』

源氏物語を舞台にした作品は、TVドラマだけではなく、映画でもあって、それが『源氏物語 千年の謎』です。

怪談百物語では、キャストに少し違和感を抱く顔ぶれでしたが、映画『源氏物語 千年の謎』では、 光源氏(演:生田斗真)・藤壺中宮(演:真木よう子)葵の上(演:多部未華子)・六条御息所(田中麗奈)・安倍晴明(演:窪塚洋介)などの豪華キャストが集結して、十分に納得できる顔ぶれがそろいました。

全て美男美女という顔ぶれで、完成度や面白さという意味では、怪談百物語の怪談源氏物語よりも面白みのある映画と言えるでしょう。

『怪談百物語 第10回怪談源氏物語』の感想

光源氏を慕う恋心が鬼と化してしまう『怪談百物語 第10回怪談源氏物語』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

『怪談百物語 第10回怪談源氏物語』の残念な所

江戸時代で能を見ていた道三が、平安時代にタイムスリップするのは、やはり強引な設定というのは、いなめない内容になっていますね。ただし、それは道三が数多くの怪談に登場するというのが、怪談百物語の醍醐味であり基本となっているので、仕方のない部分です。

そして、TVドラマと巨額を投資した映画『源氏物語 千年の謎』を比較するのもどうかとは思いますが、やはり源氏物語 千年の謎に比べたら、少し迫力不足ですね。

野波麻帆さんは美しい女性なので問題はないのですが、保坂尚輝さんは格好良い俳優だと思いますが光源氏とはイメージが違いますし、片平なぎささんも六条御息所のイメージと違うので、もう少しキャストを考えて欲しかったかなという感じがします。

『怪談百物語 第10回怪談源氏物語』の見所

少し辛口な評価をしてしまいましたが、それでも日本文学に関わる物語を怪談にするのは、面白みがありましたね。それほど怖くはありませんが、日本文学に関連のあるストーリーを楽しみたい方には、見所の多い内容になっています。

やはり、TVドラマという事で映画ほどの迫力は感じませんが、逆に言えば、TVドラマシリーズにしては、よく作り込んだ内容とも言えます。

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