『三国志スリーキングダム 第43話』司馬懿が曹操に出仕した経緯

曹操は、命からがら赤壁から南郡へ撤退します。しかし、魏の諸将はあまりの犠牲の多さに嘆き悲しむので、曹操は敗戦の理由と魏が有利である事に変わりがない事を力説します。所が、ある事から曹操は、以前から会いたいと願っていた稀代の才人である司馬懿仲達と出会う事になるので、詳しく紹介しましょう。

『第43話 司馬懿、出仕す』のキャスト

赤壁の大戦より、はるか後に諸葛亮の最大の障害となる司馬懿仲達が登場する『第43話 司馬懿、出仕す』に登場する人物と声優さんたちは以下の通りです。

  • 曹操(魏)/兵士たちに敗戦の理由を力説する丞相(声:樋浦勉)
  • 程昱(魏)/許褚に太鼓を叩くように促す軍師(声:小野健一)
  • 司馬懿(魏)/曹操の注意を引くために芝居をする男(声:佐々木勝彦)
  • 曹仁(魏)/曹操に従う弟(声:手塚秀彰)
  • 張遼(魏)/曹操に従って撤退する将軍(声:堀部隆一)
  • 許褚(魏)/兵士の犠牲に号泣する猛将(声:宝亀克寿)
  • 孫権(呉)/周瑜をねぎらう呉の君主(声:咲野俊介)
  • 周瑜(呉)/諸葛亮に激怒する大都督(声:小山力也)
  • 呂蒙(呉)/周瑜に心酔する将軍(声:成田剣)
  • 魯粛(呉)/孫劉連盟を第一にする文官(声:岩崎ひろし)
  • 劉備(江夏)/魯粛に感謝する皇叔(声:家中宏)
  • 諸葛亮(江夏)/関羽を責める軍師(声:堀内賢雄)
  • 馬謖(江夏)/関羽を屋敷に案内する文官(声:横島亘)
  • 関羽(江夏)/曹操を逃した事を責められる将軍(声:田中正彦)
  • 張飛(江夏)/関羽の処罰に反対する将軍(声:天田益男)

『第43話 司馬懿、出仕す』のストーリー

魏軍は敗走を続けていて、曹操は汚い水を飲むほどに疲労困憊(ひろうこんぱい)していました。そして、曹操は「南郡にさえ着けば大丈夫だ、そのためには旗や鎧など捨てて構わん」と言って、南郡へ向かいました。所が、その頃、江夏では大きな騒動が起ころうとしていたのです。

静かに動き出す呉(起)

呉では、周瑜のもとへ、次々に諸将が大戦果の報告をしていました。そして、呂蒙は「これほどの大戦果は、孫策様・孫権様でも無理でございましょう」と君主をさしおいて、周瑜を称えます。所が、孫権や魯粛は、周瑜をねぎらうために、それを外まできて、聞いていたのです。

しかし、周瑜は「孫権様の決断がなければ、このような戦果をあげる事はできなかった」と謙遜をします。それに孫権は、少し表情を崩して、幕舎に入って周瑜をねぎらう事にしました。しかし、孫権は「なぜ曹操を逃した?」と尋ねたら「劉備に曹操を討たせて、お互いに争わせるのです」と周瑜は不敵な笑みを浮かべます。

その答えに満足する孫権ですが、周瑜は魯粛に「劉備の所へ行き、曹操を討ったか調べて欲しい」と頼みます。孫権は「そなたには諸葛亮の思惑が分からぬのか?荊州だ、勝ちに乗じて荊州を奪う気だ」と指摘します。

関羽を処罰(承)

魯粛は、早速、劉備の元へ足を運びます。劉備たちは魯粛を出迎えますが、そこで魯粛は「曹操が撤退する所へ伏兵を配置してくれたのであれば、曹操は打ち取れましょうな」と微笑みます。それに重苦しい表情を浮かべる劉備。

そこへ関羽がやってきて、曹操を逃してしまった事を報告。これに魯粛は「我ら呉の将兵がどれだけ死んだと思われるのか」と激怒して、諸葛亮もこれに同意して、関羽を処罰しようとします。所が、劉備や張飛たちが桃園の誓いをした以上は我らも共に死すと言い出したので、さすがに魯粛は諸葛亮に処罰しないように諌めます。

劉備は、関羽や張飛を促して共に魯粛へ深く頭を下げます。魯粛は呉へ戻り、事の経緯を報告したら、周瑜は「諸葛亮はわざと関羽に華容道を守らせて、曹操を逃したのだ」と激怒して立ち去ります。その後に魯粛は「今後30年は劉備と手を組まねば、曹操に滅ぼされます」と進言して、孫権は「子敬(魯粛)よく覚えておく」と頭を下げます。

曹操の不屈の精神(転)

曹操が眠っていたら、外から泣き声が聞こえるので、それを程昱に尋ねたら「戦場から戻ってきた兵士たちが戦友と再会して、その嬉しさから泣いています」と報告。さらに今日戻ってきたのが許褚と分かったら「許褚でも泣くのか」とつぶやき、曹操は外へ歩いていきます。

そして、泣き崩れる許褚の隣に座り「何を泣いている?」と尋ねて「私の兵3000が全滅しました。丞相にもお詫びの言葉が」と泣き続けます。しかし曹操は許褚の鎧を強くつかみ「されど生きているではないか!生きるのだ!ワシは寝たら忘れたぞ!3000の兵が何だ!なら3万の兵を与える。笑え!」と促すので、許褚は無理に笑います。

曹操は「太鼓だ……ワシにやらせるのか?」と言うので、程昱や曹仁たちは「許将軍、早く行け」と促して、許褚は太鼓を打ち続けて、傷ついた兵士たちが集まります。そこで曹操は、敗戦の理由は連勝していた事でおごりたかぶった事を指摘して「失敗が成功の方法を教えてくれる、失敗が天下を取る方法を教えてくれる」と力説。

曹操と司馬懿が運命の対面(結)

曹操が力説する中で居眠りをする男がいたので、その男は曹仁につまみだされます。それに曹操は「このような時に眠るやつは、ごくつぶしだ」と言って、諸将もあざ笑います。所が、曹操はその男が気になって、牢獄へ足を運んだら、その男は「赤壁の敗戦は、兵士のおごりではなく、自然の道理なのです」と指摘します。

その話を尋ねた曹操に対して「丞相は漢の賊であり、劉備は皇叔だからです」と指摘。さらに「呉または劉備を攻めれば、お互いに団結して立ち向かってくるので、10年間は富国強兵に励めば、10年後は天下を取れます」と進言します。これに曹操は、この男こそ司馬懿だと見破って屋敷に連れていく事にします。

曹操は「今まで会いたいと願っていた男が、こんな所におったとはな」と上機嫌になりました。所が、司馬懿は「私が、素性を隠すつもりがあれば、御前で眠りはしませんでした」と言い出したので、曹操は「どういう意味だ」と問いかけようとしますが、はたして司馬懿は何を企んでいるのでしょうか?

『第43話 司馬懿、出仕す』の感想

赤壁で歴史的な大敗北を喫した曹操が不屈の精神で立ち上がろうとする『第43話 司馬懿、出仕す』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

三国志の名言『勝敗は兵家の常』

曹操は、泣き崩れる許褚に対して「何を泣いておる?勝敗は兵家の常であろう」と語りかけました。この勝敗は兵家の常とは、勝者にとっては戒めの言葉になりますが、敗者にとっては励ましの言葉や慰めの言葉にもなります。

似たような言葉で『勝敗は時の運』がありますし、日本では武田信玄が「勝ちすぎては奢りが生じる」という言葉を残した事もあります。どのような名将でも勝つ事があれば負ける事もある訳で、この言葉は私たち現代人にも当てはまる言葉でしょう。

『第43話 司馬懿、出仕す』の残念な所

劉備が関羽を救うために、3兄弟でお互いを励ましあって、共に死ぬのだと言うシーンは、明らかにワザとらしくて、少し唖然としました。まぁ、仮に本当にそのようなシーンがあれば、魯粛にしてみれば「しらじらしい」と思ってしまうでしょう。

それと、呂蒙が早くも悪人扱いされたのは、少し可哀想でしたね。NHKで放送されていた人形劇でも、呂蒙は極悪人という扱いをされていたので、この辺りは後の関羽とのやりとりが尾を引いているのだろうなぁと諦めるしかない所です。

『第43話 司馬懿、出仕す』の見所

曹操が赤壁で大敗した後に、部下たちに敗戦の理由を冷静に語りかけていき、不屈の精神で這い上がろうとするあたりは、さすがですね。このような所があるので、漫画の蒼天航路で「魏武の強」と評されるほどの英雄になれたのでしょう。

それにしても「寝て忘れた」と言われてしまったら、この男のために戦って死ぬのは辛いものだなぁと思ってしまいましたね。まぁ、許褚を励ますための言葉であり、自分の失敗を糧にする曹操が忘れる訳はないとは思いますが、その図太い神経は見習いたいものです。

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