映画『友罪』少年Aを追求する益田にも暗い過去がある?

 

友罪では、少年Aだった男が少年院から社会復帰します。元新聞記者の益田は、そんな少年Aを追求したくなるのです。しかし、そんな益田にも暗い過去があったので、詳しく紹介しましょう。

『友罪』のキャスト

友罪の町工場

引用:https://eiga.com/movie/87548/gallery/7/

映画『友罪』は、2018年5月25日に日本で上映されました(上映時間は約129分)。 

監督&脚本

少年Aを取り上げた映画『友罪』を制作したのが、瀬々敬久監督になります。 

  • 監督:瀬々敬久
  • 脚本:瀬々敬久
  • 原作:薬丸岳

登場人物&役者

映画『友罪』に登場する人物や役者さんたちは、以下の通りです。

  • 益田純一/学生時代に後ろめたい事をした男性(演:生田斗真)
  • 鈴木秀人/周りに溶け込めない男性(演:瑛太)
  • 藤沢美代子/最低な元カレに付きまとわれる女性(演:夏帆)
  • 杉本清美/元カレを怒らせてしまう新聞記者(演:山本美月)
  • 白石弥生/囚人の面倒を見る女性(演:富田靖子)
  • 清水/暴力的な寮友(演:奥野瑛太)
  • 内海/清水に従う寮友(演:飯田芳)
  • 小杉/バーテンダーの男性(演:青木崇高)
  • 唐木達也/美代子につきまとう男性(演:忍成修吾)
  • 山内修司/自分の息子の罪を許せない父親(演:佐藤浩市)

『友罪』のストーリー

友罪の山内

引用:https://eiga.com/movie/87548/gallery/8/

鈴木は、新聞記者でしたが、訳あって、町工場で働こうとします。所が、そこに鈴木という男がいて、周りの人間たちと馴染めず、様々なトラブルを起こしていくのです。

山内の息子が犯した罪(起)

益田や鈴木たちは、清水や内海たちと同じ寮で住むことになりますが、清水はガラの悪い男で早くも鈴木と衝突しそうになります。そんな事があっても益田は鈴木に話しかけようとしたら、益田は「他人詮索して辛くない?だから辞めた」と新聞記者を辞めた理由を聞こうとして、気まずい雰囲気になってしまうのです。

その頃、タクシーの運転手の仕事をしていた山内は、同僚から「山内さんに会いたいとか言っているけど、誰だよあいつ?」と困り果てていたら、山内がよく知っている岸上という男が会いに来ていたのです。

実は、山内の息子は、岸上の子供を殺してしまった過去がありました。そのため、岸上は山内を見るなり「人殺しのお父さんだ、逃げたって追いかけるからな。うちの子を返して下さいよ」と迫ってきたのです。それに山内は、何も言えず申し訳なく思うばかりでした。

町工場で孤立する鈴木(承)

鈴木は、町工場の人間たちと馴染めない日々が続いて、昼休憩中でも喧嘩をする寸前でした。そのような態度を続けていたので、清水たちも「あいつ(鈴木)、俺たちの事を避けているだろう?」と益田に不満を口にします。

そこで、鈴木がいない間に部屋へ忍び込んでガサ入れを行ってしまうのです。そして、勝手に鈴木のスケッチブックを写真に撮ってしまって、それに益田はいたたまれなくなってしまうのです。

所が、ある日、清水が酔いつぶれて帰ってきたら、何と鈴木が部屋まで連れて行ってくれました。意識がハッキリとするようになった清水は、自分を部屋まで運んでくれた鈴木に「ありがとう」と素直に感謝するのです。

鈴木と美代子の出会い(転)

鈴木は少しずつ寮の人間たちとのわだかまりが解けていきますが、鈴木と益田がお互いに夜中にうなされている事を言い合ってしまいます。そんな時に、鈴木は街中で、美代子という女性が、元カレにつきまとわれている場面に遭遇してしまいます。 そして、美代子は赤の他人の鈴木の所へ思わず逃げていきます。

これに元カレの達也は激昂して鈴木を蹴り続けてしまうのです。それに通行人が「警察を呼びましょうか?」と言ってきたので、仕方なく達也は逃げていきました。その頃、益田は以前付き合っていた清美に『少年A』について聞かれて、ついには「新聞記者に戻る気はないの?」と言われてしまうのです。

あれから鈴木は、美代子と親しい関係になっていって、清水たちと一緒にカラオケで遊ぶようにもなりました。そこで益田は鈴木が歌っている所を写真撮影して、楽しいひと時を味わいます。所が、このカラオケが後に二人の関係に大きな亀裂を生じてしまうのです。

破綻していく絆(結)

達也は、美代子が別れる事に納得できなくて部屋に侵入して、乱暴を振るった上に動画撮影まで行ってしまいます。実は、達也は美代子に体を売る仕事をさせていた事まであって、その時のDVDを様々な所に配って嫌がらせまでしていたのです。

そのDVDは、清水の所にまで配られてしまって、清水は「俺にも相手させてくれよ」と言ってしまって、鈴木と大喧嘩してしまうのです。そんな事があっても、鈴木は美代子と離れようとしなくて、励まそうとします。所が、清美が益田に近づいてきて、カラオケで鈴木と一緒にいたのを見せて欲しいと言ってきました。

実は、清美は早くから鈴木が殺人犯の少年Aである事を気づいていて、益田もその事実に気づいていたのです。所が、清美はカラオケの写真を勝手に使ってしまって、週刊誌に鈴木が少年Aである事が載ってしまうのです。これに益田は怒ってしまいますが、鈴木との絆は完全に壊れてしまうのでしょうか?

答えを知りたい方はネタバレをクリック

益田は、学生時代に友達がいじめられているのを見てみぬ振りをしてしまい、最後に冷たい言葉を投げかけて自殺の追い込んでしまいました。今回も悪気は無かったとは言え、再び友達を失う訳にはいかないと思って、鈴木を追いかけていき、友罪は終わっていきます。

『友罪』の豆知識

美代子をなぐさめる鈴木

引用:https://eiga.com/movie/87548/gallery/2/

友罪では、少年Aがモデルになって登場しますが、この少年Aについて、若い方たちは詳しく知らないかもしれません。そこで、友罪で取り上げられた少年Aについて紹介しましょう。

多くの人々を震撼させた少年A

少年Aは、あの兵庫県で起きた児童連続殺人事件の犯人がモデルと言われています。あまりにも残酷な犯罪だったので詳しくは書きませんが、死者を冒涜するような男で、その年齢はわずか14歳だったのです。

世間では、その若さに驚いてしまいますが、その異常性は残酷なだけではなく、警察に対して『さあゲームの始まりです、愚鈍な警察諸君。ボクを止めてみたまえ』と挑戦状を叩きつけてしまいました。

友罪の少年Aは、あくまでもモデルという事なので、その事件が出てくる事はありません。しかし、少年時代に人の命を奪った事が描かれているので、兵庫県の児童連続殺人事件を思い出させてしまう内容になっています。

加害者を優遇する日本という国

日本では、被害者よりも犯罪者を優遇するような司法制度になっています。なぜなら、被害者はすでに亡くなっていて、加害者は生きているから、死なずに罪を償うべきという考えがあるからです。

さらに、命を奪われた人は若くても顔写真が出てしまうのに、加害者は少年であれば顔写真がTVや雑誌で映らないのです。一時期、勇敢にも少年と言えども加害者なので顔写真を掲載する雑誌もありましたが、それは一部にとどまりました。

そのような現実を考えたら、あまりにも理不尽な話であり、三権分立も見直す時期に来ているのかもしれません。日本の司法はあまりにも情けないと言わざるを得ません。

『友罪』の感想

益田を騙す女性

引用:https://eiga.com/movie/87548/gallery/6/

映画『友罪』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

『友罪』の残念な所

達也は、いつまでも美代子を苦しめようとしますが、こんなものを映像化して何の意味があるのだろうか?と不快感を抱くしかありませんでした。こんなものを映像化したら、それに悪影響を受ける男がいますし、視聴者に嫌な思いをさせるだけです。

私のブログは、規制の厳しいGoogleアドセンスを利用している事もありますが、あまり刺激的な映画は紹介したくないので、映倫区分は『G(子供でも見られる映画)』の映画しか紹介していません。

そのため、映倫区分がGになっている友罪を見てみましたが、これは15歳以上の人間しか見られないように指定するべきだったと思いましたね(過激なシーンも登場するので注意)。

『友罪』の見所

友罪では、山内の息子が結婚しようとしますが、父親が家族を壊した息子に対して「お前が家族を作ってどうするんだ?」と詰め寄ってしまいます。山内の息子は、かつて無免許だったのに車を運転して、人をひいてしまった事がありました。

そのため、加害者はいつまでも許されないのか?というシーンがありますが、さすがに無免許は許されないだろうと思いました。加害者の家族まで苦しむのはさすがに違うと思いますが、日本の司法は加害者に甘すぎるので、加害者は罪を償い続けなければいけないんだという内容になっているのは良かったですね。