龐統から劉備へあてた遺書が涙を誘う!三国志スリーキングダム66話

劉備は、蜀を取りたくても大義を守りたいと考えて、動くに動けず苦悩していました。そんな君主を見た龐統は、劉備の願いを叶えるために悲しい遺書を残す事になります。その遺書は涙を誘うほどの悲しい内容になっていたので、詳しく紹介しましょう。

『第66話 落鳳坡』のキャスト

『第66話 落鳳坡』に登場した人物や声優さんたちは、以下の通りです。

  • 劉備(荊州)/皇叔の願いが悲劇を呼ぶ(声:家中宏)
  • 諸葛亮(荊州)/龐統の身を案じる軍師(声:堀内賢雄)
  • 龐統(荊州)/劉備あてに悲しい遺書を残す軍師(声:斎藤志郎)
  • 張飛(荊州)/馬超と一騎打ちを演じる将軍(声:天田益男)
  • 劉璋(蜀)/部下の裏切りに激怒する益州牧(声:塾一久)
  • 張任(蜀)/龐統を待ち構える将軍(声:鈴木正和)
  • 張魯(漢中)/劉璋の要請に応える漢中の統治者(声:福田賢二)
  • 馬超(漢中)/張魯に出陣を願い出る将軍(声:森川智之)
  • 馬岱(漢中)/馬超の弟(声:加藤亮夫)

『第66話 落鳳坡』のストーリー

劉備は「蜀を取りたくても、蜀を取ったら大義に背き、民心も失う事になる。蜀を取り漢室を復興する事と、大義を守る事は両立せんのだ」と嘆きます。それを聞いた龐統は「我が君、ご安心下さい。わしが2つ(蜀の占領と大義を守る事)を両立してみせましょう」と述べるのです。

龐統が張松を餌に使う(起)

劉備はそのような事ができるかという表情を浮かべますが、龐統はすぐに行動を起こします。龐統は、劉備に無断で魏延を呼びます。そこで「張松へ返書をしたためた。魏延、これを信頼できる者に届けさせよ。その届け先は……」と耳打ちします。それを聞いた魏延は「それでは張松殿はどうなるのです?」と驚愕。

龐統は「主君を裏切り、むさぼるような輩だぞ、生かしておけば災いとなる」と答えて、魏延は「……御意」と覚悟を決めます。それから、夜半になったら、ある者が、張松の兄 張粛邸へ訪れていました。その館の者は、その書状を主人に渡したら、張粛は弟が劉備に内通していた内容が書かれていたので急いで劉璋の元を訪れます。

劉璋は書状を読んで「あの裏切り者め」と激怒して、張松を打ち首にして、その首を劉備のもとへ届けました。さらに劉璋は関所を閉ざして、荊州軍が戻れないようにした上に、張任が12万の大軍で向かっていました。

劉備が雒城へ進軍(承)

劉備は進退極まって雒城へ行軍する事になりますが、これから先は広い道と細い道がありました。龐統は「我が君、私と魏延が小道を通り西門を攻めるので、我が君は東門をお攻め下さい」と進言。しかし、劉備は何か不吉な事を感じて却下しようとするのです。龐統は主君の言葉なのに「私が小道を通ります」と引き下がりません。

劉備は「やはり兵を分けず、前進いたそう」と言います。そこで龐統は「分かりました、それでは私が先鋒を努めましょう」と言っても、劉備は「いや、私が前のほうへ行こう」と蜀軍を警戒しました。それでも龐統が必死に嘆願するので、劉備はついに龐統に先鋒を任せます。

所が、龐統は「我が君の愛馬は、主君に尽くすので、その相馬をお借りできたら心強いのです」と嘆願したら、劉備は承知します。龐統は「ありがとうございます、この命とてご恩返しになりません」と深く感謝するのです。

劉備が龐統に疑念を抱く(転)

劉備は「軍師よ、たかが馬一頭で何を申す?」と尋ねたら「ははは」と龐統は高笑いして行軍していきます。龐統と魏延は行軍していったら、高い山に挟まれた小道にさしかかった所で、龐統は魏延を置いて、馬をかけていくのです。それに魏延は「軍師!」と驚いて駆けつけようとします。

山には、やはり張任の伏兵が潜んでいました。しかし龐統はそれを見て「ふははは、どこまで来たか?」と笑いながら、兵士に尋ねます。それに「ここは落鳳坡です」と答えて「落鳳坡だと?私は鳳雛だ、どうやらここが私の死に場所らしい」と満足感にひたります。そこへ張任が兵士たちに一斉に弓矢を放つように下知。

雨あられと飛んで来た弓矢が龐統に突き刺さっていき、その数は実に40本以上。龐統は死に間際に遺書を鎧と服の間から取り出して絶命。魏延は急いで、劉備の元へ行き「軍師殿が張任の伏兵によって戦死。これを、軍師殿が持っていた書状です」と遺書を渡します。

龐統の遺書の内容(結)

劉備は涙を流して急いで遺書を見たら、その遺書には『張松を罠に陥れたのは私です。劉璋は恩を仇で返しました。伏兵を置き軍師を殺めたのです。これで、大義名分が立ちましょう。これであれば天下も納得するはず、落鳳坡は伏兵を置く絶好の地、私にとって最高の墓場です』と書いてありました。

劉備は「私は何と愚かなのだ。やはり軍師は伏兵を知っていて死地へ向かったのだ。わが軍師を返してくれ」と涙を流します。魏延は「軍師殿が、我が君の愛馬に乗っていたので、敵が主君と誤解したのです。我が方も100の盾で守ろうとしましたが」と無念の表情を浮かべます。

劉備は剣を抜き「皆の者よく聞け、劉璋はわが軍師を殺めた!蜀を攻める、軍師の仇討ちである!」と号令、荊州軍は「蜀を攻める!軍師の仇討ちである!蜀を攻める!軍師の仇討ちである!」連呼。劉備は「行くぞ!」と号令して、荊州軍は堰を切ったように流れ出すほどの勢いで進撃しますが、蜀を取る事はできるのでしょうか?

答えを知りたい方はネタバレをクリック

荊州軍は快進撃を続けますが、追い詰められた劉璋は20県を割譲する条件で、漢中の張魯に援軍を要請します。そこで馬超が出陣を願い出て、劉備に挑みますが、そこには龐統の死を知った諸葛亮が張飛を援軍として差し向けていました。張飛と馬超は激しい一騎打ちを演じて、蜀を占領するのに、まだ時間を必要としたのです。

『第66話 落鳳坡』のまとめ

動画配信U-NEXTで配信されている『第66話 落鳳坡』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい(本ページの情報は2018年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください)。

『第66話 落鳳坡』の残念な所

龐統は流れ矢で戦死した訳ですが、あまりにも美談にしているので、張任ファンにしてみれば、何だかなぁと思ってしまうかもしれません。実際に、NHKで放送されていた『人形劇 三国志』でも、龐統が主君の身代わりになるために戦死する内容になっていました。

この辺りは、三国志スリーキングダムが劉備びいきになっているので、仕方のない所かもしれませんね。

『第66話 落鳳坡』の見所

龐統を美談にしているとは言え、やはり龐統の遺書の内容には、呉のファンである私でさえも唸(うな)らされました。この美談をもとに考えたら、劉備は大義にこだわるあまり、大事な軍師を失った訳ですから、君主としてあるまじき行為をしてしまったと言えます。

しかし、そのような人物だからこそ、諸葛亮・龐統・法正・関羽・張飛・趙雲・黄忠などの英雄たちが付き従っていったのでしょう(他の武将もいますが、それは今後のネタバレになるので伏せます)。