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映画『海難1890』日本とトルコの熱き友情!

海難1890では、トルコの船エルトゥールル号が和歌山沖で座礁してしまいます。そこで、多くの日本人が必死の救助をする事にします。トルコは、この事を恩義に感じて、その後に日本人が中東で孤立した時に、トルコが自国民よりも日本人を優先的に助けようと動き出します。そこで、この映画を見た事がない方のために、キャスト・ストーリー・パンフレット・感想を紹介します(ネタバレあり)。

『海難1890』のキャスト

地球儀を見る医師

引用:http://eiga.com/movie/79893/gallery/

映画『海難1890』は、2015年に日本とトルコの友好125周年記念で製作されました(DVDの収録時間は132分)。日本では2015年12月5日に公開されて、トルコでは2015年12月25日に公開されました。

  • 監督:田中光敏
  • 脚本:小松江里子

エルトゥールル号救難編のキャスト

和歌山沖で救出するシーンに出演していたキャストです。

  • 田村元貞/村の医師(演:内野聖陽)
  • ムスタファ/船員たちの上官(演:ケナン・エジェ)
  • ハル/ムスタファを救助した女性(演:忽那汐里)
  • ベキール/ボイラーの作業員(演:アリジャン・ユジェソイ)
  • お雪/島の芸者(演:夏川結衣)

テヘラン救出編のキャスト

テヘランの空港で日本人たちを救出するシーンに出演していたキャストです。

  • 春海/日本語学校の教師(演:忽那汐里)
  • ムラト/トルコ大使館の職員(演:ケナン・エジェ)
  • 野村/日本の大使(演:永島敏行)
  • 木村/日本の避難民(演:宅間孝行)

『海難1890』のストーリー

テヘランの空港で絶望している日本人たち

引用:http://eiga.com/movie/79893/gallery/4/

中東で大勢力を誇っていたトルコも、欧州の圧力に押されていて、国家の力と名誉を示す必要がありました。そこでトルコは、エルトゥールル号を日本へ派遣して、天皇陛下に返礼する航海に向かうことになったのです。その航海は、トルコ・エジプト・インド・シンガポール・ベトナム・香港・日本という長い旅路で、危険もありました。

しかしトルコの名誉のために、航海の任務を任されたムスタファは船員たちを鼓舞しながら日本へ向かいます。そしてエルトゥールル号はついに日本へ到着します。船員たちは日本で土産を買って、家族の喜ぶ顔を想像しながら、帰国を今か今かと待ち焦がれていました。所が、帰国の途中に、運悪く台風が通過しようとしていたのです。波は高く船は座礁の危機に迫ります。

ボイラー室ではベキールが必死に物を燃やして船を動かそうとしますが、大きな負担をかけすぎて、爆発しそうになります。ベキールは上官であるムスタファに、船が爆発するので退艦命令を下すように頼みます。そして自分は仲間達と最後までボイラー室で必死の作業をしました。ムスタファは船上へ行き、退艦命令を下しますが、船のマストは折れてしまって、多くの船員たちが海に投げ出されてしまうのです。

その頃、和歌山沖の島ではエルトゥールル号の爆発音が鳴り響いてました。この異変に気付いた村民たちが大雨の中、海岸へ行ったら、そこには大勢のトルコ人が傷だらけになって打ち上げられていました。村をあげて、多くの村民たちがトルコ人を救出していきます。その中には、かつて海で許嫁を失ってしまったハルもいました。ハルは、そのショックから救助に躊躇(ちゅうちょ)していました。しかし医師である田村は、人手不足なのでハルに救助するように指示して、ハルは心に大きな傷があっても、何とかムスタファを助ける事ができました。

翌日になって、ムスタファは海岸で無残な姿になってしまったエルトゥールル号を見て、泣き崩れてしまいます。そんな姿を見ていたハルは心配のまなざしで見つめていました。

しかし村民たちの努力の甲斐もあって、多くの船員たちが無事に神戸へ送り届けられます。村人は笑顔で送り出してくれて、多くのトルコ人が感動して目頭を熱くするのです。

時は、それから95年も経過して、多くの日本人たちがエルトゥールル号を忘れた時に中東で大きな異変が起きていました。イラクとイランが極度の緊張状態に陥ってしまって、イラクのフセイン大統領が「今から48時間後の19日午後8時より、イラン上空を飛行禁止として、民間・軍用を問わず全ての航空機を無差別に攻撃する」と各国に通達したのです。

テヘランには、まだ300名もの日本人がいました。しかし日航は帰りの安全が確保されない限り、航空機は飛ばせないと大使館に通達していました。さらに自衛隊は、国会の承認が必要なので、同じように救出できなかったのです。その知らせを聞いた春海は愕然としますが、何とかしてほしいと野村大使に懇願します。野村大使は、最終便がまだ残っていたトルコに日本人を救出してもらえるように、かけあう事にします。

トルコの首相官邸では、閣僚たちが自国民より日本人を優先的に救出したら、国民から非難される事を恐れました。しかしトルコの首相は日本人の救出を決断。トルコ人より、日本人を救出するための最終便が飛びます。

青梅は同じ日本人である木村に対して「トルコが助けてくれると言ってくれているんです」と言いますが、木村は「日本が見捨てたんですよ。どうしてトルコが助けてくれるんですか」と投げやりに言うのです。テヘランの空港に着いた彼らの目には、多くのトルコ人が航空機に乗ろうと待っている姿が見えました。その時、トルコ大使館の職員であるムラトが、日本人を航空機の乗せてあげてほしいと頼みます。その言葉を聞いても「俺たちの飛行機だ」と主張して納得できないトルコ人もいましたが、ムラトは「私たちを助けてくれた人たちの子孫でしょう!」と叫びます。

その言葉を聞いたトルコ人たちは、ゆっくりと道をあけていきました。それはまるで、海が裂けていくかのように。その光景に驚かされる日本人ですが、ゆっくりと歩き出したら、多くのトルコ人たちが拍手をして笑顔で送ろうとしてくれるのです。トルコの航空機に無事に乗れた日本人でしたが、トルコの首相官邸では、首相が部下からの報告を待っている時でした。所が部下の報告を聞いたら、多くのトルコ国民からの電話が鳴り響いて「この救出劇を誇りに思う」と熱烈に支持された事が分かったのです。

『海難1890』のパンフレット

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トルコは世界一の親日国と言われていて、かつて私の故郷には『トルコ文化村』もありました。そういった事もあって、これは映画館で見なくてはと思って、新潟西シネマで『海難1890』を見た事があったのです。

その映画館で購入したのが、こちらの海難1890のパンフレットです。このパンフレットでは、エルトゥールル号の航路が載っている地図や、テヘランで救出された方のメッセージまで記載されていました。

『海難1890』の感想

道をあけていくトルコ人たち

引用:http://eiga.com/movie/79893/gallery/4/

本来であればネタバレなしの記事を掲載していましたが、この話は歴史的事実として多くの人たちが知っていますし、多くの人たちに両国の関係を知って欲しくて、あえてネタバレありで紹介する事にしました。そのような両国の友好を描いた映画を見た私の感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

海難1890の残念な所

多くのトルコ人たちは、過去に助けてくれた日本人を救出するのが当たり前と思っていた方は大多数だったのに、テヘランの空港で日本人より自分たちのほうを先に助けろと主張するシーンを出したのは残念でしたね。もう少し、トルコ人たちが率先して日本人を助けてくれた事を中心に描いても良かったのではないかなと思いました。

海難1890の見所

テヘランで残された日本人たちは、エルトゥールル号の事を知らなかったので、トルコが日本人を助けてくれる事に「何でトルコが助けてくれるのだろうか」と呆然と立ち尽くします。その日本人たちを拍手で送り届けようとするシーンは、この映画の最大の見所です。

日本とトルコの友好は、今でも続いて、1999年8月17日に起きたトルコ北西部大地震では、日本の多くの自衛隊員がトルコの救助に向かいました。そして2011年3月11日に起きた東日本大震災では、真っ先に救援に駆けつけてくれたのがトルコでした。このように両国の熱き友情は今でも生きているのです。

もしもトルコの事を少しでも知りたくなった方は、このDVDを見ておく価値はあるでしょう。