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映画『コクリコ坂から』海という少女が禁断の愛に苦悩するドラマ

コクリコ坂から(ジブリ映画)は、海を見渡せるコクリコ荘から『松崎海』が船乗りの父親のために旗を上げる毎日を送っていました。所が、その松崎海は活発な性格をした男子『風間俊』に恋してしまいますが、その人には恋をしてはいけない人物と分かって苦悩するようになるので、詳しく紹介しましょう。

『コクリコ坂から』のキャスト

海が見える坂

コクリコ坂からは、ジブリのアニメ作品として、2011年7月16日に日本で上映されました。そして、DVDの収録時間は91分です。

監督&脚本

松崎海と風間俊が禁断の愛に苦悩する『コクリコ坂から』を製作したのが、宮崎吾郎監督になります。こちらの監督はゲド戦記を製作した事でも有名です。

  • 監督:宮崎吾朗
  • 脚本:宮崎駿&丹羽圭子

登場人物と声優

コクリコ坂からでは、ヒロイン松崎海の声優を務めたのが、日本の女優として有名な長澤まさみさんです。その他にも、竹下景子さんや石田ゆり子など有名な女優さんが声優陣に参加しています。

  • 松崎海/面倒見の良い女性(声:長澤まさみ)
  • 松崎花/海の祖母(声:竹下景子)
  • 松崎空/海の妹(声:白石晴香)
  • 松崎陸/海と空の弟(声:小林翼)
  • 北斗美樹/松崎家に居候する女性(声:石田ゆり子)
  • 風間 俊/新聞部長(声:岡田准一)
  • 風間明雄/俊の父親(声:大森南朋)
  • 水沼史郎/生徒会長を務める男子(声:風間俊介)
  • 徳丸理事長/カルチュラタンの存続のカギを握る人物(声:香川照之)

『コクリコ坂から』のストーリー

古い学校

松崎海は、父が亡くなった後も、朝早くからコクリコ坂にある自宅から旗を上げていました。そこからは海が見渡せる美しい景色で、その旗は、船乗りの息子である風間俊からも、よく見えていました。この2人が、後に学校で知り合う事になり、禁断の愛に苦悩する事になるのです。

風間俊を毛嫌いする松崎海(起)

松崎海は、母に代わって、朝早くから食事の準備をしていました。そこへ、弟の陸が靴下が破けてしまったと愚痴をこぼしても、しっかりと弟の面倒も見る優しい姉だったのです。そして祖母の花が「みなさん召し上がれ」と言った所で、その家に下宿していた北斗美樹も一緒に食卓を囲って朝食を済ませていきます。

そこへ寝坊してきた妹の空もやってきて、あわただしい朝が過ぎようとしていきます。そして、松崎海が学校へ通学して、昼休みの時間にお弁当を食べていたら、何やら男子生徒たちが騒ぎ始めていました。松崎海は何事かなと思ったら、何と高い所からプールにめがけて風間俊が飛び降りたのです。

それに驚いた松崎海は手を差し伸べて助けようとしたら、周りの男子たちから写真を撮られて、冷やかされてしまいます。これには、松崎海は「バカみたい」と怒ってしまいます。

松崎海を心配する祖母(承)

松崎海は家に帰った後に、祖母から「あなたが旗を上げているのを見ていると辛くなるの。本当にお父さんが恋しいと思うの。あなたに素敵な人が出来て、旗を上げなくなれば良いのにねぇ」と語りかけます。

それから、松崎海は日が暮れたので、旗を下げていきます。所が、その時ふと風間俊が飛び降りてきたのを思い出してしまいます。毛嫌いする男子ですが、松崎海の事が気になりだしていました。

しかし、風間俊を気になっていたのは、松崎海だけではなく、妹も風間俊が気になって「ファンクラブを作ろうかと思っているの」と言い出す始末です。

カルチェラタンの存続(転)

松崎海が学校へ通学したら、妹の空が、風間俊の写真を30円で買っていて、彼が新聞を発行している部室へ向かおうとします。しかし一人では行けないので、姉に付き添ってもらえるように頼み込んでしまうのです。最初は断っていましたが、しつこい妹のために、風間俊がいる部室へ向かいます。

そこは明治時代に作られたカルチェラタンのある所で、ホコリまみれの汚い場所だったのです。しかし風間俊は、生徒会長の水沼史郎と協力して、このカルチュラタンを守ろうとしていました。実は、古くなったカルチュタランは取り壊しの危機にさらされていたのです。

松崎空は、風間俊の部室へ訪れて写真にサインをしてもらいますが、水沼史朗に優しくエスコートされてしまったら、思わずついて行ってしまいます。所が、この新聞部は人手が足りていなくて、松崎海が手伝う事になってしまいました。そしてカルチェラタンを存続させるために、松崎海も一緒に行動するようになっていきます。

松崎海と風間俊の禁断の愛?(結)

風間俊は、活発な性格で少しトラブルメーカーな所がありましたが、その優しさに松崎海は次第に惹かれていくようになります。そして風間俊も、松崎海が好きになっていったので、彼女の家へ遊びに行く事になりました。所が、そこで松崎海の父親の写真を見せてもらって、風間俊は驚愕してしまいます。

何と、風間俊と松崎海の父親は同一人物だったのです。二人の父親は、船乗りで朝鮮戦争の機雷によって命を落としていました。そのため、風間俊は、父親の知り合いの風間明雄の養子に出されていたのです。しかし、それを知らなかった松崎海は、突然よそよそしくなった風間俊に「嫌いになったなら、ハッキリ言って」と問い詰めます。

そこで観念を決めた風間俊は、同じ写真を見せて「澤村雄一郎、俺の本当の親父。まるで安っぽいメロドラマだ。俺たちは兄弟って事だ」と告白。それに衝撃を受けてしまう松崎海でしたが、それからも二人は、カルチェラタンを存続させるために理事長を学校へ招く事になりますが。はたして、二人の禁断の恋はどうなってしまうのでしょうか?

『コクリコ坂から』の豆知識

日本橋

コクリコ坂からは、昭和の高度成長期の時代を描いたアニメ作品です。この高度成長期は功罪両面のある時代でもあるので、コクリコ坂からでも、それが上手く描かれていました。そこで、コクリコ坂の主題歌や、高度成長期の功罪両面などを紹介するので、興味のある方はご覧になってみて下さい。

『コクリコ坂から』の主題歌

コクリコ坂からでは、切なさを誘うような主題歌が採用されています。その主題歌を担当しているのが、 手嶌葵さんになります。こちらの方は、ゲド戦記でも主題歌を担当していて、コクリコ坂では『さよならの夏 〜コクリコ坂から〜』を歌っています。

そのため、宮崎吾朗監督と手嶌葵さんたちがタッグを組んで映画を製作したのは、早くも、これが2作目となるわけです。それを考えたら、このお二人が今後もタッグを組んで映画を製作する可能性はあり得るかもしれませんね。

高度成長期の道徳感

日本は第二次世界大戦で、国土は焦土と化して、多くの一般市民が無差別に命を奪われていきました。しかし、日本は奇跡の復興を遂げて「もはや戦後ではない」と高らかに宣言をして、高度成長期を迎えます。 そして、第一回目の東京オリンピックが開かれるほどになりますが、発展を急ぐあまり古い物を大事にしない風潮が高まります。

その代表例が『日本橋』で、東京オリンピックに合わせるために、何と歴史的価値の高い日本橋の上に、高速道路をかけるという暴挙に出てしまったのです。これで、日本橋の景観は大いに損なわれてしまい、今では高速道路を撤去しようという動きがありますが、それは実現していません。

コクリコ坂からでも、カルチュラタンを取り壊す動きは、そのような時代背景を見事に表しています。

『コクリコ坂から』の感想

海のある街

コクリコ坂からは、二人の禁断の愛と、カルチェラタンの存続を中心にして描かれた作品でした。そのような作品を見た感想を紹介するので、この作品を詳しく知りたい方は参考にしてみて下さい。

『コクリコ坂から』の残念な所

コクリコ坂からは、高度成長期の頃を描いた作品なので、その時代を生きた方たちであれば共感できると思います。しかし、高度成長期を生きていない方たちは、生まれてもいない時代設計の話にあまり共感できない方も多いでしょう。

実際に私は結構なおっさんのほうですが、昭和の高度成長期には生まれていなかったので、少し『ALWAYS 三丁目の夕日』に似ている感じがしましたね。そのため、昭和の高度成長期に興味がない方が見たら、退屈に感じてしまうかもしれません。

『コクリコ坂から』の見所

宮崎吾朗監督が製作した『ゲド戦記』を批判した方たちでも「あの作品に比べれば、コクリコ坂からのほうがまだ良い」という評価をしている方は多くいます。実際にゲド戦記とコクリコ坂からの両方を見た感じでは、コクリコ坂からのほうが丁寧に描き込まれていて満足できる内容になっていました。

そして、昭和の高度成長期を生きていなくても、歴史のある建物で学校生活を送れる事や、純愛を貫こうとする学生の姿には好感を持てました。そのため、高度成長期を生きていない方でも、共感できる所もあるので、見ておく価値はあります。