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映画『風立ちぬ』二郎が追い求めた飛行機作りのロマン

ジブリの映画『風立ちぬ』は、堀越二郎が少年の頃から夢に描いていた飛行機の設計に、人生をかける物語です。しかし、その時代は大正から昭和へ移り変わる激動の時代だったのです。はたして堀越二郎が国産の飛行機を作る先には、何が待っているのか?詳しく紹介しましょう。

『風立ちぬ』のキャスト

空を飛ぶ夢

風立ちぬは、ジブリのアニメ作品として、2013年7月20日に日本で上映されました。そして、DVDの収録時間は126分です。

監督&脚本&原作

激動の時代に、飛行機作りに一生を捧げた堀越二郎を描いた映画『風立ちぬ』は、宮崎駿監督が製作しました。

  • 監督:宮崎駿
  • 脚本:宮崎駿
  • 原作:宮崎駿&堀辰雄

登場人物と声優

私は今まで様々な声優の声を聞いてきましたが、風立ちぬでは意識しているのかどうか分かりませんが、すごく気になる所がありました。そこで、どのような方たちが声優として参加しているのか紹介します。

  • 堀越二郎(幼少時)/飛行機の設計士を夢見る少年(声:鏑木海智)
  • 堀越二郎/時代に翻弄されながら飛行機を設計(声:庵野秀明)
  • 二郎の母/厳格な性格をした母(声:竹下景子)
  • 堀越加代(幼少期)/兄である二郎になつく妹(声:信太真妃)
  • 堀越加代/兄である二郎が恋しくて会いにいく妹(声:志田未来)
  • 里見菜穂子(幼少期)/震災で二郎に助けてもうらう少女(声:飯野茉優)
  • 里見菜穂子/二郎と再会する女性(声:瀧本美織)
  • 菜穂子の父親/娘を心配する心優しき父親(声:風間杜夫)
  • 本庄/二郎の親友(声:西島秀俊)
  • 黒川/二郎の上司(声:西村雅彦)
  • 黒川夫人/二郎と菜穂子のよき理解者(声:大竹しのぶ)
  • 服部/二郎を高く評価する課長(声:國村隼)
  • カプローニ/二郎が尊敬する飛行機の設計士(声:野村萬斎)

『風立ちぬ』のストーリー

麦わら帽子

堀越二郎は幼いころから、飛行機を作る事ばかり考えていました。そのため、起きている時だけではなく、夢の中でも飛行機が出てきます。所が、その夢の中には尊敬する『カプローニ伯爵』が出てきて、お互いに飛行機について熱く語り合う事になるのです。

二郎とカプローニ伯爵の夢(起)

二郎は、学校で、英語で書かれた飛行機の本を借ります。そして、夜になったら眠り始めて、夢の中で屋根の上に上がり、夜空を眺めていました。それを不思議に思った妹の加代は「何をしているのですか?」と聞いてみたら、二郎は「遠くのものを見ていたら目がよくなるのです」と答えます。

二郎は、いきなり草原を走り出していて、そこにカプローニ公爵が現れて「私の夢の中のはずだが?」と語りかけてきます。そこで、二郎は「私の夢でもあります」と答えるのです。カプローニ公爵は、イタリアの戦闘機を紹介して「見たまえ、あの半分ぐらいは戻ってこない。あれで敵の街を焼いてくる」と教えます。

しかし、カプローニ公爵は「じきに戦争は終わる。それからコイツ(航空機)を作るのだ」と、自慢の航空機に二郎を乗せて、飛行機について語り合います。その後に二郎は母親に起こされてしまいます。そこで二郎は「僕は飛行機の設計士になります」と言ったら、母親は「素晴らしい夢ですね」と褒めてくれるのです。

二郎と菜穂子の出会い(承)

二郎は、大人に成長して、列車に乗って移動していました。この頃の列車は完全に密閉された乗り物ではなく、外へ出られる場所があったので、そこへ行き本を読み始めます。所が、風が吹き始めて二郎の帽子が飛んでしまいますが、近くにいた育ちの良い菜穂子が帽子を取ってくれて、二郎は軽く会釈をして感謝の言葉を述べました。

二郎や菜穂子にとっては何気ない旅路のはずでしたが、突然大地が揺れ始めて、列車は緊急停止したのです。世に言う『関東大震災』です。この衝撃によって、菜穂子に従っていた侍女のお絹は足を骨折してしまいます。そこで、二郎はお絹を背負って、安全な所まで運びます。

やがて菜穂子の家の者が助けに来ますが、二郎は名前も告げずに去っていきます。それから二郎は、親友の本庄へ会いに行きます。そこで、近くにあった紙切れを拾い上げます。その紙切れにはカプローニ公爵が書かれていて、二郎は「本当に(飛行機を)作り上げてしまうのだから、カプローニ公爵の夢は壮大だ」と感心するのです。

念願の飛行機の設計士に(転)

二郎は、学校の昼休みにいつも鯖ばかり食べていました。それを疑問に思う本庄に対して、二郎は鯖の骨の曲線に見入っていたのです。これが後の二郎の飛行機の設計に大いに役立つことになります。所が、学校に人づてで、飛行機を設計する道具を送ってくれた者がいました。それは列車で助けた者に違いないと思い、二郎は外へ飛び出します。

しかし、外には誰もいなかったのです。そして二郎は学校を卒業して、本庄が働いていた会社へ就職する事になりました。そこでは飛行機の設計の仕事をする事になり、二郎の夢が実現しようとします。この会社では、上司の黒川が厳しく接してきますが、二郎はしっかりと仕事をこなしていきます。

やがて、二郎は服部課長の目に止まり、黒川や服部課長から信頼されるほどの設計士に成長していきました。そして、二郎はドイツまで行き、外国の航空機の技術を学びにいきます。所が、そこで再びカプローニ公爵と夢の中で出会いますが、空と飛ぶという人類の夢は、戦争にも使われるので、呪われている夢でもあるとつぶやきます。

二郎と菜穂子が結婚(結)

二郎は飛行機の設計士として順調に出世していき、あるホテルへ泊まる事になりました。そこで泊まっていた菜穂子と再会して、次第に二人は惹かれ合う事になりますが、彼女は結核の病を患っていました。しかし、二郎は結核を気にせずプロポーズします。菜穂子の父は、認めるべきか悩みますが、二人の情熱に負けて結婚を認めます。

しかし、激動の時代は二郎を放って置かず、特高(特別高等警察)が嗅ぎ回るようになります。そこで会社は二郎をかくまうために離れの家を用意します。二郎と菜穂子はそこで結婚式を挙げて、つかの間の幸せに包まれます。所が、、菜穂子の症状は重くなる一方でした。

そこで、やせ細った体を見せたくないと思って、菜穂子は書き置きの手紙を残して立ち去っていきました。そんな辛い事はありましたが、二郎の飛行機がようやく完成します。この飛行機こそ、世界の列強を圧倒させる『零戦』でした。しかし二郎の夢は、人類の空を飛びたいという夢を叶えるものだったのは間違いありません。

『風立ちぬ』の豆知識

日本の国旗

風立ちぬに登場する堀越二郎は、実在する人物で、日本だけではなく世界の歴史に大きく関わっていきます。そのような人物にスポットを当てた映画に関連する情報を紹介するので、ご覧になってみて下さい。

堀越二郎の功績

堀越二郎は、大戦中には多くの兵器の設計に関わる事になります。しかし、それは戦争を行いたくてやっていた訳ではなく、夢の中で現れたカプローニ公爵と同じで空を飛びたいという夢を叶えるためのものだったはずです。

実際に大戦が終わったら、二郎は飛行機の飛行性や安全性の改善に尽力するようになって、世界から認められていきます。そして二郎が亡くなった時には、NYタイムズなど多くの新聞で報道されたのです。

『風立ちぬ』の主題歌

ジブリの映画『風立ちぬ』の主題歌は、 荒井由実さんの『ひこうき雲』です。激動の時代にスポットを当てた映画の主題歌ですが、優しい曲調で、空に憧れて導かれる歌詞になっています。それは、まさに空を飛ぶ夢に生き続けた二郎の人生そのものを歌っているような曲になっています。

『風立ちぬ』の感想

空を飛ぶ紙ヒコーキ

風立ちぬは、二郎が激動の時代に翻弄されながら、国産の飛行機を作っていく映画です。そのような映画を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

『風立ちぬ』の残念な所

風立ちぬのストーリーは、少し重い内容になっているので、好みの分かれる作品です。私は、歴史に興味があるほうなので、それほど違和感を抱く事がなく、見る事はできました。しかし、初期のジブリ作品が好きな方には、あまり面白みを感じる事ができないので、注意したほうが良いです。

そして、この作品で最もダメだと思った所は、大人になった二郎の声が、ほぼ棒読みだった事です。ここまで、ひどい棒読みは初めて聞いたので「もう少し何とかならなかったのか?」と思ってしまいました。落ち着いた男性である事を伝えたかったのかもしれませんが、あまりにも不自然に聞こえたので、残念な所でしたね。

『風立ちぬ』の見所

関東大震災が起きた時に、地面が波打つシーンがありますが、少し斬新な表現方法で描かれていて、画面に引き込まれそうになります。さらに、風によって菜穂子と出会い、風を利用して飛行機の設計を考えていくストーリーは、まさにタイトル通りになっていました。

その風の恩恵は、激動の時代をあまり重苦しく感じさせないストーリーになっていて、いつの時代にも青春や希望はあるのだなと思わせてくれて、この映画の大きな見所になっています。