映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』妖怪によって妻が黄泉の国へ

DESTINY 鎌倉ものがたりは、作家の一色正和が、妻の亜紀子と幸せな夫婦生活を鎌倉で送っていました。所が、この鎌倉には人間だけではなく妖怪や幽霊なども一緒に共存している不思議な世界だったのです。そして、妻の亜希子は妖怪のせいで、黄泉の国へ旅立とうとするので、詳しく紹介しましょう。

『DESTINY 鎌倉ものがたり』のキャスト

捜査に協力する一色正和

引用:https://eiga.com/movie/86436/gallery/8/

日本で製作されたファンタジー映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』は、2017年12月9日に日本で上映されました。DVDの収録時間は、約103分になります。  

監督&脚本&原作

鎌倉で人間と妖怪が共存していくファンタジー映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』を製作したのが、あの山崎貴監督です。こちらの監督は『ALWAYS 三丁目の夕日』を製作した事でも有名です。

  • 監督:山崎貴
  • 脚本:山崎貴
  • 原作:西岸良平 

登場人物&役者

鎌倉で作家として生活する一色正和を演じるのが、日本の俳優として高い知名度を誇る堺雅人さんです。さらに、若手女優の高畑充希さんや、異色の俳優として知られるムロツヨシさんなど豪華なキャスト陣が集結しました。

  • 一色正和/鎌倉に住む作家(演:堺雅人)
  • 一色亜紀子/一色正和の妻(演:高畑充希)
  • 一色絵美子/一色正和の母(演:鶴田真由)
  • 甲滝五四朗/マイナーな作家(演:一色宏太郎&三浦友和)
  • 瀬戸優子/知り合いの女性(演:吉行和子)
  • 優子の旦那/優子と一緒に旅立つ夫(演:橋爪功)
  • 本田/正和を担当する編集者(演:堤真一)
  • 本田里子/本田の妻(演:市川実日子)
  • 本田浩子/本田の娘(演:粟野咲莉)
  • ヒロシ/本田里子と仲良くする男(演:ムロツヨシ)
  • キン/一色の先祖のお手伝い(演:中村玉緒)
  • 貧乏神/一色家に居座る神(演:田中泯)
  • 死神/優子を迎えにきた死神(演:安藤サクラ)
  • 稲荷刑事/一色家を訪ねる刑事(演:要潤)
  • 大仏署長/現場を説明する署長(演:國村隼)
  • 金満麗子/ある事件の被害者(演:瀬戸たかの)
  • 金満和夫/金満麗子の夫(演:木下ほうか)
  • 小料理屋女将/鎌倉の飲み屋の女将(演:薬師丸ひろ子)
  • 偽亜紀子の亭主/亜希子に似ている女性の夫(演:中村靖日)
  • 偽亜紀子の子供/亜希子に似ている女性の子供(演:後藤由依良)
  • 赤い手の魔物/一色亜希子にイタズラする魔物(演:中台あきお)
  • 天頭鬼/一色亜紀子に執着する魔物(演:古田新太)

『DESTINY 鎌倉ものがたり』のストーリー

一色正和と亜紀子

引用:https://eiga.com/movie/86436/gallery/2/

亜紀子は、夫との新婚旅行が終わってしまい、テンションが下がっていました。さらに自分が作家の妻として、やっていけるのか不安を感じていました。夫の正和は、そんな妻に優しい言葉をかけますが、これから多くの妖怪や死神たちによって、信じられない出来事が待ち構えていたのです。

ゆったりとしない鎌倉の時間(起)

正和は「鎌倉は時間がゆったりと進むからねぇ」と話していましたが、新婚生活が始まってみたら、夫は締め切りに追われて忙しい日々を送ってしまい、亜紀子は「全然ゆったりとしていないじゃない」と立ち尽くしてしまいます。

そんな正和に原稿を貰いに来ていたのが、担当編集者の本田でした。それでも原稿は何とか送る事ができて、正和たちは本田を送るために外へ出たら、そこを変な生き物が横切っていきました。それを不思議に思う亜紀子に対して「ただの河童だろう」と言って、鎌倉には何千年も前から妖気がたまっていると説明します。

それからというもの、亜紀子は怖がるようになってしまって、正和は「やりすぎたぁ」と後悔してしまいます。正和は、妻にばかり大変な思いをさせてはいけないと想って、キンさんという一色家のお手伝いを呼びました。その心遣いに喜ぶ亜紀子は、少しずつ鎌倉の生活に慣れていったのです。

妖怪や幽霊が登場(承)

正和たちは、鎌倉の魔物たちが行っている夜市に足を運んでいたら、そこに優子さんと会います。この優子さんは、正和とは顔なじみでしたが、亜紀子は初対面だったので、軽く自己紹介して自宅へ帰る事にしました。

所が、優子はすでに亡くなっていて幽霊だったのです。実は、優子は死神に頼み込んで、鎌倉にある幽霊申請をすれば、生きている人間から生気を分けてもらう事によって、この世界で生きる事ができるのです。

翌日になったら、自宅に稲荷刑事がやってきて亜紀子は驚いてしまいます。実は、正和は心霊捜査課の顧問だったのです。そして正和は捜査協力に応じて、難事件を解決します。しかし、犯人が夫である事を知って、亜紀子はショックを受けます。それについて冷淡に答える正和と、亜紀子は軽く口論してしまうのです。

妻に忍び寄る魔の手(転)

しかし、優子は夫と一緒に黄泉の国へ旅立つので、正和は亜紀子と一緒にそれを見送ります。二人は、優子たちのような夫婦もいる事を励みに、再び幸せな夫婦生活を送るのです。所が、本田も病気で亡くなってしまい、幽霊申請しようとしたら、最近は申請の数が多くなって、非常手段を取って魔物に転生してしまいます。

本田は魔物で妻を見守ろうとしたら、他の男と仲良くなるうになっていくのを見てショックを受けます。そんな時に、一色家に居座るようになっていた貧乏神に対して、亜紀子は優しく接して、貧乏神が持っていた古い茶碗を新しい茶碗に交換したのです。これが後に亜紀子の運命を大きく変える事になります。

それから正和は、落ち込んでいた本田を飲み屋に連れていき、女将と一緒になって慰めるのです。その時、自宅にいた亜紀子は電話で「前回取り下げた仕事をやはり正和さんにしてもらいたい」とお願いされいて、急いで正和のもとへ走ろうとしました。所が、亜紀子は何かに足を掴まれてしまって、体を無くしてしまうのです。

黄泉の国へ旅立つ亜紀子(結)

亜紀子は、幽霊になってしまって、体だけが見つからなくなったので黄泉の国へ旅立つしかありませんでした。正和は、妻の体を見つけようとしますが、不幸にも、妻が黄泉の国へ旅立ったあとに妻の体を見つけてしまったのです。そこで正和は自宅の納戸に埋もれていた甲滝五四朗の原稿に書かれていた黄泉の国へ行く方法を参考にします。

正和は黄泉の国で、亜紀子と再会しますが、妻に以前から執心していた天頭鬼に追われてしまいます。実は、この天頭鬼の手下の仕業で、妻は黄泉の国へ旅立つハメになったのです。正和たちは天頭鬼に追い詰めらえて、大きな手によって正和は握りつぶされそうになります。

そして天頭鬼は、夫の命と引き換えに「自分と夫婦になる事を誓え」と要求してきたのです。亜紀子は夫を救うために、涙を流しながら「亜紀子は天頭鬼様と永久に夫婦となる事を誓い……」と言おうとするのです。はたして、亜紀子は本当に天頭鬼と夫婦になってしまうのでしょうか?

『DESTINY 鎌倉ものがたり』の豆知識

瀬戸優子と旦那たち

引用:https://eiga.com/movie/86436/gallery/9/

黄泉の国へ旅立った妻を追いかける映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』に関連する情報をいくつか紹介するので、よかったら、ご覧になってみて下さい。

鎌倉の歴史

鎌倉は、武家の本拠地とも言える古都(首都でありません)で、源頼朝が活躍する時代には、鎌倉に何か一大事があったら「いざ鎌倉へ」を合言葉に、武士たちが迅速に鎌倉へ駆けつけた事がありました。

その源頼朝を支えたのが、天才的な軍略家である源義経です。大河ドラマでも源義経が主人公になった事がって、その時に演じたのが、ジャニーズのアイドル滝沢秀明さんでした。さらに、戦国時代になっても上杉謙信が、鶴岡八幡宮に参詣して関東管領職に就任したのです。

このように鎌倉は、日本の歴史に大きく関わる出来事がいくつもあるので、妖怪の映画の舞台になっても何の不思議もないでしょう。

『DESTINY 鎌倉ものがたり』の主題歌

natalie.muDESTINY 鎌倉ものがたりの主題歌は、宇多田ヒカルさんの『あなた』です。この歌は、作家の一色正和が、黄泉に旅立った妻を想って、嘆き悲しむような歌詞になっています。そのため、この映画が好きな方であれば、何回でも聴きたくなるでしょう。

それほど魅力のある主題歌なので、主演を務めた堺雅人さんは「撮影がおわってから聴いたのが、くやしい。この曲をふまえて、もう一度演じたい気持ちです」と言ったほどです(堺雅人さんの発言は上のリンクから引用しています)。

『DESTINY 鎌倉ものがたり』の感想

妻を守ろうとする一色正和

引用:https://eiga.com/movie/86436/gallery/

鎌倉で、一色夫婦が不思議な生活を送る映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

『DESTINY 鎌倉ものがたり』の残念な所

この映画では、多くの妖怪たちが現れますが、私は妖怪と言うと『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する一反木綿や塗り壁のイメージが強いので、自分が思い描いている妖怪とだいぶ違うなぁと想ってしまいました。

こればかりは、この映画が悪いという訳ではないのですが、ゲゲゲの鬼太郎の妖怪に強い影響を受けている方は、少し肩透かしを喰らうかもしれません。ただし、ゲゲゲの鬼太郎に登場する妖怪とよく似ている者も現れます。

『DESTINY 鎌倉ものがたり』の見所

妖怪の姿はともかくとして、日本の映画なのに妖怪とか神々が登場する作品が少ない事を考えたら、妖怪が登場する作品が新たに登場してくれたのは嬉しい限りですね。実際に、夫婦愛だけではなく、死神や妖怪たちが多く登場する世界観は、他の映画とは大きく異なっていて、DESTINY 鎌倉ものがたりの大きな見所になっています。

そして、DESTINY 鎌倉ものがたりの主題歌がラストで流れる時には、正和と亜紀子の強い夫婦愛を感じられて、その辺りも良かったですね。