『三国志スリーキングダム 第40話』草船で曹軍から矢を借りた経緯

三国志 赤壁

諸葛亮は、曹軍から10万本もの矢を借りる事になりますが、それには2大英雄の確執と、1人の文官の苦悩が関係していました。そこで、なぜ諸葛亮は曹軍から10万本もの矢を借りる必要があったのか紹介しましょう。

『第40話 草船で矢を借りる』のキャスト

諸葛亮の才能が気になってしまう周瑜が、一計を案じていく『第40話 草船で矢を借りる』に登場する人物や声優さんたちは、以下の通りです。

  • 曹操(魏)/周瑜に欺かれる丞相(声:樋浦勉)
  • 曹丕(魏)/蔡瑁の葬儀に向かう曹操の子息(声:前野智昭)
  • 于禁(魏)/蔡瑁の後に水軍都督になる将軍(声:大羽武士)
  • 毛玠(魏)/水軍の副都督になる将軍(声:手塚ヒロミチ)
  • 蒋幹(魏)/手紙を持ち帰る文官(声:林和良)
  • 蔡瑁(魏)/丞相に処刑される将軍(声:高山春夫)
  • 張允(魏)/蔡瑁と共に処刑される将軍(声:鈴森勘司)
  • 蔡中(魏)/蔡瑁の従兄弟(声:林和良)
  • 蔡和(魏)/曹丕の言葉に驚く蔡瑁の従兄弟(声:里卓哉)
  • 周瑜(呉)/策略で蔡瑁たちを陥れる大都督(声:小山力也)
  • 小喬(呉)/蒋幹を見送る周瑜の奥方(声:園崎未恵)
  • 魯粛(呉)/諸葛亮に船を貸す文官(声:岩崎ひろし)
  • 呂蒙(呉)/周瑜の策略に協力する将軍(声:成田剣)
  • 諸葛亮(江夏)/曹軍から矢を借りる軍師(声:堀内賢雄) 

『第40話 草船で矢を借りる』のストーリー

蒋幹は、周瑜の陣営で蔡瑁が周瑜と通じている書簡を見てしまいます。これに驚く蒋幹でしたが、周瑜が「曹操の首を取ってやる」と寝言をつぶやいたので、驚いて寝所に戻ります。しかし、この手紙は周瑜の策略だったのです。

周瑜の手玉に取られた蒋幹(起)

蒋幹が、周瑜と同じ寝床に戻った絶妙の所で、呂蒙が周瑜を起こしに来て、遠方からの知らせを報告に来ました。これに寝た振りをして聞く蒋幹に対して、周瑜は手で制して、少し離れた所まで呂蒙と歩いて行き「蔡瑁は、曹操の護衛は厚くて、手を下すのは難しい……さらに」と報告を聞いていました。

この報告は、蒋幹の耳にも届いて、翌朝になって足早に周瑜の陣から出ようとします。それを見かけた小喬は船の手配をしようとしますが、蒋幹はそれを断って曹軍の陣へ戻っていきました。その後から周瑜は小喬に「行ったか」と声をかけていき、後は蒋幹の行動を見守るばかりでした。

曹軍に戻った蒋幹は周瑜の寝返りに失敗した事を報告して「やはり、そなたを行かせたのは失敗だった、奴らの高笑いが聞こえるようだ」と落胆する曹操。所が、蒋幹はそこで密使を盗み出した事を報告します。その内容を知った曹操は激怒して、蔡瑁と張允を引きずり出します。

曹操の大失態(承)

曹操は、蔡瑁たちに調練を訪ねますが「もうしばらくで調練は無事に終わります」と報告を受けます。しかし曹操は「その調練が終わる頃には、ワシの首がないわ!」と激怒。この言葉に驚く蔡瑁たちに対して、曹操は蒋幹に密書を読ませます。その内容に驚愕した蔡瑁たちは「これは小人の謀(はかりごと)です」と叫びます。

しかし、曹操は蔡瑁たちの処刑を命じて、ここに曹軍は、水軍の名将を二人も失う事になりました。そして兵士が「処刑を終えました」と報告を聞いた時に、曹操は心の中で「しまった、謀られたか」と周瑜の計略に気づきますが、今頃になって自分の非を認める訳にも行きません。

そこで、曹操は水軍を指揮した経験を持つ于禁と毛玠を呼び寄せて、水軍の新しい都督と副都督に命じます。その命令を聞いた于禁は「我が軍は北方の出なので、少しの波でも船酔いしてしまいます」と船を鎖で繋ぐ事を進言して、曹操は「それはよい、蔡瑁たちはそれを知りながら実行しなかった。やはり敵と通じていたのだ」と答えます。

周瑜と諸葛亮の確執(転)

魯粛が大喜びで「大都督の計によって、蔡瑁たちが処刑されましたぞ」と周瑜に報告して「でかしたぞ、蒋幹を使った計がここまで上手くいくとは」と2人で高笑いします。魯粛は「于禁や毛玠では曹軍の負けは必死です」と喜びますが、周瑜は「諸葛亮であれば、この策は見破るかもしれない」と警戒します。

周瑜は魯粛に、諸葛亮が、この計を見破っているのか探らせようとします。魯粛は早速、諸葛亮のもとを訪ねたら、諸葛亮は全てを見抜いていて笑いますが「周瑜殿に聞かれたら、私は気づいていないと言うようにお願いします」と頼み込みました。それが孫劉連盟のためになりますと念を押されてしまい、魯粛はしぶしぶ納得します。

所が、何を思ったのか魯粛は、周瑜に本当の事を喋ってしまい「やはり諸葛亮は取り除かねばなるまい」と劉備軍に恨まれないように、一計を案じます。それが諸葛亮に10日のうちに10万本の矢を作らせて、できなかったら処罰するという無理難題な軍令でした。所が、諸葛亮は「3日で十分です」と答えてしまいます。

草船で曹軍の矢を預かる諸葛亮(結)

諸葛亮は魯粛に「あなたもお人が悪い、周瑜殿に本当の事を喋ってしまったので、私は窮地に陥れられました」と言って「そなた方は水と油だ、間を取り持つ私がどれだけ苦労している事か」と弁明されます。そこで諸葛亮は「まぁよいでしょう、今度は私を助けて下さい」と、ある頼みごとをしました。

魯粛は、諸葛亮の頼みを聞き入れて、1000体の藁人形を乗せた20艘(そう)の船で出発します。しかし、魯粛はどこは向かうのだろうかと思いますが、諸葛亮は曹軍の間近まで迫っていたのです。しかし濃霧だったので、曹操は出撃を禁止して、矢で応戦するように命令。船の藁人形には、曹軍からの雨あられの矢が突き刺さっていきました。

この見事な策略に、魯粛は感服して高笑いしてしまいます。諸葛亮の見事な才知に恐れを抱く周瑜でしたが、12〜13万本もの矢を調達した諸葛亮にお礼を言いに行きます。そこで周瑜は諸葛亮に、お互いに曹軍を破る計を手で書いて、見せ合う事を提案しました。はたして二人が考えた曹軍を破る計とは何なのでしょうか?

『第40話 草船で矢を借りる』の感想

諸葛亮が、わずか3日で10万本以上もの矢を調達してしまう『第40話 草船で矢を借りる』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

 三国志の名言『水と油』

三国時代で出来たのか定かではありませんが、魯粛が周瑜と諸葛亮の関係を『水と油』と評しました。これは、簡単に言ってしまえば犬猿の仲と言える言葉で、水と油がお互いに交じりあわないように、仲良くなれない事を指します。

『第40話 草船で矢を借りる』の残念な所

曹丕は、父が敵の策略に騙された事を蔡瑁の従兄弟たちに頭を下げて「今なら、周瑜に偽りの投降をしても信用される」とそそのかします。 そこで、曹丕は蔡瑁の従兄弟たちが周瑜に本当に寝返らないように「蔡瑁が亡くなった原因は、父(曹操)ではなく周瑜だ」と念を押します。

しかし、曹操の過ちで亡くなったのは事実なので、2人がそのまま言う事を簡単に聞くのは少し無理があるなぁと思ってしまいました。仮にそうだとしても、もう少し苦渋の表情を浮かべる演技があっても良かったのではないかなと思ったのは残念な所ですね。

『第40話 草船で矢を借りる』の見所

諸葛亮は曹軍から一時的に10万本の矢を借りて、後で曹軍にお返しする事になる訳ですが、魏のファンにしてみれば「そんな矢はいらねぇ」と言いたい所でしょう。少し話は脱線しましたが、かつて蔡瑁の計略によって孫権の父である孫堅は戦死してしまいました。