銅雀台で曹植が失ったものとは?三国志スリーキングダム59話

三国志 奸雄

曹操は、銅雀台を完成させて、武官たちには弓矢で競い合わせて、文官たちには文で競い合わせようとします。そして、曹丕と曹植は文で競い合って、曹植の作品は曹操に気に入られます。しかし、司馬懿は何故か「曹植様は民心を失いました」と言うのです。そこで、なぜ曹植が民心を失う事になったのか、詳しく紹介しましょう。

『銅雀台に詩を戦わす』のキャスト

曹丕と曹植が文で競い合う『銅雀台に詩を戦わす』に登場した人物や声優さんたちは、以下の通りです。

  • 曹操(魏)/銅雀台で臣下の気持ちを探る丞相(声:樋浦勉)
  • 曹丕(魏)/二編の文を用意する曹操の子息(声:前野智昭)
  • 曹彰(魏)/弓の腕前を披露する曹丕の弟(声:小林かつのり)
  • 曹植(魏)/見事な文を披露する曹丕の弟(声:鈴木一敦)
  • 司馬懿(魏)/曹丕の才を認める文官(声:佐々木勝彦)
  • 陳羣(魏)/曹丕の相談にのる側近(声:横島亘)
  • 楊修(魏)/曹植の側近(声:鈴木正和)
  • 劉備(荊州)/龐統を重用する皇叔(声:家中宏)
  • 諸葛亮(荊州)/龐統の再会を喜ぶ軍師(声:堀内賢雄)
  • 張飛(荊州)/龐統が去って行く事を憂慮する将軍(声:天田益男)
  • 龐統(荊州)/劉備を認める才人(声:斎藤志郎)

『銅雀台に詩を戦わす』のストーリー

龐統は、酒を持ってくるように行った時に、劉備が「私が持ってきましょう」と自ら酒を用意しようとします。それに驚く龐統でしたが、そこへ部下が「阿斗様の容体が悪くなりました」と知らせてきたのです。

劉備に従う龐統(起)

劉備は「用を済ましたら行く」と言うので、張飛は驚いて「今すぐ行ったほうが良い」と進言しますが「私は先生に無礼を働いた、酒を用意せねば、私の気が済まんのだ」と出かけます。それに龐統は、黙って劉備たちを見つめるのです。

それから、劉備は酒を持ってきますが、龐統は「このぐらいの酒で、傷付いた心を癒せると思うのか」と言い放ってしまいます。そこで、劉備は龐統を仕えさせるのを諦めて、せめて見送る事にしました。劉備は、そればかりか自分の愛馬まで差し出すのです。

龐統は、愛馬に乗って去っていきますが、途中で劉備の元へ戻り「愛馬が主人を恋しく思って上手く行けない」と言い出します。龐統は、違う馬を貰う事にしましたが、そこで「わが君、ぼうっとなさるな。荊州へ」と言い出したのです。これに劉備は驚きますが「今まで名君を探していましたが、ようやく見つけ出しました」と頭を下げます。

曹操の子息たち(承)

荊州で、劉備が諸葛亮に続いて龐統まで配下に加えていた時に、魏では銅雀台が完成していました。この銅雀台の完成に合わせるように、曹彰は父の命で帰還してきたのです。曹丕は弟の曹彰が戦に明け暮れていた労をねぎらいますが、そこでお酒に酔っ払った曹植や楊修たちと出くわしました。

曹操の子息3人がそろった所で、司馬懿が現れて、銅雀台で武官や文官たちが腕を競い合う事を知らせてきます。武官は武術の腕前を披露しますが、文官は詩で競い合うので、司馬懿は「お題を知りたくはありませんか?」と尋ねます。これに曹植は「司馬懿!事前に題目を知っていたら、競い合う事はできないであろう」と叱責。

それに司馬懿は頭を下げて立ち去っていきますが、曹丕は「先生、弟は見ての通り、酒に酔っているので」と励まそうとしたら「曹丕様はお題を知りたいのですな?」と指摘されてしまうのです。曹丕は、それを素直に認めたら、司馬懿は「丞相(曹操)は、題目を知りたい者には知らせるように」と言われていましたと打ち明けます。

曹操の企み(転)

司馬懿は「お題は銅雀台です」と教えてくれたので、曹丕は早速、側近の陳羣とお題について話し合います。そして曹丕は「父は、群臣たちに腕比べさせようとして、群臣や私たちの心を探ろうしているのです」と曹操の魂胆を見破りました。そこで、曹丕は二編の文を用意して、群臣の態度次第で、別の文を出そうと決めました。

銅雀台には、多くの群臣たちが集まりますが、そこには一部の群臣が参加していませんでした。曹操は「荀彧は出てこぬか」と聞いたら荀攸は「どうも病のようで」と答えます。しかし曹操は「心の病だな」と笑います。そして、武官たちは弓の腕前を競い合ってみたら、曹彰が見事に的の真ん中に弓矢を射抜きます。

これに曹操は満足して、曹彰に褒美をとらせます。次に、文官たちに銅雀台をお題にした詩を書かせる事にしました。曹丕は漢王朝を讃える詩を書いたのに対して、曹植は曹操を讃える詩を書きます。これに曹操は、曹植に官位をさずけて、多くの者たちが曹植の元を尋ねて、お祝いの言葉を述べていました。

曹丕を認める司馬懿(結)

曹植に対して、曹丕の元には誰も尋ねに来ませんでした。所が、司馬懿だけが曹丕のもとを訪てきたので、曹丕は驚きます。そして司馬懿は「銅雀台には漢室に忠誠を尽くす者たちが参加しませんでした。そのため、曹植様は漢室に忠誠を尽くす者たちから指示されず、民心を失ったでしょう」と答えるのです。

それに司馬懿は「曹丕様は、多くの識者から指示されるはずです」と言いますが、曹丕は「あれはまぐれです」と謙遜します。しかし、司馬懿は二編の文を用意していた事も見破って、自分の才覚を隠そうとする曹丕の聡明さを褒め称えるのです。

そして、以前から曹操と約束していた通り、司馬懿は「曹沖様が亡くなってから、3年が経ったので、ご子息のお一人の師父になります」と申し上げます。それに曹操は「そなたが選んだ者は誰だ?」と尋ねますが、はたして司馬懿は誰を選ぶのでしょうか?

答えを知りたい方はネタバレをクリック

司馬懿は「曹丕様」と答えたら、曹操はゆっくりと司馬懿の顔を見つめるのです。これが後の曹操の後継者争いに大きな影響を及ぼす事になります。

『銅雀台に詩を戦わす』のまとめ

動画配信U-NEXTで配信されている『銅雀台に詩を戦わす』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい(本ページの情報は2018年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください)。

『銅雀台に詩を戦わす』の残念な所

曹植が酒で酔いつぶれるシーンが多く出てきますが、あまりの醜態ぶりに「さすがにここまでひどくないだろう」と思ってしまいました。

確かに、三国志演義でも、曹植は酒と詩を愛した事は書かれているのですが、あまりにもひどかったですね。そこは、もう少し演出を抑えても良かったでのはないかなと思いました。 

『銅雀台に詩を戦わす』の見所

曹植の側には、楊修が現れて、曹丕の側には司馬懿が近づきます。この二人が後に魏の命運を大きく左右する事になります。それを考えたら、この4人が出会うシーンは、魏が大きく動き出す所であり、第59話の大きな見所です。

それにしても、楊修は自分の才をひけらかす所があって、曹植に大きな影響を及ぼした事は間違い無いでしょう。もしも、楊修ではない者が側近になっていたら、曹植は曹丕のように、もう少し用心深い性格をしていたのかなと思ってしまいました。

上の広告の商品は53〜63話まで収録