呉が阿斗を騙し盗ろうとした手口!三国志スリーキングダム65話

三国志 奸雄

呉では、劉備が荊州を留守にしている間に、孫小妹と共に阿斗を騙し盗ろうとします。その手口は巧妙で、あの諸葛亮をも焦られてしまうのです。そこで、呉がどのような手口で阿斗を騙し盗ろうとしたのか紹介しましょう。

『第65話 江を遮り阿斗を奪う』のキャスト

呉が劉備の後継者 阿斗を騙し盗ろうとする『江を遮り阿斗を奪う』に登場した人物や声優さんたちは、以下の通りです。

  • 劉備(荊州)/劉璋と漢室中興を誓う皇叔(声:家中宏)
  • 諸葛亮(荊州)/荊州の異変に焦る軍師(声:堀内賢雄)
  • 龐統(荊州)/劉璋を始末しようとする軍師(声:斎藤志郎)
  • 張飛(荊州)/阿斗を奪還しようとする将軍(声:天田益男)
  • 趙雲(荊州)/張飛と共に奮戦する将軍(声:遊佐浩二)
  • 劉璋(蜀)/劉備と部下の板挟みになる益州牧(声:塾一久)
  • 法正(蜀)/悪知恵を働かせる文官(声:飛田展男)
  • 張任(蜀)/劉璋を守る将軍(声:鈴木正和)
  • 孫権(呉)/呂蒙を抜擢する呉侯(声:咲野俊介)
  • 孫小妹(呉)/母の危篤を知る劉備の妻(声:中村千絵)
  • 魯粛(呉)/呉の将来を憂う大都督(声:岩崎ひろし)
  • 呂蒙(呉)/冷静沈着な将軍(声:成田剣)
  • 張昭(呉)/魯粛と共に行動する文官(声:岩崎ひろし)
  • 周善(呉)/阿斗を騙し盗ろうとする者(声:加藤亮夫)

『第65話 江を遮り阿斗を奪う』のストーリー

法正は劉備に拝謁をして「張松から密書が届きました。劉璋殿が成都を出られて、こちらに向かってくるとの事」と報告。これに劉備は「成都からここまで300里、心のこもった歓迎」と感謝します。しかし、法正は「これは絶好の機会」と言うのです。

劉備が重んじる仁義(起)

劉備は「絶好の機会とは?」と尋ねたら、法正は「成都の守りは固い。今回劉璋殿は巣穴を出られたも同然。劉璋殿を盾にすれば、成都を帰順できます」と答えるのです。それに龐統も「兵を失わずに蜀を手に入れられたら、幸いですぞ」と同調しますが、劉備は「出迎えに来た人間を殺せと言うのか?」と激怒。

しかし、法正は「劉璋殿は歓迎しても、配下は違います。特に張任は厄介です、あの者は劉璋殿から3千の兵を引き連れるようにと言われたのに、3万もの兵を集めています」と忠告。さらに龐統も「先手必勝でいき、劉璋が来たら合図で一気に殺す。そうすれば弓矢を全く使わず、事は収められます」と進言。

それでも劉備は「この件に関しては二度と言うでないぞ、同族をだまし討ちにできるか!」と意思は固かったのです。劉備が立ち去った後に、龐統は「仁義で立てられた我が君が、仁義で謝るとは実に残念だ」と天を仰ぎます。

龐統と法正の悪巧み(承)

落胆する龐統に対して、法正は「あなたは大権を握っている、(劉璋の始末を)終えてから報告すれば良い」とそそのかしてきました。龐統は「ワシに悪事を勧めるとはな」と笑いますが「人の事を笑えまい、そなたも」と二人で高笑いするのです。

それから、ついに劉璋は到着しますが、劉備は魏延に兵を退がらせるように言います。主君の命とあれば、魏延は従うしかありませんでしたが、龐統はここで魏延に密かにある事をふきこむのです。そして、劉備と劉璋は陣営で「同族(劉氏)で、共に漢室の中興を誓う」と乾杯します。

所が、魏延が席を立ち「酒の席には剣舞がつきもの、私が披露いたします」と名乗り出てきました。異変を感じた張任は「剣舞には相手がつきもの、私がお相手いたす」と言い出して、多くの将兵たちも次々に参加し始めたので、劉備は盃を机に『バァーン!』と叩きつけて「これは鴻門の会ではなく、親睦を深める場だぞ」と一喝。

呉の世代交代(転)

劉璋は、成都に戻ってからも劉備の仁義にいたく感謝しますが、張任からは「劉備はともかく、配下の者どもは油断できません」と進言。そこへ張魯が蜀へ攻め込んできたという知らせが届いたので、張任は「ここで劉備に出撃させて、張魯を討つために来たのか?蜀を取りに来たのか見極めては」と迫ります。

劉璋は、到着したばかりの劉備を出撃させる事にためらいますが、重用している張任から強く勧められたので、劉備に出撃してくれるように頼みました。所が、その頃、呉では、多くの将軍たちが手薄になった荊州を奪おうと孫権に進言していたのです。

しかし、呂蒙は「呉国太様が承知なさいますまい、向こうには愛娘の孫小妹様がいるのですから」と冷静に述べます。それが大きく効いたのか?孫権は呂蒙を副都督にしようとして、魯粛に相談したら「力及ばずとも呂蒙殿がきっと(荊州の奪還を)やり遂げてくれるでしょう」と賛成するのです。

呉が阿斗を騙し盗ろうとした手口(結)

こうして呂蒙は副都督になり、いよいよ孫権は荊州奪還のための大戦に備え始めました。そして周善が密かに、荊州へ潜り込んで孫小妹に拝謁して「母君の呉国太様が危篤(きとく)に陥っています、早く江東にお戻りください」と嘆願します。孫小妹は「母上がそんな容体になっていたとは、分かった諸葛亮に伝えてから行く」と答えます。

しかし周善は「なりません!諸葛亮は母君から送られた手紙を3通も握りつぶした狡猾な男。あの者は孫小妹様を人質にしようとしているのです」と言い始めます。孫小妹は母の容体を思えば、どちらを信じるべきか悩んでいる時間はありませんでした。周善は言葉たくみに孫小妹を騙して、阿斗も一緒に連れていこうとします。

その異変に気づいた諸葛亮は慌てて、趙雲や張飛を派遣して阿斗だけを取り戻して孫小妹は呉へ帰っていきました。その知らせを聞いて落胆する劉備に対して、龐統は「女はいくらでもいますが、蜀は代わりがありません」と言いますが、ここで劉備は、蜀について驚くべき事を言うのです。はたして劉備は何を考えているのでしょうか?

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劉備は「私が蜀を取りたくないとでも?その気持ちは誰にでも負けはせん」と、密かな野望を打ち明けるのです。

『第65話 江を遮り阿斗を奪う』のまとめ

動画配信U-NEXTで配信されている『第65話 江を遮り阿斗を奪う』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい(本ページの情報は2018年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください)。

三国志の名言『第65話 江を遮り阿斗を奪う』

劉備が、荊州と蜀の将兵たちに「これは鴻門の会ではないぞ!」と一喝しますが、この鴻門の会とは、劉備の先祖である劉邦が、項羽と会見した事を指します。当時は、項羽が絶対的な力を誇っていて、野心があると疑われた劉邦が弁明に行く時でした。

劉邦には張良という優れた軍師がいましたが、項羽にも范増という名軍師がいたのです。范増は「ここで劉邦を殺して憂いを断つのです」と進言。そして范増は項荘に剣舞をさせて劉邦を殺させようとします。それに異変を感じた張良が漢軍の豪傑である樊噲に危機を知らせて、劉邦を守ったのです。

それからも、劉邦側は項羽に貢物を差し出してへりくだった態度を続けたので、項羽は劉邦の処刑を取りやめます。范増は「これで天下は劉邦のものになる」と天を仰ぎますが、その予言は見事に的中して、のちに劉邦は項羽を殺して漢王朝400年の礎を築くのです。

『第65話 江を遮り阿斗を奪う』の残念な所

劉備は仁義を重んじる男で、何回も領土を取れる機会を逃してしまいます。それに引き換え、劉邦は項羽と和平を結んだ後に、張良たちから「今こそ項羽を殺す絶好の機会」と進言されたら和平を破って楚軍に攻め寄せます。

途中で苦戦はしましたが、見事に劉邦は楚軍を打ち破って天下を統一するのです。この辺りが、劉備が劉邦に劣っている所だったのでしょう。それを思うと、劉備が劉邦のように、天下を取るためであれば周りから何を言われても、臣下の忠言を聞き入れていたら天下が取れたかもしれないというのは残念ですね。

『第65話 江を遮り阿斗を奪う』の見所

諸葛亮にやられっぱなしだった呉が、ようやく諸葛亮に目にものを見せられたのは、呉のファンにとっては大きな見所でしょう。確かに阿斗を奪還したのは不幸中の幸い……だったかどうかはともかくとして、孫小妹が呉に戻られたのは痛恨の極みだったでしょう。

これによって、呉はいつでも荊州を攻められる準備を整えた訳ですから、諸葛亮は魏だけではなく呉にも注意しながら、天下の統一を目指す事になりました。

上の広告の商品は、第64〜73話まで収録