孔明が呉の討伐を反対した4つの理由!三国志スリーキングダム77話

三国志 天下三分

劉備は皇帝になる事を決断しますが、最初に出した詔は呉の討伐でした。しかし、諸葛亮(孔明)は劉備に「呉を討伐すべきではない4つの理由があります」と主張したのです。そこで、諸葛亮が主張する4つの理由とは何か?詳しく紹介しましょう。

『第77話 張飛、殺害される』のキャスト

劉備が呉の討伐を反対されてしまう『第77話 張飛、殺害される』 に登場した人物や声優さんたちは、以下の通りです。

  • 劉備(蜀)/蜀漢を建国する皇帝(声:家中宏)
  • 諸葛亮(蜀)/呉の討伐を反対する軍師(声:堀内賢雄)
  • 趙雲(蜀)/諸葛亮と共に劉備を諌める将軍(声:遊佐浩二)
  • 張飛(蜀)/自暴自棄になる将軍(声:天田益男)
  • 李厳(蜀)/劉備に皇帝になる事を勧める将軍(声:加藤亮夫)
  • 范彊(蜀)/張飛から叱責される将軍(声:前野智昭)
  • 張達(蜀)/范彊と共に刑罰を受ける将軍(声:乃村健次)
  • 孫権(呉)/劉備の動向を気にする呉侯(声:咲野俊介)
  • 諸葛均(呉)/劉備の詔の内容を報告する文官(声:内田直哉)

『第77話 張飛、殺害される』のストーリー

劉備は、自分が皇帝になる事について、蜀の旧臣(李厳・黄権など)の動向が気になっていました。そこで、劉備は李厳に意見を聞こうとしたら、李厳も諸葛亮と同じように皇帝になる事を勧めてきたのです。

劉備が蜀漢を建国(起)

劉備は李厳の進言を聞き入れて、皇帝となり、西暦221年蜀漢が建国されました。多くの重臣たちが、劉備が皇帝になる晴れ舞台を見守ります。皇帝になった劉備は「天子として、ここに初めての詔を出す、必ず呉を討たん」と宣言。それに表情を変えた趙雲は、すぐに劉備の屋敷へ訪れます。

趙雲は「目下の国賊は孫権ではなく曹丕。孫権と戦えば、曹丕が利を得る事になります」と忠言。しかし劉備は「孫権は関羽の命を奪い、荊州まで奪った。奴とは決して並び立たん」と静かに怒りを表明。それでも趙雲は「兄弟の仇は私ごと。皇帝になったからには、天下の事を重んじられますよう」と諌めます。

劉備は「趙雲よ、弟の仇をうてなければ、皇帝になった意味がない」と納得しようとしません。そこへ諸葛亮も訪れて「私も趙雲将軍に賛成です。呉への出兵は見合わせて下さい」と進言します。

諸葛亮が呉の討伐を反対した4つの理由(承)

劉備は諸葛亮の進言を聞いても、納得しようとしない表情を浮かべます。そこで、諸葛亮は呉を討伐すべきではない理由を4つもあげるのです。

  1. 蜀漢の敵は呉ではなく曹賊の魏
  2. 呉は荊州を手中にしているので、戦になれば呉のほうが有利
  3. 蜀から呉まで2千里までの道のりで兵糧を運ぶ事が困難
  4. 蜀と呉が戦えば、魏が漁夫の利を得てしまう

劉備は「文武の頭(諸葛亮・趙雲)が止めるなら、呉の討伐を見合わせる」と言うので、諸葛亮と趙雲は「賢明にございます」と頭を下げます。所が、劉備は「呉の討伐を諦めた訳ではない、戦いの準備を進めて、機をうかがう」と言い放って、諸葛亮と趙雲は顔を青ざめてしまいます。

劉備の決定に揺れ動く者たち(転)

呉では、諸葛均が孫権に「劉備は皇帝となり、初めての詔では我ら呉を討伐するとの事」と報告していました。それに孫権はすぐに文武百官を集めますが、そこに諸葛亮が劉備を止めたという報告が届いて、孫権は安堵(あんど)します。

劉備が呉を討伐するかどうかで揺れていた者は、呉だけではなく蜀にも大勢いました。そのうちの一人が、劉備や関羽の義弟である張飛だったのです。張飛はいつまでも、義兄が呉を討伐しようとしないので、成都へ乗り込みます。

張飛は劉備に「なぜ呉を討伐しないのか?兄者は皇帝になって桃園の契りを忘れてしまったのか?」と涙ぐんでしまいます。そこで劉備は、関羽が描かれた掛け軸を指さして、関羽と寝食を共にしていると力なく答えます。

劉備が諸葛亮の忠言を無視(結)

張飛は「それなのに、なぜ呉を討伐しないのだ」と食い下がるので、劉備は「よく聞け、関羽の死は短気な性格な所もある、お前も癇癪(かんしゃく)を直さねばならぬぞ、二度と部下を殴ってはならんぞ」と張飛をさとします。

張飛はその言葉を聞いて、閬中(ろうちゅう)に戻ります。所が、劉備はその間に、李厳に戦の準備について訪ねたら「黄権と相談したら、6割の税を集めて、3人に1人を徴兵したら、この秋以降、新たに25万の兵と100万石の兵糧を確保できます」と報告されました。

李厳の言葉を聞いて、劉備は呉の討伐の意思を固めていきました。閬中では、張飛が劉備の忠告を無視して、范彊や張達に無理な命令を下して、それが出来なくて棒叩きの刑にしてしまいました。それに恨みを思った二人は、密かに話し合いますが、范彊や張達たちは何を企んでいるのでしょうか?

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范彊や張達は、張飛が眠っている所を不意打ちして、張飛の首を孫権に届けてしまいます。しかし孫権は、劉備にさらに恨まれてしまうではないかと思って「この疫病神が!」と言い放ち、二人を牢獄に入れてしまうのです。劉備は、その悲報を聞いて「お、おとうとが、死んだ」と倒れてしまいます。

『第77話 張飛、殺害される』のまとめ

張飛が自暴自棄になってしまう『第77話 張飛、殺害される』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

『第77話 張飛、殺害される』の残念な所

劉備は、かつて黄巾の乱で苦しんでいた人民を救うために立ち上がった英雄でした。所が、弟の仇討ちを優先するあまり、李厳から「6割の税を集める事に丞相は反対されています。これを行えば民に大きな負担になりますから」と言われても「非常の時にはやむを得ない」と言ってしまうのです。

つまり、劉備は民の生活よりも、弟の仇討ちを優先した事になる訳です。さらに、張飛は劉備から忠告されていたにも関わらず、范彊や張達たちに恨まれる事をしてしまい「劉備の言葉をどのように聞いていたのだろうか」と思ってしまいました。

劉備は、諸葛亮を軍師として迎え入れてから、順調に領土を拡張できてきました。しかし、蜀は、呉と魏が手を組んでから坂道を転げ落ちるように失墜していくのです。

『第77話 張飛、殺害される』の見所

諸葛亮が、劉備に呉の討伐を反対する理由を4つもあげますが、この辺りはさすが名軍師と言われるだけの事はあるなぁと納得できます。

この時に、劉備が諸葛亮の進言を聞き入れて魏を討伐していたら、どのような歴史になっていたのか、興味深い所ではありますね。