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陸遜が孫権の親族を棒で叩く?三国志スリーキングダム80話

黄忠の囮作戦によって、富池口(ふちこう)で呉軍は大敗します。孫権は、背に腹はかえられず、陸遜を大都督に任じます。ところが、陸遜は夷陵で孫権の親族を棒叩きの刑に処してしまいます。なぜ、陸遜は主君の親族を棒で叩いてしまったのか?詳しく紹介しましょう。

『第80話 陸遜、大都督となる』のキャスト

呉の陸遜が再び蜀の前に立ちはだかろうとする『第80話 陸遜、大都督となる』に登場した人物や声優さんたちは、以下の通りです。

  • 孫権(呉)/陸遜を認める呉王(声:咲野俊介)
  • 陸遜(呉)/新しき大都督になる人物(声:檀臣幸)
  • 諸葛瑾(呉)/韓当や周泰たちを助けようとする文官(声:内田直哉)
  • 程普(呉)/敵中突破する老将(声:里卓哉)
  • 張昭(呉)/陸遜を認めようとしない長老(声:小川真司)
  • 韓当(呉)/死を覚悟する将軍(声:鈴森勘司)
  • 周泰(呉)/自らの失態を謝罪する将軍(声:大羽武士)
  • 劉備(蜀)/陸遜を侮る蜀漢の皇帝(声:家中宏)
  • 諸葛亮(蜀)/陸遜を警戒する軍師(声:堀内賢雄)
  • 馬良(蜀)/劉備に陸遜の情報を伝える軍師(声:福田賢二)
  • 馬謖(蜀)/蜀軍の連勝に油断する文官(声:横島亘)
  • 関興(蜀)/劉備に悲報を告げられない将軍(声:相原嵩明)
  • 黄忠(蜀)/矢傷で重症に陥る老将(声:麦人)

『第80話 陸遜、大都督となる』のストーリー

呉の周泰が、蜀の黄忠の囮作戦に引っかかって突撃してしまって、韓当が周泰を追いかけようとしたら、やはり蜀軍の伏兵が登場しました。呉の両将は敵軍に完全に囲まれてしまって絶体絶命の危機に陥ってしまうのです。

程普の命がけの敵中突破(起)

周泰は「こうなったのは、すべて私の責任です」と謝りますが、韓当は「そうではない!あの老将(黄忠)が満身創痍になりながらも、我らをおびき寄せたのだ」と黄忠の勇姿を褒め称えて、死を覚悟します。

そこへ「韓当・周泰、囲みを突破せよ!」と程普が敵中へ突撃してきました。程普の働きによって、蜀軍の囲みは解かれました。しかし、程普は矢が突き刺さってしまいます。そんな状態でも、程普は、韓当たちに撤退するように告げて絶命。

韓当や周泰は苦渋の決断をして、程普の遺体をおきざりにして撤退していきました。劉備は、程普を討ち取った事を聞いて「呉で、3代(孫堅・孫策・孫権)に仕えた重臣を打ち取るとは大手柄だ、呉は意気消沈しているであろう」と満悦感にひたります。

蜀の人材が再び減ってしまう(承)

劉備は、戦果に満足していましたが、黄忠の姿が見えない事を不思議に思います。関興に、黄忠について訪ねてみても、重苦しい口をなかなか開こうとしませんでした。実は、黄忠は矢傷がもとで重症に陥ってしまったのです。劉備は、黄忠を見舞いに行ったら、黄忠は戦果に満足しつつも、関羽に負けた長沙の戦いを悔いていました。

そんな黄忠に対して、劉備は「そなたが若かったら、関羽とて勝てなかったであろう」と励まそうとしたら、黄忠は劉備の励ましに満足して大笑いする中で、死んでしまいました。劉備は「私は五虎大将軍を三人も失ってしまった、それも全て孫権との戦いでだ。孫家の墓を暴いてくれる」と、全ての責任を呉になすりつけてしまうのです。

呉では、孫権が陸遜を呼び出して「我が軍は富池口で大敗した。10万のうち7万もの精兵を失って、将軍の程普・甘寧・潘璋・馬忠らが戦死した。劉備は夷陵に迫っていて、荊州を失うような事があれば、呉はお終いだ」と嘆きます。陸遜は、孫権の嘆きを最後まで黙って聴きながら、目には静かな闘志が燃えていました。

陸遜が大都督に就任(転)

陸遜は「富池口で負けたから、仕方なく私を登用するのですな?」と尋ねたら「富池口で負けていなかったら、登用しないどころか、兵の士気を乱した罪に問うていた」と声を張り上げます。それに謝罪する陸遜ですが、孫権は「しかし口惜しいかな、そなたには先見の明がある」と、陸遜を大都督に任命します。

孫権は、それから軍議を開いて、軽率な行動で7万もの損害を出した韓当や周泰たちの罪を問おうとします。諸葛瑾や張昭らが助命嘆願しようとしますが、孫権の意思は変わらなかったのですが、大都督になった陸遜が黄忠を仕留めた事や夷陵を守る時間を稼いだ事に免じて、命を助けるように願い出ました。

それを聞いた孫権は「分かった、戦の事はそなたに任した」と言って立ち去ります。それから劉備は、呉軍がわずか10日で数十の砦を築いた事に驚きますが、新しく大都督になった陸遜が若輩者(27歳)である事を知って侮ります。しかし、馬良は「あの孫権が大都督に任じたので、侮ってはいけません」と諌めるのです。

陸遜が孫権の親族を棒叩きにした理由(結)

劉備は、陸遜を試そうとして数十の砦を攻め落としますが、再び20もの砦が築かれて、陸遜を不気味に感じます。呉軍では、砦を守らせるばかりの陸遜に批判が集中して、中でも孫権の奥方の弟である傳駿(ふしゅん)は、軍議に遅れても謝ろうともしませんでした。そこで、陸遜は主君の親族である傳駿を棒叩き80回の刑の処したのです。

これに韓当は諫めようとしますが、陸遜は「義理の弟を傷つければ、主君の顔をつぶす、しかし軍法に情けは無用だ!」と言い放ちます。それでも将軍たちは守ってばかりなので、どうするつもりか策を尋ねたら、陸遜は「多くの砦を蜀軍に攻めさせて、疲弊させて好機を待つ、そのうち天から30万の大軍がやってくる」と答えます。

呉の将兵は理解できない事を言う大都督に呆れてしまいます。その頃、蜀では、劉備はおろか馬謖までもが呉に勝てると思い込んでいました。しかし、諸葛亮は新しく大都督になった陸遜が気になってしまうのです。はたして、呉はこのまま蜀軍に攻め滅ぼされてしまうのでしょうか?

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張昭たち文官は、孫権に、負け続けている陸遜を罷免するように願い出ますが、孫権は頑として聞きません。その頃、夷陵では陸遜が将軍たちと一緒に、刀を握りしめて、酒に多くの血を流し込んで、血の盃を全員で飲み干して「夷陵山脈の最後の尾根にある最後の防御線を死守しようではないか」と誓って、必死の防戦を試みるのです。

『第80話 陸遜、大都督となる』のまとめ

陸遜が一方的に負けているように見えてしまう『第80話 陸遜、大都督となる』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

『第80話 陸遜、大都督となる』の残念な所

劉備も関羽と同じように、陸遜を青二才と侮ってしまいます。しかし、それを馬良が何も劉備に進言しないのは不自然にも思えました。陸遜によって荊州が落ちた事を知ったら、ますます劉備を怒らせる事になると恐れたとも受け取れますが、大いなる失態と言えるでしょう。

実際に、陸遜は守りを固めてしまって、蜀軍は被害を大きくしていき、劉備は焦っていく事になるのです。

蜀でも諸葛亮のように「孫権は戦が不得手でも、人を見る目は確かだ。今まで登用してきた周瑜・魯粛・呂蒙はいずれも逸材だった。それが陸遜を大都督にしたのだから、警戒せねばなるまい」と憂慮する者はいましたが、そのような人物は蜀では少数だったのが、蜀の大いなる不幸でした。

『第80話 陸遜、大都督となる』の見所

孫権の晩年は褒められたものではありませんでしたが、この頃の孫権は多くの重臣たちが罷免を願い出ても、優秀な人材は何がなんでも重く用いる所がありました。なかには用いられなかった者もいますが、それはごく少数の者です。

実際に、劉備は「守ってばかりでは、呉の老臣たちが納得すまい」と侮りますが、孫権が陸遜の罷免を許しませんでした。恐らく、この辺りが蜀の失墜と呉が繁栄していくターニングポイントになる所でしょう。

いよいよ、夷陵で最も激しい、戦いの火蓋が切られる時が迫っており、それが第6部 天下三分の一番の見所となります。