陸遜の火攻めで蜀軍は地獄を見た!三国志スリーキングダム82話

三国志 天下三分

諸葛亮の予想通りに、呉の陸遜は蜀軍へ火攻めを敢行します。その火の量や勢いは、かつて魏の大軍を壊滅させた、赤壁の火攻めに匹敵するものでした。この火攻めにより、蜀軍は地獄を見る事になったので、詳しく紹介しましょう。

『第82話 陸遜、連営を焼く』のキャスト

呉の陸遜が大掛かりな火攻めを行う『第82話 陸遜、連営を焼く』に登場した人物や声優さんたちは、以下の通りです。

  • 孫権(呉)/今後について重臣と話し合う呉王(声:咲野俊介)
  • 陸遜(呉)/蜀軍に火攻めをしかける大都督(声:檀臣幸)
  • 諸葛瑾(呉)/使者として劉備のもとへ赴く文官(声:内田直哉)
  • 韓当(呉)/蜀軍に攻撃を開始する将軍(声:鈴森勘司)
  • 周泰(呉)/陸遜を褒め称える将軍(声:大羽武士)
  • 劉備(蜀)/自分の失態を嘆く蜀漢の皇帝(声:家中宏)
  • 劉禅(蜀)/劉備の子息(声:古谷徹)
  • 諸葛亮(蜀)/陸遜の才覚に驚嘆する軍師(声:堀内賢雄)
  • 趙雲(蜀)/劉備の救援に向かう将軍(声:遊佐浩二)
  • 馬良(蜀)/劉備を心配する文官(声:福田賢二)
  • 馬謖(蜀)/諸葛亮に同意する文官(声:横島亘)
  • 関興(蜀)/劉備を守ろうとする将軍(声:相原嵩明)
  • 魏延(蜀)/成都の守りを任される将軍(声:大塚芳忠)
  • 李厳(蜀)/劉備の危篤に動揺する文官(声:加藤亮夫)

『第82話 陸遜、連営を焼く』のストーリー

諸葛亮は馬謖に「呉は人材の宝庫である、孫策の後には孫権が、周瑜亡き後には魯粛が、呂蒙亡き後には陸遜が出た」と、呉の逸材の多さに感嘆してしまうのです。

諸葛亮の陸遜評(起)

諸葛亮は「陸遜は無名であるが、あれほど忍耐強い男、いくたび負けても乱れず、辱めを受けても動じる気配がない。はては陛下(劉備)をかように追い詰めた。あの智勇は、かつての周瑜に勝るとも劣らない」と陸遜の才覚を恐れてしまいます。

それを聞いた馬謖は「はい、陸遜がいる限り、呉は、20年は安泰でしょう。これからは、蜀と呉は遺恨を取り払い、魏に対抗すべきです」と答えるのです。諸葛亮は「その通りだ、そなたの才覚は陸遜に劣らぬ」と、馬謖を褒めたたえるのです。

諸葛亮は、その後に趙雲を呼び出して「私の推測が正しければ、陛下は惨敗を喫して、蜀軍70万は壊滅する」と説明したので、趙雲は驚いてしまうのです。事は急を要していたので、諸葛亮は「騎馬兵1万で、すぐさま救援に向かい、陛下を白帝城へお連れするのだ」と命じて、趙雲は「御意」とすぐさま出撃しました。

陸遜の苛烈な火攻めが開始(承)

呉軍は夜陰に乗じて、韓当が軍を引き連れて「火矢を合図とし、劉備に火攻めをしかけて、蜀軍が乱れるのを見て、中へと突撃をする。大都督の命である。逃すな、とことん終え、劉備を生け捕れ」と兵士たちに檄を飛ばします。韓当は続けて「肝に銘じよ!この戦、勝たねばならん!」と言って、兵士たちは「必勝!必勝!必勝!」と連呼。

陸遜は「火矢を放て」と命じて、天高く火矢が放たれました。それを見た呉軍が一斉に油と火を使って、矢の先端に火を付けます。攻撃の準備が整ったのを見て、韓当は「攻撃、開始ーーー!」と叫んで、呉軍の兵士たちが一斉に、弓矢や投石機で火攻めを敢行。西暦222年、世に名高い『夷陵の戦い』の始まりです。

夜空は、呉軍の火攻めで赤く包まれて、蜀軍のいた林は一気に炎に包まれました。虚をつかれた蜀軍の兵士たちの鎧にまで、容赦なく炎が包んでいき、まさに地獄絵図が展開されていったのです。巨石には油が塗り込まれていたので、信じれないほどの速さで炎が広がり、多くの隊長たちが死んでいきます。

劉備が茫然自失(転)

炎が付いた大木が次々に倒れていき、多くの馬たちは暴れ出して、蜀軍の兵士たちは炎と暴れまわる馬たちによって、さらに混乱!韓当は「中軍へ攻めいる、劉備を生け捕るぞ、突撃ー!」と命じて、呉軍が一斉に突撃を開始。呉軍は突撃しながら火矢を放ち、蜀軍の兵士たちは逃げ出す事は不可能に近い状態でした。

その頃、劉備は眠っていたので、関興は「陛下、呉軍が火攻めをしかけてきました、私が駆けつけた頃は、陣営は火の海でした」と急いで起こします。劉備はようやく呉軍が出てきたかと思って「私の剣を寄こせ」と外へ出ます。そこで劉備が見たものは、70万もの蜀軍の兵士が次々に命を落として、叫び続ける地獄そのものだったのです。

劉備は茫然自失となって、それを眺めていましたが「孫権を殺せ、陸遜を殺せ!」と叫び続けてしまって、心を乱してしまいます。その間にも蜀軍の兵士たちは命を落としていき、関興たちによって強引に退却させられます。呉軍が大勝利を納めた後に、孫権は陸遜の陣営へ訪れて、共に乾杯しながら、今後について話し合う事にしました。

蜀の前途は多難(結)

孫権・諸葛瑾・陸遜の話し合いによって、魏に対抗するために、蜀と和睦をする事が決まりました。白帝城では、劉備が大敗した事に責任を感じて心身ともに疲れ果てていました。馬良はそれを心配しますが、もはや命は長く続かない状態に陥ってしまいます。それを見た趙雲は、思わず涙ぐんでしまうのです。

劉備は「諸葛亮たちは、まだ来ぬのか」と尋ねて、趙雲は必死に涙をこらえて「もう少しで着きます」と答えます。その頃、成都では、諸葛亮が魏延に守りを任せて、劉禅や李厳たちと共に白帝城へ向かおうとしていました。そして諸葛亮たちが白帝城へ到着したら、変わり果てた劉備を見た諸葛亮は思わず涙を流してしまいます。

そこへ諸葛瑾が和睦の使者として訪れて「呉王からの命によって、蜀軍の捕虜2万や武具などをお返し致します。呉王は、再び蜀との連盟を望んでおられます」と和睦を提案してきました。はたして、劉備は遺恨を取り払って、呉と連盟を組むのでしょうか?

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劉備は「朕を侮辱しに参ったのか!」と激怒しますが、口から血を吐いてしまって、諸葛亮は兄の諸葛瑾に「今はお退がり下さい」と願いました。しかし諸葛亮も連盟を望んでいた上に、劉禅の事を考えた劉備は、呉との連盟を認めるのです。

『第82話 陸遜、連営を焼く』のまとめ

蜀軍70万のほとんどが、灰になってしまった『第82話 陸遜、連営を焼く』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

『第82話 陸遜、連営を焼く』の残念な所

劉備の命が短い事を知った諸葛亮は、すぐに劉禅を連れて行こうとしますが、劉禅は「私が大事にしていたコオロギも一緒に連れて行って良いだろうか?」と訪ねて、諸葛亮は「陛下はご危篤なのですぞ、そのようなものを連れていったら、陛下が激怒なされます」とため息をついてしまうのです。

さらに、劉備が死ぬ間際に、劉禅に今後について話し合おうとしたら、灯りが消えてしまいました。それにあわてる劉禅を見た劉備は「灯りが消えたら、どうする?」と訪ねたら、劉禅は「父帝(劉備)に従います」と答えるので、劉備は深いため息をついて「諸葛亮に伝えよ、私は呉との連盟を同意致す」と力なく言うばかりでした。

このような内容になっていましたが、さすがに、そこまでは、劉禅は馬鹿ではないだろうと思ってしまいましたね……多分。そのため、少し脚色しているのではないか?と思えたのは残念な所です。それと諸葛亮が、馬謖が陸遜に劣らぬと言いましたが、それは後の馬謖の失敗を考えたら、諸葛亮の過大評価だろうなぁと思ってしまいました。

『第82話 陸遜、連営を焼く』の見所

陸遜は、絶体絶命の危機と思われていたのに、前代未聞の大掛かりな火攻めをしかけて、蜀軍を火だるまにしたのは第82話の大きな見所です。その才覚には、呉の周瑜を手玉にとっていた諸葛亮も、認めるしかありませんでした。

実際に、三国志演義では周瑜よりも陸遜のほうが優秀という描かれた方ですが、やはり周瑜の命が短かったので、陸遜と周瑜のどちらが優れているのかというのは難しい所ですね。それでも陸遜がいたお陰で、呉が、魏の司馬懿や蜀の諸葛亮に対抗できたのは確かです。