鹿男あをによし(小説)の書評!サンカクがなければ日本が破滅?

鹿男あをによし『鹿男あをによし(著:万城目学先生)』は、ある女子校の男性講師が、奈良の鹿に話しかけられて、サンカクがなければ日本が破滅してしまう事を告げられます。にわかには信じがたい現象に戸惑いますが、その後に信じられない事が起きてしまうので詳しく紹介しましょう。

『鹿男あをによし』のストーリー

自分は、大学で助手と揉めてしまって、教授から奈良の女子校で臨時講師になってみないかと勧められてしまいます。言われるがまま、女子校に赴任してみたら、授業で遅れてきた女子がいて、それが堀田でした。堀田になぜ遅刻したのかと尋ねたら「My 鹿(マイシカ)で駐禁を取られたんです」と答えてきたのです。

そんな訳がないと思って堀田と揉めるようになってから、なぜか自分のプライベートの情報が、クラスの生徒たちに筒抜けになってしまって、黒板に自分の行動が書かれていたのです。どうなっているのかと気分が滅入りそうになっていたら、何と外でこちらを見ていた鹿が人間の言葉で話しかけてきたのです。

鹿は「先生は使番に選ばれたから、サンカクを持ってきてくれ。それがないと富士山が噴火して大変な事になる」と言い出したのです。しかし、そんな話を鵜呑みにできなかったら鹿に印をつけられて、顔がだんだんと鹿になっていきました。はたして、自分はサンカクを手に入れて日本を……いや自分を救う事ができるのでしょうか?

『鹿男あをによし』の豆知識

鹿男あおによしに関連する豆知識を紹介するので、興味のある方はご覧になってみて下さい。

ドラマ『鹿男あをによし』

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出典:https://www.fami-geki.com/detail/index.php?fami_id=02302

鹿男あをによしは、TVドラマにもなって、玉木宏さんが主人公となって、不運な講師を演じます。そして多部未華子さんが、剣道部の部員として大和杯に参加しようとする堀田を演じてました。

少しキャラクター設定が変わっている所もありますが、小説にはない鹿男あをによしを見る事ができるので、見ておく価値はあるでしょう。

使番とサンカクの関係

男性講師は、鹿の使番となりますが、その他にもネズミの使番や、狐の使番たちもいます。鹿・ネズミ・狐は協力してサンカクという物を使って、鎮めの儀式を行う事により、大ナマズを抑えつけてきました。

ところが、ネズミは性格の悪い者で鹿を困らせようとして、そのサンカクが男性講師に手に入らないように画策していきます。その邪魔をしたのが、ネズミの使番である事を鹿が男性講師に伝えて、サンカクを手に入れるためにもネズミの使番を見つける必要も出てきたのです。

『鹿男あをによし』の感想

小説『鹿男あをによし』を読んだ感想を紹介するので、この小説を詳しく知らない方は参考にしてみて下さい。

『鹿男あをによし』の残念な所

途中までは、堀田という生徒が理解不能な人間に思えてしまうのですが、ある時に剣道部へ入部しようとします。

ネタバレになるので、あまり言いませんが、この剣道部へ入部する事で「あぁなるほどねぇ」と何を考えているのか分かってしまいました。もう少し堀田が謎の生徒のままでいて欲しかったかなという感じがしましたね。

『鹿男あをによし』の見所

鹿から話しかけられてしまう小説なので、ファンタジー小説である事に間違いはないのですが、ミステリーの要素もあるので見所の多い内容になっています。特に、堀田がなぜ男性講師に喧嘩腰なのか?サンカクとは何か?誰が使番なのか?

ストーリーが進むにつれて謎が出てきてはそれを解いて、それから新しい謎がでてきて、それを解こうとします。

このようなストーリーになっているので、ファンタジー小説が好きな方から、ミステリー小説が好きな方まで楽しめる内容になっているのが、鹿男あをによしです。