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『オセロー』の書評!美しい妻を信じられなくなった理由を紹介

悪魔のようなイアーゴー

『オセロー(訳:福田恆存)』は、英雄として名声の高いオセローが、美しい妻 デズデモーナを信じられなくなってしまう小説です。

なぜ、オセローが、愛していた妻の事を信じられなくなったのか詳しく紹介するので、ご覧になってみて下さい(ネタバレなし)。

『オセロー』の登場人物

小説『オセロー』に登場した人物を紹介するので、まだ読んでいない方は、参考にしてみて下さい。 

  • ヴェニス公/オセローの君主
  • オセロー/ヴェニス政府に仕える英雄
  • デズデモーナ/オセローの妻
  • ブラバンショー/デズデモーナの父
  • キャシオー/オセローの忠臣
  • ロダリーゴー/デズデモーナに想いを寄せる男
  • イアーゴー/オセローを陥れようとする悪人
  • エミリア/イアーゴーの妻

『オセロー』のストーリー

ヴェニスで、ロダリーゴーとイアーゴーたちが、名声の高いオセローをうとましく思い、密談を重ねて、オセローを陥れようとしていました。

イアーゴーたちは手始めに、酒に弱いキャシオーに、お酒を勧めた上で、ロダリーゴーが挑発をして騒ぎを起こさせます。

それに不信感を抱いたオセローに対して、イアーゴーは言葉巧みに、キャシオーに罪があるかのようにささやきます。

オセローはついにキャシオーを処罰する事を決断。

デズデモーナは、それを必死に止めようとしますが、イアーゴーはオセローに「デズデモーナ様が、かばいだてするのは、二人が深い仲にいるからです」と耳打ちします。

さらにイアーゴーは、オセローが妻に与えた大事なハンカチーフを、ある方法でキャシオーの手に渡るようにしました。

オセローは、妻がキャシオーをかばった上にハンカチーフまで渡した事を知って、妻の命を奪おうとしますが、はたして夫婦の仲はどうなってしまうのでしょうか?

『オセロー』のまとめ

小説『オセロー』に関連する情報や、私が読んだ感想などを紹介するので、良かったら参考にしてみて下さい。 

オセローの豆知識『妻を信じられなくなった理由』

ストーリーの内容をおおまかに知ったら、オセローが妻を信じられなくなったのは、イアーゴーのせいと受け取れます。

しかし、妻と臣下であれば、よほどの人物でなければ妻の言葉を優先するのが、人間というものです。

妻を信じられなくなった理由として、オセローにとっては、美しい妻は自分の自慢でもあり、不安の対象だった事が考えられます。

そのわずかな不安を巧みについたのがイアーゴーであり、現代版で言えば妻が浮気をしないか心配している夫に、詐欺師がつけ込んだような構図と言えるでしょう。

『オセロー』の残念な所

オセローは英雄であり、優れた軍人だったのに、奸臣の讒言(ざんげん)に騙されていく姿は、残念の極みですね。

イアーゴーの罠が巧妙だったとは言え、こんな簡単に夫婦の仲は壊れて、英雄は腐りきってしまうのかと思うと、少し切なくなってしまう小説でした。

『オセロー』の見所

シェイクスピアの代表作とも言われているオセローだけあって、その悲壮感は凄まじいものがありました。

そんなストーリーの中で、ブラバンショーが、自分の目を盗んで娘がオセローの妻になった事について、オセローに忠告するシーンがありました。

ブランショーが忠告するシーンが、今作の悲劇の伏線にもなっています。

そしてラストシーンでは、イアーゴーの妻 エミリアが夫の企みに気づいて、それを非難しようとして、物語が最高潮に達する所が、今作の大きな見所になっています。